とあるボルダーその10

2003年 8月 5日記
 土日に相棒と二人で、とあるボルダーエリアに行ってきた。と言っても、登ったのは日曜日一日だけだが。

 朝の10時頃家を出発する。既に高速道路は渋滞している模様である。

 首都高は特に渋滞は無かったが、中央高速の調布から八王子が渋滞中との事だったので、永福で首都高を降り甲州街道を走る。

 予想していた事だが、甲州街道も渋滞している。調布の先で少し走ったが、結局八王子を抜けたのが既に2時を過ぎていた。どうせ、中途半端な時間に目的地に着いてもと、ゆっくりと下の道を走る予定ではあったのだが、余りにもゆっくり過ぎた。といって、今更高速道路を走っても余計に中途半端だと、そのまま甲州街道で甲府を目指す。

 八王子を過ぎると道は空いていて、快適に走る。

 丁度甲府の町に入る少し手前で、5時を過ぎたので、夕飯にする。色々物色するのも面倒くさいからと、牛丼屋に入る。

 店内はカレーメニューの宣伝ばっかりだったので、相棒はカレー屋かと思ったというが、由緒正しく牛丼を注文する。

 そこから先の甲府市内は時間も時間だったので、市街地を抜けるまで渋滞していた。

 広域農道に出ると道は空いている。その先は殆ど自動車はいない。快適に走り、7時頃霧に包まれた何時もの駐車場に到着する。

 何時もの駐車場には、仲間の自動車が止まっている。多分来ているであろうもう一組の仲間の自動車は見当たらない。

 トイレの前の広場まで行くと、車の主がいたので、挨拶をする。

 別の仲間のことを聞くと車がさっきまで止まっていたが今はどこかに行ったようだとのこと、食事にでも行ったのだろう。

 仲間が言うには、本日は湿気っていて全くだめだったらしい。この霧が一日出ていて晴れなかったらしい。この時間の到着でも正解だったようだ。

 仲間は、何時もの天場の近くで工事が行われており、道が細くなっているので、別の所にテントを張っていると言う。その場所まで案内してもらって、そこにテントを張る。なかなか快適そうな場所である。

 テントの中でローソクを点けようと探したが、見つからない。何時もの袋を忘れてしまったらしく、ラジオも忘れていた。仕方が無いからヘッドランプ一つで我慢する。

 その夜は8時間も運転してしまったので、疲れてしまい、仲間のテントを訪ねることもなく、明かりも点けられなかったので、そのまま直ぐに寝てしまった。

 最初は少し暑く感じて起きたりしたが、夜中は少し寒いくらいで、ゆっくりと寝ることが出来た。

 朝5時過ぎに起き出し、付近を散歩して見る。歩いて駐車場のトイレまで行って見る。意外と近い場所だったようだ。6時頃再び寝袋にもぐりこみ、結局8時頃に目を覚ます。

 外にクラッシュパットを敷いて朝食の用意をしていたら、コンロも見当たらない。前に他の仲間の車でどこかに行ったときにコンロと食器を抜き出したらしい。今回は久しぶりの相棒とのキャンプだったので、何時ものつもりで点検することもなく、何時もの大きなプラスティックケースをそのまま持ってきてしまったから、色々なものを忘れてしまっていた。

 ゆで卵とキャベツとインスタントラーメンを齧って朝食を済ませる。昼食はパンだから問題は無い。

 これだけ色々と物を忘れても、大して困ることも無かったから、車での外食キャンプとは結構手軽でいい加減なもののようだ。まぁ、だから未だにやっているのだろうが。

 仲間はルートの方に行くとの事なので、その仲間に多分乾いているだろうと教えてもらった、皇帝岩と大黒岩の辺りで我々二人だけで遊ぶことにする。

 駐車場のトイレによって大黒岩を目指す。

 ここのエリアは凄く広くて、メインのエリアだけでも、二の谷、三の谷、四の谷、山形県エリア、サザナミエリア、おはようスラブエリア、猫頭岩エリアなどなど、幾つか小生が勝手に便宜的に名付けたものも混じっているが、色々のエリアがある。一応それぞれ、中には何回か行ったエリアもあるのだが、それがどの辺で、どんな岩や課題が在ったのか、殆ど覚えていない。何しろ、どこがどこなのか、位置関係もはっきりしないから、覚えられなかったのである。

