笠間ボルダーの部屋


 この部屋では茨城県笠間市の笠間城跡公園内(佐白山南面)に点在するボルダー群について写真を中心にご紹介します。

更新記録
2003年3月30日
 概要の一部を修正しました。
2002年3月21日
 「笠間ビデオ館」第一号館にファイルを追加しました。
2002年1月26日
 概要の一部を修正しました。
2002年1月15日
 石倉エリアの課題の情報を一部修正追加しました。
2002年1月2日
 概要の「トポ等」に新しいトポ集を追加しました。
2001年11月17日
 「笠間ビデオ館」第一号館にMPGファイルを追加しました。
2001年11月16日
 石倉エリアの課題の情報を一部追加しました。
2001年11月12日
 「笠間ビデオ館」を開館いたしました。

概要

所在地
茨城県笠間市佐白山
 JR水戸線笠間駅下車佐白山入り口まで徒歩約1時間
 常磐自動車道岩間インターより車約25分
 北関東自動車道友部インターより車約10分
 岩間インター出口信号を右折。その先3つ目位の十字路の信号を右折。国道355号を標識に従い途中友部インター出口を左から合流して笠間市街まで進む。355号が左折する信号を直進し、その信号のすぐ先2〜30mの左側に佐白山の道標のあるT字交差点を右折。つつじ公園を過ぎ、その先のT字路を友部、城址公園方面に右折すると、左側に大黒岩が見える。その先右折で駐車場に入る。

岩質
目の粗い花崗岩。フリクション主体のマントルやフィンガーホールドが多い。

シーズン
オールシーズン。しかし、夏から秋にかけては藪蚊が凄いので虫除けの準備が必要。冬は石倉の頭は日当たりがよく温かい。しかし、それ以外の場所は木々の下になるのであまり日は当たらない。とはいえ、そんなに風は当たらないのでそれほど寒くは無い。

トポ等
小川山 御岳 三峰 ボルダ−図集室井登喜男編室井登喜男製作所 (2001年11月10日改訂版発行)
日本100岩場2関東北山真編山と渓谷社 (2000年9月15日発行)
新版関東の岩場CJ編集部編白山書房 (絶版)
Free FanNo.14日本フリークライミング協会
岩と雪No.120山と渓谷社
岩と雪No.105山と渓谷社

概略図

 1970年代の末から茨城、栃木のクライマー、森戸博氏、青木良造氏、青木薫氏、細谷克則氏等によって登られ始め、細谷克則氏、森戸博氏により「岩と雪」105号に紹介された。

 1980年代中頃には、戸田直樹氏による「シンプル&ディープ」、池田功氏による「サムライ返し」、細谷克則氏による「Way of the Gill」等の現在に通用するプロブレムを加え、再度細谷克則氏により略現在の形で「岩と雪」120号に紹介され、相当の賑わいを見せた。

 しかしその後、「新版関東の岩場」等でも紹介されたりしたが、新たな課題の追加も殆ど無く、マントルやフィンガーホールドの多いフリクション主体の岩場と言う事も有って、最近まで訪れる人は少なかった。

 だが現在では、ボルダリングがブームであるということと、室井登喜男氏による新たな課題及び段級式によるグレードが付され、日本100岩場2関東編で紹介されたこともあって、訪れる人は増えている。

 千葉、埼玉、東京方面からだと高速を使えば道もそれ程混まないので2〜3時間で行くことが出来ると思われる。

 ここは中上級者向けの課題が多い。従って、ここに紹介された課題は初級者には少々難しいかも知れない。石倉岩エリアの No.41〜43の課題(プラクティス・マン等)位しか触れないかも知れない。でも、課題設定がされていない易しい課題も探せば有るので、初心者は課題にとらわれることなく岩と遊んで見ると良いと思う。

 大黒岩のパラダイスゲートが笠間の入門ルートとのことだし、大黒岩の前後の道は広くて車を停めることが出来るので、先ずはそこから触ることを勧める。

 駐車場には、綺麗ではないが、トイレが有り一応水も出る。

     注:  このトイレは平成12年初め頃に取り壊され、平成14年末、未だ再建されていない。芸術の森公園、或いは日動美術館奥の佐白山麓公園に綺麗なトイレがあるので、そこを使うことが出来るが、芸術の森公園は午後6時には閉鎖されるし、佐白山麓公園は少々分かり難い。何れも、少し離れているので、帰りに利用すると良いかも知れない。確認はしていないが、佐白山麓公園のトイレは遅くなっても使えると思われる。因みに、我々は、芸術の森公園の裏門の駐車場近くのトイレを使うことが多いことを申し添える。       

