豊田市の郊外の大田城跡ボルダーの奥に新しいボルダーエリアが開拓された。その名を城山城跡ボルダーと言うらしい。偶々古美山園地に行ってみたところ、地元のいつもお世話になる方に今回もご案内いただいてしまったのだ。おまけにトポまでも頂いてしまったから、お礼をいくら言っても言い尽くせない感じである。遅ればせながら厚く御礼申し上げたい。城山城跡ボルダーにいってきました
2005年 1月26日記
大滝の駐車場で目を覚ます。外はまだ暗いから時間がわからない。しかし、未だ屋根を雨が叩いている。今日もやっぱり駄目か。
再び目を覚ますと、既に外は明るくなっている。雨音も聞こえない。雨は止んだようだ。
自動車の外に出ると、地面はやはり濡れている。明け方近くまで雨が降っていたはずだから、そう簡単には乾かないだろう。まぁ、ゆっくりするか。
朝食のための湯を沸かしていたら、外に出ていた相棒が、道路の向かいの野菜の直売所が9時頃から開くらしいといって戻ってきた。
パックのご飯でおかゆを作り、朝食にする。偶にはインスタントラーメン以外も良いものだ。
コッフェルで沸かした湯を使ってコーヒーを入れ、ゆっくりしてから前の野菜の直売所に行って見る。日曜日のみの営業らしい。
ここでもやはり九州の物価の安さが目立つという。都会地周辺はやはり何でも物価が高いらしい。普段食品や日用品等の買い物をしないから、小生には実感できないのだが。
漬物が欲しいと、二つ三つの漬物の試食品を食べてみたら、皆甘い。ドテ丼も甘かった。やっぱり名古屋って甘いんだ。結局甘くなかった漬物を一つだけと大根、水菜を買い込む。
ここ豊田の岩場で、一般に公開されているエリアのうち、紅陽台エリアにはまだ行ったことが無く、そこにぜひ行きたかったので、岩が濡れていることを覚悟して行って見る事にする。大給、大田等も余り登ったことは無いのだが、一応は何回か行っている。しかし、紅陽台は未だ行ったことが無かったのだ。
一応古美山の前を通って行ったのだが、古美山には人はいなかった。
古美山を越えて天下峰への道を分け、更に進んでから佐切小方向に分かれる。その道を進んでT字路の手前を右に入るとトポの地図は読めるので、一旦T字路まで行って見る。しかし、T字路の手前に右に入る道が見つからない。その右に入る道はT字路の近くのはずなのだが。
仕方がないからその道を戻る。
少しグニャグニャ道を登って行くと左に分かれる道が出てくる。これかなぁ。一応入ってみるか。行ってみたら、途中から現れた集落の先でその道は終わっていた。
どうしようか考えたが、再び注意しながら先程のT字路まで引き返す。
紅陽台は分譲地らしいからと、分譲地の案内を探したら、T字路に看板が見える。しかし、矢印などは無い。仕方がないから、T字路を右に曲がった直ぐ先に右からぶつかる道に入ってみたら、程なく分譲地のような場所が現れ、そこに入っている道に自動車が一台停められている。
道端に自動車を停め、その分譲地のようなところに入っている細い坂道の自動車の脇を登っていったら人がいた。近づいたら、シシ撃ちかと聞かれたから、紅陽台を探しているのだがと、紅陽台の場所を聞いてみた。どうやら紅陽台では通じなかったが、トウコウダイだか何だかという分譲地なら、小学校の先を右に入ってゆけば有ると教えてくれた。
引き返して、言われてみれば小学校に見える所の先のY字路を右に入っていったら、新しい家が何軒かあり、その先がT字路になっていた。そのT字路の手前には右に入る舗装されていない細い道もある。やっぱりこっち方面に曲がるのが本当だったのだ。
この紅陽台からは大楠林道エリアというところに行けるはずなのだが、その大楠林道は佐切小方面に入ってきた道からは左側に当たるのに、地図では右に入れとなっていた。やっぱり地図がY字路のもう一本の道を書き落としたのかも知れない。と、その時はそう考えたのである。しかし、実際は地図に間違いは無く、ただ、紅陽台の部分のより詳しい地図のそのY字路の角度が実際とは違ったために、どちらを直進道路と見るかによる間違えだった様だ。実際百岩場の古美山園地周辺図の方は実際の道路の状況に合っているようである。そんな細かい違いなぞ気が付かなかったのだ。また、佐切小学校をはっきりと確認してさえいればもう少し早く間違いに気が付いたのだが、小学校が道路よりは少し高いところにあって、良くは見えなかったのだ。
