昇仙峡のボルダーその2

2013年 3月 7日記

 木曜日の夜から金曜日にかけて甲府の御嶽昇仙峡に行って来た。今回もビレーヤーとしての昇仙峡行だったので、小生一人である。

 夜自宅を出発。途中談合坂のサービスエリアで一泊した。

 昇仙峡の県営の駐車場で9時30分に待ち合わせていたので、サービスエリアを8時前に出発した。

 駐車場には9時頃に到着した。連れはまだだったので、湯でも沸かそうかと思ったが、自動車の中でボーっとしていたら、程なく連れが現れた。

 それ程寒くはなかったが、結構冷たい風が強く吹いていた。

 登山道を上り、既に何回か試技を繰り返しているボルダー課題のあるエリアに行った。ここは、やはり連れが何回となく試技を繰り返している課題のある岩の少し下である。

 最初に、前から連れに勧められていた2mちょっとのマントルチックな課題のある岩に行った。この岩、結構大きな岩だが、斜面にあるので、岩の高さは2mから5m程の高さになっている。その3m位の、リップ下が、2m位い、少し被っていて、リップの上は結構寝ている場所を触ってみた。前回は、全く登れなかったラインだ。

 丁度目の高さくらいの横長のカチを両手で持ち、リップ上の少し遠目の斜めの細長いちょっとした段差になっているホールドを取れれば登れるのだが、足が殆ど無いので、全然歯が立たなかったのである。

 やっぱり、届かなかった。足を探ってみた。3ヶ所、4ヶ所、チョークアップしてはやってみた。左手のホールドを少し上げてみた。右手をずっと右の方のサイドプルホールドを使ってみた。結局、両手揃えてスタートし、左足を一番近いホールドでやっと、リップ上の遠目のホールドを右手で取れた。あとは、多分バタバタと足を上げ、左手を上げて上に抜けた。

 その右の少し凹角気味の少しフットホールドのある所をやってみた。

 左のラインのスタート時の右のサイドプルホールドが使える。左ラインでは遠い斜めのホールドが近くなる。しかし、掛かりは凄く悪くなる。実は一番最初に連れに紹介されたラインだ。見た目は左より易し目だが、実はそうでもないのだ。2回で諦めた。

 その面の後というか、斜面の少し上にやはり2mちょっとのやや寝た面を持つ岩がある。実はこれも、初めてここに来た時に連れに勧められた岩だ。

 見た目は易しく見える。が、離陸が出来ず諦めていたラインだ。今回は少し調子がよかったので、少ししつこくやってみた。

 右手はしっかりした斜めのカチがある。しかし、左手が無く、足も良さそうなものが見当たらないのだ。

 左足をちょっとした痘痕に置き、思い切って右手に力を入れ離陸して見た。じわじわと身体が上がって行った。左手が上のホールドに届いた。登れた。やったー。この一手の頑張りが足りなかったのだった。

 その左のラインもやってみた。足に頼って右手を頑張ったら、やっぱり登れた。やっぱりスタートの一手の頑張りだった。

 気を良くして、先の右ラインをやってみた。やっぱり足を信じて右手で頑張ってみた。やっぱり出来た。

 今迄何回かトライを繰り返している確か3級位の課題に行った。ここは、連れの方のマットをお借りした。というか、連れの方がマットを敷いてくれた。

 少し被った面の丁度手が届く位の高さのフレーク状のホールドを両手で持ち、右カンテの斜めカチホールドに右足を架けて右手でリップのちょっとしたスローパーホールドを取り、斜め左上のカチホールドを取りに行く。このカチホールドが中々取れないのだ。

 一回目の試技。右手リップから左手カチが取れた。左手はしっかり持てた。右手を左手に寄せてみた。右手は持ちにくかった。足を上げろと声が掛かった。そうだった。しかし遅かった。力が尽きたのだった。

 二回、三回。左手が取れなかった。少し休んだ。左手が取れた。しかし足が外れた。また少し休んでやってみた。左手が取れなかった。もう一回少し長めの休みの後にやってみた。左手は辛うじて取れたが、やっぱり足が外れた。

 諦めた。

 ルートの連れの試技が少し早目に終わったので、帰りがてらにボルダリングをして帰るという連れを追って、一緒に下ったのだが、直ぐに連れを見失ってしまった。ルートに行く前に連れが寄ったボルダーだろうと考え、再び先のボルダーを触ることにした。

 1回目、辛うじて左手が取れた。2回目、左手が取れなかった。既に疲労は回復しないと判断し、連れがいると思っていた岩まで行ってみたが、そこにはいなかった。

 仕方がないから、一人で下って行った。

 途中、ぬかるんだ場所を避ける際に転んで尻もちをついて、お尻をビショビショに濡らしてしまった。やっぱり疲れていたようだった。

 途中、連れが登山道を上り返してきた。降りて来ないので迎えに来たとのことだった。連れは、その先の登山道脇のボルダーで遊んでいたようだった。

 実は、小生のみもう一日ここで遊ぼうと考えていたのだが、やっぱりお疲れモードの様だったので、帰ることにした。

 以前から気になっていたみたまの湯という日帰り温泉に行くことにした。

 この温泉、行ってみたら、以前2回ほど泊ったことのある道の駅とよとみの近くだった。

 まだ7時ちょっと過ぎだった。なんだか中途半端だ。よし、御岳に寄ろう。ということで、一般道を使い、道の駅八王子滝山を目指した。


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作成年月日 平成26年 3月 8日
作 成 者 本庄 章