外のボルダーは指を鍛える?

1999年11月12日記
 最近面白いことを発見しました。

 というのは、最近急に指が少し強くなって、足も少し強くなった感じがするんです。今までとボルダリングの頻度は変わりません。むしろジムでの頻度は落ちてます。その分外で登ってますので。

 この、外の岩を攀るというのが指や足の強化に効き目が有るんじゃないかということなんです。

 実は、外のボルダリングから帰ってみると、足が筋肉痛を起こしているんです。ジムでの足の筋肉痛は最近は全くありませんでした。

 やっぱり、外のボルダーの場合足を相当に使うようです。それと、ホールドの形状が人工のアウターホールドとは大分違う細かい穴というかへこみというか、それでいて指1本か2本がわずかにかかるという、そういうホールドで体を支える事が多いために、指も相当に使う様です。おまけに人工壁と違って傾斜がそんなに有りませんから、その悪いホールドでそこそこ頑張ってしまえるので、余計に指への負担が大きくなるようです。ドッかぶりの壁だと、指で耐える前に指が開いてしまいますからね。

 お陰で、今までどうしても出来なかった、ジムの垂壁の高い位置への乗り込みが出来るようになっていましたし、どうしても出来なかった5bの課題の最後の少し悪いホールドを持っての横への飛付きが出来ました。おまけに、先日は、小生の設定した少し悪いホールドともう少し悪いホールドから横カチを取りに行くというワンムーブの課題が、他の人にはダイナミックにしか出来ないのが、小生にはスタティックに出来たのです。

 外に行くようになってたった1ヶ月位なものです。そして、ほんのここ1週間くらいの間の出来ごとです。

 そしてそしてそして、何と何と、もう6ヶ月以上もずーと薄い板状のピンチホールドが持てず、全く歯の立たなかった6a(4級?)の課題が昨日出来てしまいました。昨日の2撃目でしたけど、結構安定して出来ました。

 今までにも出来た6aとか6a+の課題は幾つか有りましたが、出来た本人も6aと納得する課題が登れたのは今回が初めてです。因みにトキオさんの船橋ロッキーでの課題です。

 1週間くらい前から、なんか今までとはホールドを持つ感覚が少し違うなと感じてはいたのですが、ここに来て、それがはっきりと自覚できるようになったのです。先にも書いたように、足自由の6aの課題のホールドなんてつい最近まで持てる気がしませんでしたから。それが今回安定して持てたのですから。

 要するに、最近外のボルダーに行くようになったとたんに急に少し上達したのではないかと何となく感じていたのが、それがここに来て確信的なものになったのです。やっぱり上達したんだと。

 ということで、自然の岩と人工壁と併用しながら練習に励む、これが上達の早道ではないか、という事を発見したわけです。本当かどうかは知りませんし、万人に当てはまることかどうかも知りませんが、多分、ジムの仲間の話からしても、そんなに間違った事ではないと思います。

 やっぱり、自然の岩ですね。今度の日曜日もまた御岳に行くぞーっと。

 でも、ドッかぶりの壁ではまだ5c迄なんですよね。

 ということです。


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作成年月日 平成12年 3月19日
最終改定日 平成12年 3月19日
作 成 者 本庄 章