トポにはRV車なら途中まで入れると有るので、そのトポにある駐車スペースまで自動車で行こうとしたのだが、その脇道が急角度で合流しているからその道に曲がることが出来ない。駐車スペースにはバックで入るとも有るから、バックでその道に入ってみたら、狭いし傾斜も少し急だったから、うまくバックで進入できない。諦めて、その先のT字路でUターンしてきた。
よく考えたら、本当にその脇道でよいのかの確信が無いことに気付く。間違えて入ってしまって先ほどの様にバックが出来なかったら大変である。幸い、その脇道との合流部分の道が少し膨らんでいたので、その部分に自動車を停め、相棒も残してその脇道の偵察に行って見る。
少し登ると周りが開けてきて、トポにある自動車が停められそうなスペースが出てくる。しかし、そこには既に軽トラが停められている。道の下には民家もある。そのスペースはその民家用の様だ。
尚も先に進むと、林になり、また脇道が出てくる。進行方向からバックで入るに丁度良さそうな脇道である。その脇道に入ってみたら、20m位で細い踏み跡に変わる。多分この道に間違いない。そう確信して、そのよく踏まれた踏み跡を進むと、ボルダーが見えてくる。近づくと、大き目のボルダーが二つある。そのボルダーの前からは別の踏み跡が分かれている。トポの入り口のボルダーに間違いない。念のためその踏み跡に入ってみたら、奥に幾つかボルダーがあった。
急いで自動車まで戻り、偵察した道に入る。今度は前向きだから難なく進むことができる。
途中、昨夜の雨で少しぬかるんだところがあり、自動車のフロントが少し横滑りしてヒヤッとしたりしたが、無事トポの駐車スペースに辿り着くことができた。
自動車をバックで脇道に入れたのだが、万が一、人がきたらとも考え、もう一度少し奥まで自動車を入れ直した。よく考えれば、未だ乾いてはいないであろうボルダーに人が来るなんて殆ど考えられないことなのだが。
一先ず入り口のボルダーの写真を撮る。ボルダーを触ってみたら、乾いているような濡れているような感じである。まぁ、僅かに濡れているのだろう。
奥に入り、岩を見て廻る。
踏み跡を道なりに進んでいったら、開けたところに出る。目の前には大きなボルダーがある。そのボルダーの下にはお地蔵さんが祭られている。トポを見ると、課題はその岩の裏の様だ。裏に廻ろうとしたら、岩があったり、崖になっていたりで、裏に廻ることが出来ない。仕方がないから引き返す。
少し引き返すと踏み跡が斜面の下の方に分かれているから、その踏み跡に入ったら、なんだか歩きにくい。無理してもと思い引き返し、入り口の岩から来て最初に分かれる少しはっきりしたやはり斜面を下る踏み跡に入った。
それまでの踏み跡に比べると余り踏まれていない踏み跡だが、その踏み跡を辿ると大きな岩が現れる。10mは有るだろうか。廻り込むと、ハンガーが打ち付けられていた。
このエリアは最初はルートのエリアだったようで、トポにも、この岩のほかにもハンガーの印がついた岩が二つほどある。中には12のルートもあるようだ。
その大きな岩の右奥にあるだろう岩を探しに行ったら、なかなか見当たらない。はっきりしない踏み跡をガサガサ歩いていたら、そのもう少し奥の大き目の岩が見つかる。その岩の横のほうに最初に探した岩が有るはずだからと、そこから伸びる微かな踏み跡を入ったが、結局岩は見つからず、最初の大きな岩に出てきてしまった。
一番最初に見たお地蔵さんの岩の裏に回り込もうと、その大きな岩から左の方に入っていって、少し濃い藪を漕いで行ったら、大きな岩と岩の上に乗った、すごく高い岩が出てきた。トポではその岩と岩の間のルーフみたいなハングを越えて、その上のスラブを登って行くルートがあるように書いてある。すごく高いから、ボルダリングでは無理だ。