 ボルダーエリアへは駐車場右奥の左回りの一方通行の周回道路からトンネルの先の上の駐車場(現在は車の進入が禁止されているので、駐車場左奥から道標に従って歩く)に行き、右側の茶店(冬場は営業していない)の前の道に入って、石段の途中から石倉方面への道標に従って右に少し下って行く。その先平らな道を行くと、尾根筋の開けた石のいっぱい有るちょっとした広場様の所に出るので、そこの脇の茂みの中の踏み跡(ベンチを背にして左側、上から3本目位の踏み跡)を下って行くとすぐにギル岩がある。

 この広場の先の石倉岩の頭付近にも課題があるが、なんだかよく分からない。ギル岩へ降りる踏み跡の入り口には No.2 LOマントルがあり、これは探せば分かると思う。(この岩は後にLOマントルの岩ではないことが判明。LOマントルの岩は石倉岩の頭を一段下がったところにある。)

 林の中は測量の為の踏み跡とか逍遥の為の踏み跡とかがいっぱいあって少々わかりにくいが、エリア自体それ程広くはないので大きくて背の高い石倉岩と扇岩を目印に探せばわかりやすいと思う。

 シンプル岩とヒップ岩の前は平らなちょっとした空間が有るので、そこを拠点にすると良いかも知れない。

 ボルダーエリアへは周回道路の途中から上がることも出来るが、入り口はわかりにくい。帰りにヒップ岩の前或はホップ岩の前から周回道路に下り、周回道路を右方向に歩くと、少々遠回りになるが、下の駐車場に出るので、それで確認すると良いかもしれない。また、周回道路を左方向に歩くとトンネルの手前に下の周回道路へショートカット出来る場所があるので、そこを下り右に行けばすぐ下の駐車場に出る。またベンチのすぐ下の左に入るはっきりした踏み跡に入ると直接ショーカットの場所に出られる。この道を使うのが一番近いかも知れない。

 石倉岩、扇岩、ヒップ岩、ヒップ岩の下の岩にはピンが打たれており、それぞれ5.9から5.12までのルートが何本か設定されている。

 なお、岩と雪の120号等で言及されている「うだうだ岩」については、付近に立ち入り禁止の立て札も立てられているため、積極的には探していないので詳細は分からない。

 尚、平成14年11月に改訂版が発行された室井登喜男編の「小川山 御岳 三峰 ボルダ−図集」(通称「黒本」)に案内やトポ等があるので、詳しくはそちらを参照されることを勧める。

 2002年7月1日より、千人溜り駐車場(下の駐車場)が午後5時から午前8時まで閉鎖されることとなった。それに伴って、午後5時になると近所の方が入り口を締めに見えるので、午後5時の駐車場の閉鎖時間までには必ず駐車場から退場されたい。

課題

 大黒岩 (城址公園駐車場入り口手前、道路の右脇)
   各課題の写真は下の写真をクリックしてください。

   


 石倉エリア (佐白山南面の石倉岩、扇岩等の周辺)
   各課題の写真は下の写真をクリックしてください。

   

ある日の笠間レポート

もう一つの笠間ガイド4
 笠間ガイドの第4弾。初中級者への少し細かいムーブ解説。一撃をねらう人は読まない事。

もう一つの笠間ガイド3
 笠間ガイドの第3弾。幾つかの課題のムーブ等を解説。

もう一つの笠間ガイド2
 笠間ガイドの第2弾。大黒岩の段級グレードに触れるとともに、新しいボルダー「ホップ岩」を紹介しています。

もう一つの笠間ガイド
 大勢で行った笠間のレポートです。段級グレードにも触れています。

笠間レポートその2
 笠間レポートの第2弾です。

笠間に行ってみました
 笠間に行き始めた頃のレポートです。

笠間写真館

 今までに写した写真を一挙に公開します。ヘタクソな写真ですが見てやって下さい。

第一号館  第二号館

笠間ビデオ館

 今までに写したビデオを一挙に公開します。ヘタクソなビデオですが見てやって下さい。

第一号館


更新記録(続き)
2001年8月22日
 石倉エリアに課題のビデオを2本追加しました。
2001年4月8日
 石倉エリアの写真を一部交換し、「笠間写真館」第二号館に写真を追加しました。
2001年4月2日
 「笠間写真館」第二号館に写真を追加しました。
2001年3月11日
 石倉エリアの写真を一部交換、追加しました。
2001年3月9日
 概要に概略図を追加しました。
2001年3月4日
 「笠間写真館」第二号館を開館しました。これに伴い、一部の写真を移動しました。
2001年2月24日
 「もう一つの笠間ガイド4」を追加しました。
2001年2月12日
 石倉エリアの写真の残りが追加され、全て揃いました。

戸口へ

作成年月日 平成12年 1月 5日
改定第二版 平成12年 9月15日
改定第三版 平成12年12月26日
最終修正日 平成15年 3月30日
作 成 者 本庄 章