南紀白浜のボルダーに行ってきました
2007年 9月30日記
9月の3連休を利用して、名古屋に行っている娘家族と一緒に南紀白浜に行ってきた。
小生にとっては4連休となったその連休の初めの金曜日の前夜に家を出た。金曜日一日名古屋の娘宅でゆっくりし、土曜日から月曜日にかけて、2泊3日で白浜に行ったのだった。
土曜日は、娘家族と共に三段壁を見に行った。そこには、ボルダーがあったのだが、今回のメインはあくまでも娘家族との普通の旅行である。ボルダーには寄らなかった。しかし、観光エリア内にある黄金郷と呼ばれるちょっとした岬状となった場所の岩壁のエリアの上には、一つだけボルダーが転がっていたので、つい裸足で登ってしまった。
その日は、千畳敷にも行ったのだが、千畳敷は、岩はあったものの、ボルダリングができそうな場所は殆ど無かった。それでも悲しい性、ついちょっと被った場所があったりすると、触ったり登ったりしてしまったのだった。
時間が少し余ったということもあって、ついでということで、いそぎ公園にも行ってもらってみた。この公園の近くにクライミングのエリアがあるらしいのだ。海に面した公園ということで、娘夫婦も子供たちを海で遊ばせることができるかもと、ちょっと興味があったようだったが、実際はこの公園は鶏が一杯いる、とっても小さな公園で、その浜も、ちょっとした岩壁になっていて、直接浜には降りられなかった。小生としてはちょっと気になっていた、ボルダリングのできそうな所も近くには見当たらなかった。
夕食は、宿の近くの地ビールのメーカーの直営店に行った。おしゃれなビヤホール風のレストランだったが、お子様ランチもあり、子連れでも大丈夫な店だった。ということで、何時ものツアーのような食事ではなく、ほんの僅か豪勢な夕食となった。
その日泊まった宿は、三段壁のすぐ近くだったので、翌朝早くにボルダリングに行くつもりで床に就いたのだが、翌日曜日の朝は、4時頃に目が覚めてしまったので、また寝たら、次に目が覚めたのは8時近くなってしまっていた。
なんだか外で音がしている様だったので、ベランダに出てみると、小雨が降っていた。下を見ると、道は完全に濡れていた。寝過ごしてしまい、一瞬シマッタと思っていた時だったので、なんだか複雑な気持ちだった。
その後も、綺麗な虹が出たりして、一瞬晴れたりはしたが、なんだか雨が降ったり止んだりを繰り返していた。
別部屋に泊まっていた娘の所に行くと、前夜は、我々と同じく、早朝釣りに行くと言っていた娘の旦那も寝過ごしたらしく、全員が揃っていた。名古屋から白浜は、渋滞もあったりして、結局5〜6時間かかったから、やっぱり疲れたのかも知れない。
その日は、娘家族と一緒にエネルギーランドとかいう所で一日を過ごした。天気も、時々物凄い夕立風の雨が降ったりして、ボルダリングには不向きの天気だったので、十分に娘の息子や娘達とミステリーゾーンやびっくりアートを楽しむことができた。再度言うが、今回の旅行のメインはあくまでも、ボルダリングではなく、こちらだったのだから。
ミステリーゾーンとは、傾いた家の中の傾いた床での錯覚を楽しむものなのだが、意外と正常に行動ができた。
考えるに、日頃被った壁やルーフでのクライミングを実践しているクライマーは、壁や床を傾け、錯覚を誘うことによりバランスを失わせようとする、このような場所でも、重力の方向を大体感じることができるので、それほどバランスを失うことは無いように思う。その分、一般の人よりはこのようなアトラクションを楽しめないのかも知れないが。