 今回教えてもらった大黒岩とは二の谷にある大きな岩である。その付近には千里眼という有名な課題がある。しかし、小生が手軽に遊べる岩は少なかったような気がする。

 先ず大黒岩の上のほうの岩を物色する。

 大黒岩の直ぐ上には難しいカンテの課題のある岩があるが、その岩には小生が遊べそうな所は無い。

 その岩の少し上の岩を見ると、正面の壁に適当なホールドが見え、小生にも何とかなるかもと期待を抱かせるラインが見える。

 荷物を置きストレッチの後、右のほうの壁のやさしそうな所を一応マットを敷いて登って見る。ガバがあって、3手か4手位だから、やさしい。右のカンテを回り込んだ右側の壁も登って見る。こっちもホールドがいっぱいあるからやさしい。

 いよいよ正面の壁を触って見る。結構持てそうなカチに見えたホールドが実は外傾していて持てそうに無い。離陸して少し遠いそのカチが持てればと考えたのだが、どうもだめそうだ。即諦める。

 以前来たときに少しは飛べた、千里眼の右隣のランジ課題を今回のメインにしようと千里眼の岩に移動する。

 ここは結構日が当たって、岩は完全に乾いていそうだ。

 移動するだけで汗をかいてしまう。先ずはマットを広げて、上半身裸になって、マットに寝転がって休息をする。課題に取り付く前に休息である。今回はそんなペースでスタートする。

 相棒と適当に話しをして、あんまり休んでいてもと、課題に取り付いて見る。

 右手は5本の指先がかかる薄いカチ、左手はやっと3本の指が入る浅いポケット、左足は結構大きなスタンス、右足はちょっとした斜めのヘッコミの所辺り、と言う感じで、両手左足で離陸を試みる。ところが、右手が悪く、左足が少し左過ぎるから離陸が出来ない。前はどうやったんだっけ。左足の大きなスタンスは少し左に寄りすぎているから、これは使わなかったんだろうか。思い出そうとするのだが、思い出せない。また休んで相棒とお話をする。そんなことを3〜4回繰り返す。

 その間、色々と足を探って見る。しかし、最初に注目した場所以外にはどうも良さそうな物は見つからない。そうこうするうちに離陸ができるようになる。

 やっぱり、少し悪目のカチだから、それに耐えられるようになるのに少し時間がかかったのだろうか。

 このことはジムでもしばしば経験することである。やっとそのカチが持てるようになったら、それを引き付ける大きな筋肉が疲労してしまっていて、引き付けられない。そんな経験をしばしばしている。腱と言うものは温まらなければ力を加えられないと言うことなのだろうか。なんか今回もそんな感じである。

 離陸ができるようになってきたから、次は右足を決めて飛んで見る。全く飛べない。というより、右足が決まらない。どの辺にどんな風に置けば良いのかが良く分からない。はっきりとソールのサイドがかかるというわけではないのだ。

 そのスタンスに引っ掛けるソールの位置や角度等、色々考えて見るが、思うように足が置けずに落ちる。でもリップは叩けるようになってきた。といっても、持てるだろうと思われる所ろまではまだ10cm近くはあるだろうか。

 そのスタンスは寝転んだ顔の前辺りにあるから、寝転がりながら色々と観察し、靴の置き方を想像する。そして、脱いだ靴を手で押し当てて見る。

 遊歩道を薄めのボルダーマットらしい物を背負った二人連れがこちらを眺めている。ボルダラーだろうか。そうこうするうちに遊歩道を先に進んでいった。

 3回か4回位リップを叩けたが、だんだん到達点が下がってくる。やっぱり疲れだしたようだ。今日の所は一先ずは諦めよう。

 その岩の左のカンテが4級だかなのだが、少し高くスラビーなので、まだ登れていない。スタートは一段下がった所からポケットを使ってスタートするのだが、そのポケットを触ったら中に水がたまっていた。今回再挑戦しようと思っていたのだが、これも諦める。

