ビデオカメラを買ってから初めてルートを登りに行った。クラブの夏の合宿である。その時、各人の登りを相棒がテープに収めた。90分テープ1巻あれば充分に足りると思って、残り僅かの使いかけのテープに新品を1巻しか持参しなかった。電池の容量からしてもそんな所だと思った。ボルダリングはテープを節約する
2000年8月26日記
所が、そんなに撮影していないと思ったのにテープが無くなったと言う。3日間ではあったが、雨などの影響で、略1日分位だ。それにしてはえらく撮影したものだと思っていたのだが、帰ってテープを見て驚いた。90分に8試技しか写っていない。それに反して、あと3分しか残っていないという事でルートを撮らずに残していた部分に、小生のボルダリングを撮影したのだが、なんと9試技も映っているではないか。おおざっぱに言って、ルートは10分、ボルダリングは20秒という所が1試技のテープの所要量というところか。とするとルートはボルダリングの30倍もテープを必要とする事になる。
ルートは下手だから途中テンションの嵐、ボルダリングはやっぱり下手だからせいぜい1試技が1手か2手、長くて3手という、本来比べてはならない条件の下での比較だから、大変に不公平といえば不公平なのだが、現実を比較するとやっぱりそうなる。
だから、ボルダリングばっかり撮っていれば、テープはすごくもつ。大勢で行ったボルダリングでも、多くの人を丸1日撮りまくっても十分に1巻で済む。ルートも1日もつということかも分からないけど、あまり多くの人を撮る事は出来ない。
やっぱり、ボルダリングはテープまで少なくて済むというお話である。