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我が師の訃報に接して

 前回の投稿から既に2年も経ってしまったため、パスワードもすっかり忘れてしまい、古い資料箱をひっくり返す羽目となってしまった書き込みである。

 で、なぜ今頃?ということだが、数年前から年に何回かお付き合いをさせていただくようになった、小生のクライミングの師匠の訃報に接したためである。

 今年の6月頃だったか、それまで略毎日のように続いていた師のブログへの書き込みが、急に途絶えたのだ。

 最近ご母堂の健康状態が悪く、暫く郷里に帰られたりしていたので、そんな関係なのかなと思っていたのだが、本日何日か振りにブログを拝見すると、そこには、ご本人の訃報が流されていたのだ。っえ、ご本人が?
 
 唖然とした。

 ほぼ10年ほど前に、師の講習を受けてからのお付き合いというか、お知り合いなのだが、そのお会いする前から、岩と雪などの雑誌でいろいろな記事を拝見し、年齢的には少し離れるが、小生が一方的に師と仰ぎ、その後も何回か湯川とか城ケ崎でのクラックの講習を受けさせていただいた方である。

 小生、未だジャミングが、さっぱり、出来ない状態である。虫様筋、虫様筋と、意識するのだが、それを使うのか、使っちゃいけないのか、すぐに忘れてしまう。掌の薄い人と厚い人とで、結果が違うのだったと思う。ジャミングをするたびに混乱するのだ。

 思い出しては師のブログを読んでみるのだが、色々なページに色々な筋肉や神経の名前が散らばっており、どこをどう探すのか、頭が混乱してしまい、いつも直ぐにめげてしまうのである。そして、その都度、早く本にまとめてくれないかなぁー。そうすれば真っ先に買うのだけどなぁーとおもったのである。

 これは本当に思うことなのだが、いわゆる医師は勿論、形成外科とか神経外科とかの専門の先生も結構いると思うのだが、そういう、いわゆる専門家からのこの師匠の説に対する反応を殆ど聞かないのだ。一緒に登っているそれらの卵にも話を向けるのだが、一向に興味を示してくれないのだ。

 小生、それらについては門外漢なので、頓珍漢なことを言っているのかも知れないが、師匠は、自分の体で既に実証済のはずだと、小生は思っている。

 まぁ、実証に関しては反論もあろうけども、小生には興味はものすごくあるのである。

 本当に、だれか、師匠の論をまとめてくださる方はいないかなあと、節に望む次第である。

 何だか話の方向がちがってきてしまったので、今回はこの辺にしておきます。また整理がついたら、師について書いてみることにします。それではまた。