 今回はどうせ二人でのんびりと遊ぶつもりだったし、時間もあるからと、この二の谷だけでなく、そのほかのメインエリアの再確認をも兼ねて色々と歩いて見ることにする。

 確か、この2の谷の遊歩道の下のほうにも計算岩とかいう被ったポケットの4級の課題のある岩があったはずだと、その岩を探しに行って見る。

 遊歩道から下に下がるかすかなそれでいて新しそうな踏み後があったので、そこを入って見る。

 チョークの付いた見覚えのある岩が現れる。多分右斜め下に下るこの谷で良さそうだ。尚も進んでゆくと、水の流れる小川が現れる。そう言えば、こんな小川を2本か3本渡ったようなと思い出しながら、その先に見える少し大きめの岩を目指す。

 結構ぐちゃぐちゃの部分が広い小川である。木の枯れ枝を纏めたものがその小川を渡っているので、それを利用して先に進むのだが、その先にも2本くらい小川がありそうである。少し進むと、ぐちゃぐちゃの所が広がっている。これはだめだと少し引き返して少し下に下る。少し傾斜が急だが、小川の幅は狭そうだ。枯れ枝に乗って渡ろうとした途端、足を滑らせ、右足を水の中に落としてしまった。

 右足が泥だらけになってしまう。その泥は靴の中迄進入している。

 なんとか幾つかの小川を渡って、計算岩と思しき岩の基部に到達する。見ると、被った面に斜めにポケットが続いている。この岩だ。靴を汚した事で登る気が薄れてしまったから、その岩を1周してそのまま戻る。

 戻る途中、この沢の左岸に放され島だったかの岩があった筈だと探して見ると、それと思しき岩を発見する。

 ここには1級だか初段の課題があった筈だと確かめると、とっても小生に持てるホールドではない。少し戯れに触ろうと思ってきたのだが触る気も起こらなかった。

 遊歩道に戻ろうと尚も登ってゆくと、以前見た、少し被り気味の壁に幅50cm、深さもそれ位にえぐれた長さ2m弱の窪みを持つ岩を発見する。そう言えば、皆でなんだかだと触った事だけは覚えていたが、何か課題が出来たんだっけ。触って見たが登れる気がしなかった。

 その岩の右上の方に下地の草が踏まれ、チョークの付いた岩を発見する。ここにはごく最近人が来たようだ。

 チョークは左から右にトラバースするように付いているが、小生にはその真似は出来ないので、左のほうをまっすぐ登って見る。そんなに難しくは無い。

 その岩の右上に結構被った壁を持った岩が見えたので、靴とマットだけを持ってそこまで登ってゆく。相棒はそのまま下に残り、こっちを見ている。

 チョークはその被った壁の下のほうから付いているが、小生は、リップ直下のガバからリップをマントルする感じの所を触って見る。

 リップ下のガバから左のリップ上のポケットを取って、右手をクロス気味にその上のポケットに持っていって、スタートホールドに右足を上げてマントルできれば上に抜けられそうな、そんな感じである。

 ガバにぶら下がって、右足で突っ張って左手を出す。しかし届かない。今度は左足で体を振って伸びたら、やっと届いた。左足を右足に踏み変えて、左足を決め、右足のヒールをスタートホールドに架けて右手を出したら、直ぐに落ちた。ヒールフックが上手く架けられないのだ。

 少し休んで、今度はスタートホールドの下の外傾したちょっとした棚状の所に右足を上げて掻き込んでみたら、右手が上のポケットに届いた。しかし、良くない。こんなの持てるのかと思うまもなく落ちる。でも、やはり外れそうな右足はヒールフックが効けばしっかりと右手が出せるはずだと、再度ヒールフックを試みる。しかしなかなか上手く行かない。だんだん疲れてくる。で、ここも諦める。

 相棒が、残してきた荷物を持って上がってきてくれたので、そこからそのまま遊歩道に戻る。

 遊歩道をもと来た方向に戻ると、美しき日という綺麗などっ被りの課題のある3の谷を横切る。

 皇帝岩という岩に行くにはもう少し戻ってから下るのだが、以前来た時に見ていた岩を探して、下るべき所のもう少し先まで行って見る。すると、見慣れた岩が現れる。そして、その岩の前に一人のボルダラーがいる。ここが、4の谷だったのか。

