笠間レポートその2

本庄 章  

 昨日(11月7日日曜日)御岳も飽きたので茨城県は笠間のボルダーに行って来ました。

 千葉からだと、御岳も笠間も距離的には殆ど同じです。ともに120kmと言うところです。でも、笠間は、高速部分は短いですけど、殆ど渋滞が有りませんので、御岳よりは楽珍な感じです。

 笠間市の佐白山城跡公園という所の山中にボルダーが点在しています。ですので、御岳ほどは下地は良くは有りませんし、目の粗い花崗岩ということで、指の皮が減りやすい傾向には有ります。で、最近は人気が無いみたいです。昨日もうちら2人だけでした。

 相変わらず一番易しい課題が出来ませんでした。

 前日、じっくりとトキオさんのビデオを見て、しっかりと頭にたたき込んで現場に望んだのですが、なんの参考にもなりませんでした。易しそうな課題の岩は見つからないし、見つけた岩は、ホールドもスタンスもありません。有るんでしょうけど、小生には見えません。

 笠間は今回が3回目だったので、以前から登れないでいるE難度(一番易しい)のシンプル岩の正面の右の方の課題にしつこく取り付いて見たのですが、どうしても登れませんでした。この課題って、グレーディングされたときは、もしかすると下地がもう少し高かったんじゃないかと疑心暗鬼になってしまいました。

 そのほかでは、今回初めてヒップ岩の課題に取り付きました。この岩は結構高くて、上の方にRCCボルトが打ってありました。一方は薄被り、一方はスラブです。スラブの易しい方は何とか行きましたが、薄かぶりの方はだめでした。出口がクラック状で、汚いので、ジャムを決める気にならないと言う理由を付けて撤退しました。

 スラブの方をカンテを使わないでスラブ通しに行こうと再挑戦してみましたが、最後で傾斜が増しおまけに手が無いし、高度も増すので、非常に怖い課題です。3度落ちましたが、非常に怖かった。最初の2回は飛び降りる様に落ちたのですが、3回目は本当に落ちてしまって、着地に失敗し、もう少しで木に頭を打つところでした。スラブでは出来ることなら落ちたくないですね。

 最後に先のシンプル岩のE難度に再度挑戦しました。少しかかる左手と、フリクションのみの右手で体を上げ、右の奥のスローパー迄手を飛ばして。迄行ったのですが、果たしてそんなんで登れるのか非常に疑問でしたが、一応その辺まで行きました。でも、絶対にこの感触は御岳の3級クラス以上の感触です。

 佐白山は未だに大きな藪蚊がいっぱいいます。女房は間違いなく30匹は叩いたと言っていました。多分どなたも行かないと思いますが、万が一これから行こうという方が居られましたら、蚊取り線香等、防蚊対策をお忘れなく。

 実は、この大きな藪蚊に悩まされちゃって、なんて。


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追加年月日 平成12年 2月14日
作 成 者 本庄 章