この日の夕食は、折角の白浜だからと、外に出て白浜の町まで食事処を探しに行ったのだが、最初に目星を付けた魚料理の店は、子連れには向かないところだった。次に行った所も飲み屋のようだった。一応エネルギーランドに置いてあった白浜の食堂などの案内を見て行ったのだが、町中は駐車場もあまりないしと、その案内を見ながら白浜駅方面に行って見たら、時間も8時近かったこともあって、何軒かあった店も殆ど閉っていた。仕方なく、田辺方面に戻って行ったら、やっと電気の点いた、結構大きな駐車場もある店を見つけることができた。時間は既に8時をちょっと過ぎていた。ここは、結構有名な海鮮料理の店らしく、そんな時間でもまだまだ駐車場はほぼ満杯であり、店には客が沢山いた。
混んでいるとはいっても、時間が時間だったのか、運よく個室に入ることが出来、結構ゆっくりと、そしてまたまた結構豪華に海鮮料理を堪能してしまった。
翌月曜日の朝は5時過ぎに起き、相棒と一緒に三段壁に行った。勿論ボルダリングをするためだ。
一昨日、そこを訪れた時、黄金郷は結構観光客の目があったので、今回は、まだ観光客が来る前にそこに行こうと、最初に黄金郷に行った。
この黄金郷は、岩壁を登るエリアである。当然下地は岩盤である。傾斜も、参照させてもらったトポには「少し前傾気味」とあるが、ほぼ垂直である。
風が強く、荷物が飛ばされそうなくらいだったし、岩壁の途中の少し広めの棚だったので、荷物は岩陰に置いた。
そのトポには10課題ほど紹介されていたが、どれも似通った感じだったので、腕ならしとコメントにあった、易しそうなところを登って見た。高さは3mくらい、下地は岩盤である。当然パッドは使用しないから、難しくはなかったが少し怖かった。
岩は潮で少し滑っていた。細かいホールド、スタンスで登る課題が多かったし、風も強く、あまり登る意欲が湧かなかったので、真中辺、左の方の3課題を登って終わりにした。
多分、「くの字」「白フェースクラック」「岡本左フェース」辺りだと思う。岡本左は、結構ホールドが細かかったが、何とか登ることができた。因にグレードは大体W級からX級となっていた。
上に上がると、そこは平らで少し広めになっており、遊歩道というか、岬の先の方まで行く人の通り道になっている。そこに2mちょっとのボルダーが一つ転がっている。一昨日に娘の子供達と一緒に登った岩だ。
靴を履いて、少し難し目のところを登って見た。といっても、そう難しいわけではない。少こーし傾斜のきつ目の所、少こーしスラブチックな所。前回、裸足では登れなかった所だ。しかし、靴を履いたら、易しかった。
散歩の夫婦がやってきた。まだ6時をちょっと回った所だった。
戻る途中で、岩壁の上の「いのちの電話」の看板の写真を撮ってみた。ここは、飛込みを敢行する勇気ある人達(?)が好む場所のようだ。
次は、ウォームアップロックという所に行って見た。ここは黄金郷とは展望台を挟んだ反対側である。観光客は多分、殆ど来ない所の様だ。展望台の手前の、小さな神社の脇から茂みの中を下ってゆくと有る岩だ。当然、観光客からは全く見えないエリアだ。
茂みを抜けた辺りで分岐する踏み跡を入って行くと、その岩は、海に向かってやや下っている、大きな岩盤の上に突き出ていた。
最初にいちばん易しいらしい「パワフルカンテ」という課題を触ってみた。しかし、W−ということなのだが、離陸ができなかった。なんとかカンテに絡み付いて足を上げ、右手を思い切ってカンテ上のホールドとなりそうなところに手を飛ばして見た。見事に手ははずれ、そのまま落ちて岩盤の上にひっくりかえってしまった。
高さは1mかそこらからだったから、たいした事はなかったのだが、転んだ時に左肘を着いたらしく、肘が擦りむけており、だいぶん血が滲みだしていた。だから岩盤はいやなんだよなぁ。なんて言って見ても仕方がないのだが。
この課題、隣の岩を使えば多分易しいのだろうが、隣の岩を使わないと、Xでもない気がするのだが。実はこの課題、後日トポを見直したら、Y−だった。納得。そうと分かっていたら、もう少し気合を入れたし、容易には飛びつかなかった気が。後の祭りだが。
仕方がないから、真中の、初心者でもOKという、「テストクラック」を触ってみた。しかし、これも離陸ができなかった。因みにグレードはX−だ。