 登っていって、挨拶をする。その岩の先にも踏み後が続いていたので、先まで行って見ると、以前来た事のある、2mくらいは張り出しているだろう、大ルーフを持った岩が現れる。この岩はここだったのか。その岩を回り込むと、また以前目にした結構被った、結構綺麗なカンテを登ってゆく課題があった。これもここだったのか。

 もう少し先に進むと、広場のトイレの水源からの送水管が通っている。そう言えばこんな所を歩いた記憶が。確か、この先に沢に張り出した少し高めの僅かに寝た岩があった筈だと探して見たが、そのような岩は見当たらない。その岩には4級か5級くらいの課題があったはずであり、まだ登れていなかったので、登りたいと思っていたのだが、どうもだめなようである。

 戻って先客と少しお話をする。この方、小生のHPを見てくれているらしい。後で相棒から聞いたのだが、小生が他の岩を捜しに行っている間に、どこから来たかと聞かれ、千葉からと答えたら、HPをやっている人かと聞かれたらしい。そうだと答えると、○○さんですかと言われたとか。こんな所で、白髪頭の小父さんがいれば直ぐに分かってしまうようだ。

 長野の方で、以前、ボルダーの開拓をしていたことがあると言っていた。でないと、トポも無いこんな所に一人では来ないのだろう。その方の知人から幾つかの課題は教わったらしいが。

 この知人と言う人は小生も存じ上げている方だった。他にも山梨の方々と面識があるらしい。何人かの山梨の人のお話をする。

 その方は左のほうの少し高い所を登っていたので、小生は右のほうの、少し低い所を触る。スタートホールドが少し悪いので、そのホールドでリップが取れない。少し右のほうに寄ってスタートしたら何とかリップに手が届いたが、そのリップが持てない。色々ホールドとかスタンスを探ってやってみたら何とかリップが持てた。しかし、もう少し利きが甘かったので、2手か3手左にリップをトラバースして、マントルを返す。

 今度は最初より少し左のほうからのスタートを試みる。スタートホールドの持ち方を少し変えて、何とか上に抜ける。

 先客が移動されたので、その方から教わった近くに見える岩を見に行くと、その先客の方が遊歩道を使って先に移動していた。こちらは草叢をあざみの刺などを避けながら歩いていったのだが、そんなことはしなくても良かったようだ。

 そんなに大きな岩ではないが、ほぼ垂直の綺麗な壁で、少し悪目のホールドでリップを取るような課題のようだ。

 その岩の先も少し見に行ったが、少しきつい斜面から水の流れる沢になっていて、岩らしいものは見えない。

 もとの岩に戻って、左の先客がやっていた所を触る。ガバを使って少し被ったガバスタンスのいっぱいあるところを登る。今度はその少し左のもう少し被ったところをリップ下のカチを使って登って見る。さっきよりはホールド、スタンスが少なくなるが、何とか登る。

 既に3時を廻っている。そろそろ皇帝岩に行って、前回登れなかった6級のカンテでも触ろうか。荷物を纏めて移動する。途中、広場にはまだ結構大勢の人がいた。

 皇帝岩にはやはり誰もいない。

 早速カンテの所の6級だったかの課題をやって見る。カンテの淵を左手で持ち、その少し上に右手を沿えて、左足で突っ張って、右手でガバチックなカチを狙う。最初はだめだったが、2回目に取れた。ところが、このカチが、少しクロス気味になるし、方向も悪いのか持てない。落ちてしまう。結構身体張力を使う感じだから直ぐには出来ない。少し休んでまたトライする。カチをとって、右足を決めようとするのだが、やはり右手が絶えられず落ちてしまう。

 もう少し体を左に持ってきておかないと持ちきれないのだろうか。心持体を左に持ってゆく感じでやって見たら何とか右手で耐えられ、右足から左足を上げ、リップ上のホールドが取れた。やっぱり易しくは無いのだろうか。

 次は、そのカンテの丁度真裏くらいの8級だったか6級だったかの高いスラブ壁を登って見る。

 下のほうは、斜めのフレーク様のちょっとした凹角が走り、それを使って岩の真中辺りまで登り、左手のポケットを使って、右足をちょっとした膨らみに乗せられれば、リップ下のガバが取れるはずなのだが、その膨らみにどうしても右足を乗せることが出来ない。その前の右足を踏み返るか、その近くに左足を寄せることが出来ないのである。

