先日と略同じ仲間で再度笠間に行ってきました。小生の相棒が抜け、新たにヨーロッパ帰りのFさんが加わりました。
先ずは大黒岩から。
舗装道路に荷物を広げ皆それぞれが準備運動。舗装道路と言っても、大黒岩の前後の道路が膨らんでおり、丁度よい駐車スペースとなっているので、通行する自動車等には邪魔にはなりません。
前回はこの大黒岩はパスしたので、一応初めての人達に各課題を説明。その後は各自各課題に挑戦。
パラダイスゲート(7級)、リトルマントル(?)辺りからはじめ、ストロングフィンガー(2級)、アンダークリング(4級)、マントル(9級)、アウトエッジ(4級)、ワンハンド・クラック(9級)などなど。
最後に上級者でサムライ返し(初段)に挑戦。AさんとFさんが登った事は確認するも、Cさん、Eさんは未確認。やっぱり難しい課題の様だ。
続いて石倉エリヤへ。
石倉の頭に荷物を置き、本日のメインエベント、THE BIG BOSS 岩探しである。この岩、Aさんも小生も未だ確認できないでいた岩であったのだが、幸い、Fさんが行った事が有るとの事だったので案内してもらう。
途中「恵津子岩」なる新ボルダーを発見。そこには何とこの岩の名前とその課題名が赤書きされていたのだ? で、その課題名をここで発表したいのだが、それが余りにも斬新すぎて、ここでの発表には耐えられないのである。誠に残念ではあるがお許し頂きたい。
ついに BOSS 岩を発見。が、また「が」であるが、その岩の割れ目に印刷物を発見。真新しい軍手の束も発見。そして、なにやら****しい物まで発見。煙草の吸い殻は散らかっているし。ここを目標に来たAさん、登る気がしなくなってしまったらしい。
ガサゴソと元来た踏み後を探しながら戻り、やっぱり Way of the Gill から始める。
ついにCさん、 Way of the Gill(1級)を完登。Fさんも登る。で、Eさんも何回目かで登った。やっぱり若人はすごいや。気を良くしたCさん、続いてゴールドフィンガー(2級)も完登。小生、Dさんに先日の下の岩のスラブに誘われるも、どうせ出来ないからと辞退。これに対しDさんも同調してしまった。何か悪い事したかも。でも、我々にはワシントン倶楽部もまだ登れていないから無理と言う理屈で自己合理化することにしよう。
Aさん、クラック通しに挑戦するも、今回も成功は無し。
小生、フィンガークラックからカンテは掴んだが、フィンガークラックの右手をあげる事が出来ない。どうしても手が飛ばないのだ。
結局はシンプル岩前に落ち着き、シンプル&ディープ、ハートビートカンテ、ラブタッチ、ワシントン倶楽部等に散る。
小生は迷わずワシントン倶楽部へ。Cさん、Dさん、Eさん、Fさんも一緒。当然Fさんは登る。Cさんも登る。Eさんも登ったのかな? これで登れないのはDさんと小生だけになってしまった。でも、目的を持ち続ける事はすばらしい事だと再度自己合理化に努める。が、なんか悲しい。
Aさんが再度「Q番」を登る。小生はQ番のスタンダップスタートである「ハング・マン」をやる。やっぱり2級だ。でも、今回は足がリップまで上がったから、もう少しかな。と言う事にしよう。
Aさん、やっぱり恵津子岩と THE BIG BOSS を登るとのことで、再度皆でそちらに向かう。
途中、やっぱり未だ小生にははっきりしないポコ岩らしいものに取付く。なんとなく奇麗なカンテを半ばハンドトラバースチックに登る課題である。ポコ岩の課題の名前もハン・トラである。Aさんはそこがポコ岩と言うのだが、このポコ岩はシンプル岩からだと道の右に存在している。細谷さんの図では道の左である。道の左にはポコ岩と言われそうな岩が存在する。しかし、その岩ではAさんにもトラバースは恐くて無理とのことだから、この道の右の岩を今度からポコ岩としようとはAさんの提案である。細谷さんのハン・トラは難度Bだが、ここのハン・トラはそんなに難しくはない。
恵津子岩到着。ややっ、赤書きが消されている。なんじゃ。やっぱり、なんか胡散臭い人間が出没するのか?
Bさん、Dさんは登った様だ。小生? だめだった。やっぱり疲れたかな?
THE BIG BOSS をAさんが登る。初段って言ったかな。でも、岩が脆くて、ホールドが今にも剥がれそうだし、高さも有るので大変に危険な課題だそうだ。出来れば登らない方が良いそうだ。皆さん、そうしましょう。なんか雰囲気悪いし。
Aさんが新しいボルダーを見つけたとの事なので、大挙して押しかける。場所は、シンプル岩の前の広場から石器人岩の前を通って下の車道に降りるはっきりとした踏み跡を辿って、車道直前の右である。以前ヒップ岩を探した時に間違えてたどり着いた場所でも有る。そこで、一応名前は「ホップ岩」因みにAさんの命名である。
ツタを剥がしゴミや倒木を取り除いて5本程の課題を設定した。この岩はほとんど触られた形跡が無いので多分それぞれが初登で有ろうと思われる。
踏み跡側から、クラックを登る「罠」(6級)、ホールドスタンスが豊富なスラブを右斜上する「素直」(8級)、左端の傾斜の緩いやや凹角状を登る「ヨイショ」(9級)、左に回り込んだ僅かに被ったフェースをマントルする課題(6級)、その左の右斜め上に伸びる少し被ったクラックを登る「ポコ」だったかな(4級)。
この岩の4級の課題は若しかするとまだ岩が安定しないかも知れない。多分ホールドが欠ける事はないとは思うが。
ついでだから、大黒岩の課題も紹介しよう。
スーパー・マントルの左の角を登る課題、多分降りるのに使われていると思うが、は10級。これとストロング・フィンガーとの間のフェースは9級だそうだ。
帰りにトイレで手を洗ってと下の駐車場に行ってびっくり。トイレが無い。奇麗に整地されている。多分新しいトイレが建つものと思われる。きっとそうだ。多分そうだ。そうなって欲しいぃ。でも、建つ事は間違いない、と思いたい。
本日も夕食はQ丼であった。これ、すごくボリュームが有ある。因みにこのQとは坂本九のQなんだそうな。この店、この日も結構混んでいた。