大きな岩の前に戻り、その手前の小さな岩の垂直に近い壁の課題を登ってみることにする。a難度の課題だし、高さも2mちょっとである。岩はまだ濡れてはいるが、2手目にはリップが取れるであろう。リップもガバそうだから、マントルも難しくは無さそうだ。
左のカンテを利用してフレークの淵に立ち込んでリップを捕らえる。右足を上げてその足に乗り込んで行こうとしたら、足が滑って落ちてしまった。少し右足を上げすぎたようだ。
足を少し小刻みに上げていったら右足をリップにかけることが出来た。しかし、リップの奥は苔だらけである。ホールドも見つからない。おまけに、苔は濡れている。リップの右足に乗り込んでゆくことが出来ないのである。一生懸命ホールドを探したがなかなか見つからない。結局左の壁のリップをサイドにもって何とか身体を引き上げる。それでやっと岩の上に立つことが出来た。
入り口の岩に戻り、荷物を置く。
どこか易しそうなところは無いかトポを調べたのだが、a難度の課題はスラブだったり高かったりで、適当な課題が無い。
岩と岩のくっついたところの片方の岩のカンテが登れそうな感じに見えたので、トポを確認したらb難度となっている。bだったら何とかなるかと思い触ってみる。
カンテの両脇にはこれといったはっきりしたホールドが無い。右手はまぁそこそこもてるのだが左手は殆どもてるホールドは無い。
スタンスもこれといったスタンスが無い。従って、なかなか離陸が出来ない。駄目かと思ったのだが、いきなり右足を少し高めに上げたら離陸が出来た。そこから少し勢いをつけてリップに手を飛ばしたら、リップを捕らえることができた。
右足に完全に立ち上がってリップを窺いに行ったら、その先ホールドが無い。傾斜は緩いが斜面もまだ少し続いている。直ぐ後ろには木が迫っている。無理してもしようが無いからそのまま飛び降りる。
まぁ、このエリアも一本のぼれたからいいや。
自動車に戻って、少し切り返しをしてもと来た道を戻る。
来る時にタイヤが滑ったので、少しゆっくり気をつけて下ったのだが、下りだから何の不安も無く降りることが出来た。
まだ昼を少し廻った頃である。まだどこかに行けそうだが、天気は朝から曇りっぱなしだから、岩が乾いたとも考えにくい。どこか相当条件の良さそうなところでなければ渇きはしないだろう。では帰るか。でも、まだ行ったことの無い志賀町のボルダーも見てみたいし。
先に間違えた道を下れば少し太い道で帰ることができる。古美山経由で帰ると細い道を帰らなければならない。しかし、古美山に行けばもしかすると人がいるかもしれない。どうしようか迷ったが、結局古美山に廻ってしまった。
古美山園地の前に行くと、案の定、自動車が何台も停められており、懐かしい顔が見える。
トイレのある駐車場所に自動車を停め、集まった人たちに会いに行く。
彼らもどこに行くかを決めかねて相談していたところだったようだ。
以前色々とご案内頂いた方が、大田の新しいエリアのトポがそろそろ完成したとのことで、そのエリアを案内して下さるというので、喜んでお願いしてしまった。他の方々はお天道とかいうエリアに行くことになったらしい。
借りにH氏としておこう。H氏の先導で歌石の駐車場に行く。もう何回と無くお邪魔した駐車場だ。
支度をしていたら、古美山に居られた方のうちのお二人が後からお見えになったので、5人で新エリアに向かう。
駐車場から何時ものハイキング道を登る。途中大田エリアを通り、しばらく尾根筋を進んでから、そのハイキング道を離れる。意外としっかりした踏み跡である。
その踏み跡から僅かにそれ、ボルダーが現れだすと、林が開けてくる。丁度大きなボルダーの上に出るのだ。後で知ったのだが、そこは槍エリアというところだったらしい。
後から来た若者二人はそこの岩の課題を登るというので、我々二人はH氏の後に付いて、このエリアを見せてもらいに行く。そのとき、H氏の作られた膨大なこのエリアのトポを頂いてしまった。なんとお礼を言ったら良いか、本当に感謝である。