 既に2m以上登っているから、そこから飛び降りることが出来ず、苦労してクライムダウンする。そんなことを3回か4回やっていたら手が腫ってしまった。今回も結局登れず終いである。

 カンテの課題の左にやっぱり6級くらいの課題がある。右手でカンテを持って、左上のフィン状の浅いカチから、少し上のもう少し利く所に左手を飛ばす。右手を添えて足を上げればガバがあり上に抜けられるのだが、やはり飛ばした先のホールドが持ちきれず足を上げられない。

 3回目か4回目に、足を少し高い所に突っ張って見たら、両手持ちしているホールドが持てた。このホールドが持てれば体が上がり、ガバが取れる。やっと上に抜ける。

 少し休んで、同じ所をまたやって見たら、出来ない。そんなにやったわけではないと思うのだが、大分疲れているようだ。時間は5時を廻っている。まだ会っていない仲間が戻るのは6時過ぎだろうと勝手に決めているから、その時間にはまだ少し早い。

 また最初のカンテの課題をやって見たら離陸が出来ない。少し休んでから、さっきのカンテの左の課題をやってみたが、やっぱり離陸が出来ない。まだ6時には少しあるが、この辺が潮時だろうと切り上げることにする。

 駐車場に戻ると、やはりまだ会っていない仲間達は戻ってはいない。トイレに行って、着替えたりして支度をしていると、ルートに行っていた仲間の一人が降りてきた。ボルダーエリアの幾つかで我々を探してくれたらしいのだが、我々が廻った順番で廻ったらしく、会うことが出来なかったようだ。

 少しお話をして、御礼を言って分かれる。駐車場を出ようとすると、ボルダーエリアで会った人が帰ってきた。やはりこの人にも挨拶をして、まだ会わない仲間を待つことなく、駐車場を出発した。

 途中、日帰り温泉によって、1時間くらい遊んで、甲府を目指す。

 走り始めたら、すぐに追いついてきた車があったので、少し頑張って見たが、追い越し禁止区域が終わったので、無理をせず道の脇に寄る。

 1台かと思ったのが、2台の車が追い越してゆく。その後少しくっついていってみたが、早々に諦めゆっくりと走る。既に暗くなってしまっているから、地元の飛ばし屋にくっついてゆくのは結構きついのである。

 甲府の少し手前で、99円うどんの看板を相棒が見つける。それは寄って見なければと、引き返してそのうどん屋に入る。

 トッピングが殆どなくなってしまったので揚げ玉とねぎはサービスだと言っていたが、揚げ玉は普段はサービスではないのだろうか。トッピングが一番安いのでも130円くらいするから、素うどんでないと安いと言う感じが薄れてしまう気がする。肉うどんが299円だから高いわけではないのだが。因みに1.5玉が144円、2玉が199円である。讃岐うどんの店らしく、腰があって結構おいしかった。

 甲府からも来たときと同じく甲州街道を走る。中央道は中野トンネルから小仏トンネルまで30kmだったかが渋滞しているようだ。甲州街道は既に9時頃だから空いている。ところが、上野原のところで渋滞し出す。中央道も上野原から小仏トンネルまで渋滞しているようだから、やっぱり結構混んでいるようだ。

 やっと渋滞を抜け出して、11時頃、相模湖インターから小仏トンネルまで渋滞中の中央道に乗る。

 渋滞を抜け出した所で、11時頃、八王子インター付近で乗用車3台による衝突事故が発生し、3kmの渋滞を抜けるのに30分かかるとの情報が入ってくる。そんなぁ、わかってりゃ乗らなかったのに。後の祭りである。

 心配した渋滞も15分くらいで抜け、その後は、首都高の工事渋滞が少しあったが、ほぼ順調に箱崎を廻って湾岸から家に帰り着く。因みに我が家への到着は午前1時であった。

 なんだか、わざわざ渋滞を選んで走っていた、そんな感じの2日間であった。実際そうだった様な気もするが。


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作成年月日 平成15年 8月 6日
作 成 者 本庄 章