このクラックはハンドからフィストクラスのクラックなのだが、すっきりしたクラックではなく、ガチャガチャしていて、ジャムを決めるよりはリップをホールドにする感じのクラックだ。出だしは垂直に立ち上がっており、途中から右上している。その垂直な部分にはジャムは決め憎い。というか、小生には決められない。クラックというよりは溝で、浅く、手が入らないのだ。おまけに垂直だし、足もほとんどないからリップも持てない。離陸さえできれば上は易しいはずなのだが。
その右の「クッキーフレーク」を触ってみた。グレードはXである。見た目は小生には左隣よりは易しそうに見えた。
やってみたら、難しくは無かった。でも、2回もかかってしまった。
再び、左隣の「テストクラック」を触ってみた。左側の少し高い位置に足を突っ張ったらやっと離陸ができた。その上はやっぱり易しかった。
一番左の「岩おこし」を触ってみた。グレードはX−。上はスラブだったし、少し高かったので、少し怖かった。
その左には一段低い棚へのマントル課題がある。棚のリップを触って見たら、あまり良くは感じられなかった。下は岩盤だし、ということで、その課題はパス。
時間は7時を少し過ぎていた。ここも、Y級は登れなかったけれど、一応3本は登ることができた。X級も登ったし。
歩きだしたら、何やらお尻が痛かった。どうやら、先程打ったお尻が痛みだしたようだ。その後、このお尻は、座ると少々痛みが感じられる状態が何日か続いていた。
ここ白浜には、前々日寄った、いそぎ公園の近くにももう一箇所ボルダーエリアがある。歩けば歩けるかも知れないが、恐らく30分はかかるだろう所だから、少ししんどい。ここには娘の所の自動車で来ていたので、移動に自動車は使えない。ということで、そのまま宿に戻った。
出発は9時という約束だった。まだ少し時間もあったので、風呂に行くことにした。
湯船で改めて肘を見ると、結構擦りむいており、まだ血が少し滲んでいたので、肘は湯には浸けなかった。しかし、左肘を肩の所辺まで上げているのも疲れてきてしまったので、肘を湯に少し浸けて見たら、そんなに痛くはなかったので、その後は湯に浸けてしまった。
1階のロビーで相棒を待っていたら、相棒と娘とその子供達が一緒にやってきた。風呂で出会ったらしい。旦那はやはり釣りに出掛けたらしい。
朝食は宿のレストランのモーニングでということになっていたので、皆で我々の部屋に寄った後、荷物をまとめ、娘達の部屋に行った。
娘の旦那も何匹かのバスを釣ったと機嫌よく戻ってきたので、皆で荷物を持ってレストランに行った。
この日は子供達を白良浜で海水浴させるということで、そこにある人工の島のボルダーで遊ぶ積りだったのだが、娘の旦那が、いそぎ公園まで送ってくれるということになったので、急遽、相棒と二人でいそぎ公園に行くことにした。
そのボルダーエリアは、いそぎ公園のちょっと先の浜の側壁を登るエリアである。一応白浜ボルダーとしてあるHPに紹介されていた場所だ。
いそぎ公園から先に少し歩くと、ちょうど入り江になった感じの所に、浜に降りる踏み跡があったので、そこを降りていった。その踏み跡は途中から結構急になり、ロープを張った場所が出てきたりしだした。相棒は、白良浜で遊ぶ積りだったらしく、サンダルに手提げバックを持っていた。従って、後ろからブツブツ文句を言いながら付いてきていた。
浜に降りてからも、大きな岩が積み重なっていたり、岩盤の大きな段差があったりしたので、仕方がないから、途中バックを持ってあげたりしながら、それらの岩棚の段差がを越え、エリアに到達した。
ちょっと高い岩棚を越えると、結構高めの綺麗な壁があった。そこには新しそうなハンガーが光っていた。その壁は、何本かのルートが開かれているようだった。
ボルダー壁は、その岩棚の奥の一段上がった岩棚にあった。高さは4〜5mの壁だ。既に11時近いし、日はカンカンと照っているから、物凄く暑かった。黙っていても汗が噴出してきた。我慢堪らずTシャツを脱いで裸になってしまった。