少し進むと岩が出てくる。大きな岩であったり、岩が折り重なっていたり。何しろ岩だらけなのである。ここにdの課題、これはbの課題、次から次へと説明を受ける。その合間にその岩々の写真を撮る。合間というより、説明を遮ってと言ったほうが良いかもしれない。その都度お待ち頂く訳だから、なんとも我侭な見学である。
傾斜はそれほどきつくは無い。と言うよりも、多分相当になだらかだと思う。それでも、所によっては傾斜が急になるし、岩があったりするから、途中から引き返したり、ぐるっと廻ったりするところでは、途中に相棒を待たせ、我々だけで岩の見学に行く。
くつろぎエリア、木漏れ日エリア、一休エリア、俊トラエリアの順で廻ったらしいことをH氏より再度伺う。その移動順を頂いたトポに書き込む。それでも、結局は廻った順番を覚えきれない。ましてや、見て廻った岩がトポのどの岩なのか等、到底覚えきれない。何しろ、目の前に現れる岩と頂いたトポとを見比べるなどと言うことはお互いに膨大すぎるから、おまけに写真撮影に夢中だから、全く出来なかったのだ。それほど岩の量、課題の数がすごいのだ。
そんな中で、僅かに覚えていることを書いてみると、先ず四段ではないかとのスラブの課題だ。たしか、一休エリアの一休さん岩にある「赤い天狗」という課題だったと思う。
最初はその岩を上のほうから見下ろしていたから、傾斜が物凄くきつく見えたのだが、下に廻ってみたら、上から見たよりは傾斜は寝てはいるが、それでも80度近くは有るのだろうか。後ろに木が何本か生えており、その木が邪魔だから切ろうかとのことだったのだが、途中敗退時の助け舟として丁度良いらしく、切ってくれるなということになったらしい。まるで豊田版伴奏者である。
全体がうっすらと凹状になった横長のスラブ壁の真中より少し右寄り辺りで、リップ近くに横に細長いポケットが二つ並んでいるところを目指して登って行くらしい。最初はg+のグレードだったらしいが、現在はhにグレーディングされているらしい。hといえば三〜四段になるらしい。初登者の小川山での感じでは四段位ではとのことらしい。
もう一つは、俊トラエリアの俊トラ岩の俊トラだ。そうあの俊六氏の、大きな岩を右下から左上に斜めに横断するダイクをトラバースして行く課題なのだ。大きな壁のど真ん中を大横断している少し幅広のダイクだから、物凄く目立つ、ここを登れといわんばかりの課題なのだ。難度はeだから初段位なのだろうか。そこを既に彼の俊六氏が見つけ、登っていたというのである。さすが師匠と崇められる方は違う。一頻り感心してしまった。でも、何時頃登ったのだろう。聞くのを忘れてしまった。
そのほかにも、どちらかと言うと、aとかbとかの難度の課題に興味を示しながら、片っ端から忘れながらのボルダー見物ではあった。一つ一つ丁寧に説明をしてくださったのだが、なにしろ、その数が半端ではなかったと言うことで、お赦しを頂くことにしよう。なんだかんだで、見るだけでも3時間以上はかかったような気がするのだ。
最初の岩に戻ると、若者達が分裂岩という小さな岩の側壁を登っている。見学させてもらっていたら、一人が上に抜けていった。
折角だし、まだ少しは時間があるので、小生も、その岩の下の方のカンテの課題を登ってみる。
バック・ツ・ザ・フュチャーUという課題らしい。下地は岩盤だからH氏のパッドをお借りする。
カンテ無しでcらしいが、当然カンテを使って登る。そっちはbらしい。
その右はdらしい。H氏がそこを登れと言うから、下地の右側が切れていて少し怖かったのだが、登ってみる。dだから途中で飛び降りた。
先に若者が登っていたデルタという課題が小生向きに見えたので、そこも触ってみる。
三角フレークで離陸し、細かいホールドを繋いでリップを取りマントルする課題で、こちらもd難度らしい。
三角フレークの一番上を持ってそのフレークの右端に乗り込み上のカチを右手で取るまでは出来たのだが、左手をその横のスローパーチックなホールドに持ってゆくところで落ちる。
