白妙ボルダーその3他奥多摩ボルダー巡り

2000年8月13日記
 お盆休みの初日の土曜日、瑞牆1泊の予定を台風が来るとの事で、奥多摩白妙日帰りに変更し、6人でボルダリングに行ってきた。

 千葉勢は3人。本八幡で7時半に待ち合わせ、出発。中央道は既に大渋滞とのことで、首都高で高島平まで行き、川越街道から所沢経由で青梅から氷川に行く。一部渋滞は有ったものの、略順調に白妙へ。東京勢3人は既に現着していた。

 釣り橋を渡って河原に下り合流。沢は少し増水しているため、大ルーフは水没。側壁も少し結露気味。東京勢の2人はその左側の大きな側壁にトップロープを張りルートを登っている。東京勢の1人と千葉勢との4人で日当たりの良い河原のボルダーで遊ぶ。

 先ずは、少し大きな垂壁をもつボルダーの沢側のカンテから少し左寄りのフェースを水中の石の上からスタートし登る。続いてそこから垂壁のリップをトラバース。2撃を要してしまった。当然他の人達は1撃。

 そのボルダーの釣り橋側のカンテに挑戦。ここは小生の登れる所ではないので他の人の登るのを眺めるのみ。

 その左側のSDスタートの課題。小生のみ登れず。東京の一人と千葉の一人がここからスタートし、先のカンテを登る課題に挑戦し、登る。初段くらいらしい。そのまた左のボルダーのマントルの課題。何とか登れる。

 釣り橋の下流のボルダーの被った面に東京の一人と千葉の一人が挑戦。ここはすごく難しいらしく、また少し恐いらしく、登ったのは東京の一人のみ。

 小休止の後、東京の女性一人と小生以外の人達が沢で泳ぐ。小生も海水パンツを着用してはいたのだが、泳ぐと疲れるので先週の小川山の昼用に買ったパンを齧りながら皆を眺めていた。

 小生の腕に1匹の蜂が止まる。ちょっと大き目の丸い蜂だ。熊蜂みたいな格好だが熊蜂ではない。あまり動くと刺されそうなので、暫く静かにしていたが、なかなか離れてくれない。場所が悪いのかと場所を変っても離れずに小生の腕から肩、背中を歩いている。その時は上半身裸だったし、もう10分位も蜂が小生の腕などで遊んでいたので、シャツでも着れば飛んで行くかと、そろそろと慎重にTシャツを着用してみた。

 袖に両腕を入れ頭を出すまではスムーズに行ったのだが、やっぱり、蜂が止まっている所にシャツが下りた時に刺されてしまった。でも、蜂は逃げない。まだ足に停まっている。それを見かねた仲間が虫除けスプレーを吹き付けてくれたら、蜂はすごい勢いで逃げていった。

 この蜂が止まっていたのは廻りの仲間は知っていたのだが、小生が静かにしていたし、蜂も刺す気配が無かったので見守っていてくれたのだが、その蜂が刺したという事で、虫除けスプレーを懸けてくれたらしい。なんか心配で一応薬を附けてはもらったのだが、実は、痛い事は痛かったのだが、そんなに痛いという事はなかった。

 他の人達が余りにも楽しそうに遊んでいるので、小生も沢を渡って皆に合流したのだが、その徒渉だけでも足が千切れそうに痛く、こんなに冷たいのでは泳げそうも無いと、また戻って岩に座っていた。

 皆が一頻り遊んだので、そろそろ次のボルダーに行こうと、ここは引き上げて、ダムの下の昔秘密の花園として紹介された事の有るボルダーに行くことにする。ここはその後下地が悪くなっていたらしいのだが、最近下地が良くなったということで、連れていってもらった。(後で分かったのだが、ここはむかし道ボルダー、またの名を裏街道ボルダーと言うらしい。)

 ここの岩はとても面白い岩である。軽石の板をコンクリートで幾重にもサンドイッチにしたような、従って、結構フリクションの効くホールドが人工壁みたいに適当にくっ付いているというような、何とも不思議なボルダーである。そして、結構被った面も有る。また、面白いマントルの課題も設定できる。どちらかというとペタペタ系の課題を多く作れるようだ。

 ちょっと外形気味のリップにマントルする課題に挑戦するも、なかなか出来ず。また、SDでカンテを登る課題も、自分で見つけ、やってみたが出来なかった。他の人達は皆できてしまったので、出来ないのは小生だけになってしまったが。

 下地に水が流れ、石がいっぱい有ってちょっと恐そうな被った壁に東京の一人が挑戦。そこを千葉の一人に挑戦させようと、一大土木工事を敢行し、水の流れを変える事とする。

 4人掛りでなんとか流れを変え下への流れ込みを減少させた所で、雨が降り出しそうになってきたので、そろそろ帰る事にする。で、最後の1回ということで、先ほどのマントルに挑戦するも、完登ならず。また来る口実を残す事となった。

 氷川の町はお祭り、御神輿の後についてしまって、しばしの大渋滞。

 例によって御嶽駅前の中華料理屋で夕食。その後、夕涼みをして行こうと御岳園地に行く事にする。そうしたら、東京の一人と千葉の一人がフラットソールを持って行くという。他の人達は食事の直後だし、もう大分疲れているからと手ぶらで行く。

 とけたソフトクリーム岩の下へ。靴を持った2人は岩を登る。東京の一人は水際カンテを登る。残りの千葉の二人も裸足やサンダルで易しい所を登る。結局、二人でフラットソール持ってくれば良かったという事になってしまった。

 本当に暗くなってしまったので帰る事とする。

 中央高速は渋滞はなかったのだが、花火のせいだろうか、首都高が大渋滞。やっと千葉に帰ってきた。でも、明日は休みだから。

 雨が降る降るといいながら、なかなか雨が降らず、やっと降り出したかと思ったらすぐに止んでしまう天気に、なにかだまされたような気がしていたが、夜になって雨が降ってくれたので一応安心した。

 さあ、来週は小川山だ。でも、早く瑞牆行きたいな。


戻る

作成年月日 平成12年 8月13日
最終改定日 平成12年 8月26日
作 成 者 本庄 章