その時はフレークに爪先を乗せたのだが、二回目にはそのフレークに右足の踵から乗り込み、充分に右足に加重して右手のスローパーチックなホールドを取りに行ったら、そのホールドが静かに取れた。後は両足をフレークに上げ、リップの奥のホールドでマントルというところまで行ったのだが、足が決まらず、手も良いホールドが見つからなかったので飛び降りてしまった。
なんとも惜しいところまで行った気はするのだが、既に打ち込む時間も無い。H氏は自分の登る時間を全て小生の案内につぎ込んでくださった訳だし、ここで粘って時間を使っては申し訳が無い。既に若者も帰ってしまったしで、後ろ髪は引かれたが、またの機会の宿題と言うことにして、帰る事にした。多分今度来た時には登れるだろうとの余韻を残しながら。
駐車場に戻ったのは5時ちょっと過ぎである。出発が1時ちょっと前だったし、エリアまでは10分かそこらだから、エリアにはなんと4時間近くもいたことになる。そんなにいたかなぁ。
H氏とは駐車場で別れ、カーナビをセットして出発する。
カーナビのナビは豊田の街中は通らず、伊勢湾岸道の豊田東インターを指している。多分そちらのほうが近いのだろうが、そうすると夕食を摂る場所が見つからないかも知れない。どうしよう。少し迷ったが、今まで走ったことの無い道なので、そちらの道を行くことにする。豊田に戻るには松平橋の方に戻るのだが、そちらには戻らず、岡崎方面に進む道である。
途中で定食屋が現れたので、その定食屋に入る。
そこにもドテ丼がある。でも、もうドテ丼は飽きたということで、味噌カツ定食を頼む。赤出汁の味噌汁がおいしかった。
カードを持っているメーカーのガソリンスタンドが出てこなかったので、インターを過ぎて少し豊田の街中に進み、豊田自動車の本社の前近くのガソリンスタンドまで行ってガソリンを入れる。これは計算外だった。
豊田東から、一瞬間違いそうになってしまったジャンクションで東名に乗り、東京方面に進む。
まだ8時前である。余り早く着いてしまうと夜間割引が受けられない。少しゆっくりと走る。
浜名湖サービスエリアに入って、30分くらいゆっくりする。その時、サービスのお茶用に保温式のカップを持参する。
お茶を汲みながら、そこでは、ミルク用らしい湯も出ることに気付く。湯が出ることは以前から判ってはいたのだが、ミルク用程度にしか考えていなかったのである。しかし、自分のコップを持参することによって、インスタントコーヒーの粉も持参すれば、ここでインスタントコーヒーが作れるではないかと言うことに気付いたのだ。よし、次はインスタントコーヒーも持ってこよう。
カーナビの到着予定時間はまだ11時台である。もう少しゆっくりしなければ。それまでは廻りに釣られて100km強で走っていたのだが、それからは遅い目の自動車を見つけてその後に続く。
まだ早そうだ。富士川サービスエリアに入り、またまた30分程のんびりする。
当然インスタントコーヒーを持参し、保温用のカップに作って自動車まで持ち帰る。眠気冷ましである。
まだ早い。時速80km位で走っているトラックを見つけ、その後に続く。
海老名のサービスエリアに入る。まだ11時20分位だ。ここを12時に出発すれば完全に12時過ぎに料金所を通ることができる。でも、その分遅くはなる。
その先の各所までの距離を調べたら、東名川崎まででも20km近くはあることが判る。と言うことは、11時50分に出発しても東京料金所は多分12時を過ぎるだろう。
再び80km程度で走っているトラックの後をゆっくりと走る。
バス停や、パーキングエリアの出口で停まっているトラックの数が増えだす。遂には路側帯に停めているトラックまで出現する。皆時間調整しているのだろうか。
無事、12時10分頃料金所を通過し、速度を上げて首都高を走った。
普段乗らない、千鳥町、湾岸千葉間の東関東道まで乗って、家に1時頃に到着した。
空いていれば、また、東関東道を利用すれば、横浜から1時間で千葉まで来る事ができるのだ。知らなかった。