一通り壁を見て回った。左側は下部に大きなルーフがある。真ん中はスラブだ。海側は少し壁が凸凹してきて、一番海側にはハングがあった。しかし、海側の下は波で濡れていた。
まず、「スラブ」6級だ。
このグレードだが、3級以下はあまり当てにならない所が多い。ように思う。特に、ローカルな場所ほどそう感じる。恐らく開拓者が段クラスを登る人達という所が多いからなのだろう。したがって、この辺のグレードを検証する人達が仲間にいないという所が多い。という事が原因なのだろう。
この「スラブ」は高さは5m位いある。下は岩盤だ。途中から落ちるわけには行かない。飛び降りることも、真中以降では多分出来ない。6級を信用するわけに行かないから、もし、出口が難しかったら、どうしようか。といって、来たからには、1課題くらいは登りたい。何しろここでの一番易しい課題らしいのだから。ということで、意を決して登って見た。
手が届く所に水平のクラックが走っている。一先ずはそこに立つ事を目標にしよう。やってみたら、そこには立つ事が出来た。上を見ると、顕著なホールドは見当たらない。リップまでは2歩か3歩は上がらなければならない。
一歩上がれば上の水平クラックが持てそうだ。左手のホールドが見つかった。右手も何とかホールドできそうな所を見つけることが出来た。傾斜はやや寝ているから、腕の負担は少ない。しっかりと足に乗れば少々ホールドが細かくとも何とかなる。しかし、岩全体が潮でべたべたしている。岩のフリクションはそこそこ感じられるが、細かいスタンスに思い切り乗るには勇気が要る。
一瞬どうしようか考えたが、思い切って、細かいスタンスで一歩踏み出してみた。上のクラックは何とか持てた。しかし、更に足を上げねばまだリップには届かない。届いたとして、リップは持てるのだろうか。持てるようには見えるのだが。色々なことが浮かんできた。といって、ここまで来てしまえば、後は登るしか残された道はない。来ちゃったのだから仕方がない。またも思い切って、より細かいスタンスに乗り込んだら、リップが持てた。よかったぁー。
上は広い岩盤だった。降口を探したが、近くには見つからず、大分岩壁の淵を歩いて大分大回りしてから降りてきた。
次は、「凹角っぽいスラブ」という課題だ。一応5級である。一応それらしいっぽい所をさわってみたが、リップの少し下の左のポケットが全く取れなかった。斜めのアンダーフレークのリップが途中まであるのだが、なかなか足を上げることが出来ないのだ。何回か挑戦してみたが、結局諦めた。
その左の少し狭い壁は登れそうだったので、登って見た。最初の「スラブ」と同じに水平クラックが走っていたので、そこに立ったら、なんとか上のリップが取れた。
そこを登るとき、その右側の、波に少し洗われている場所が降りられるかも知れないことが分かった。下の岩盤は波で濡れていたが、波が直接被ってはいなかったので、大回りする事なく、そこを降りた。
壁の真中辺りに広くて四角い洞窟というか上が庇状になっている場所がる。そこは日が当たらないので少し涼しい。下は綺麗な岩盤である。暫くそこに寝転んで涼んでいた。
丁度この浜に降りて来た辺りに一人の人が降りて来た。見ていたら、カンカンに日が照っている岩の上に座って動かなくなった。この暑いのに、釣りにでも来たのだろうか。
その庇の所には、1級から2級の課題がある。2〜3mのルーフなのだが、そのルーフを登るのだろうか。結構厳しそうな課題に見えた。
そのルーフの右端の「クラック」らしいところを一応触ってみた。序でだから、ジャミングなどもやってみた。登れる気がしなかった。
その庇の左の壁に少し高いが易しそうな所が見えた。ちょっとした凹角になった所だ。結構厚めのフレークもある。トポには書かれていないが、登って見ることにした。高さは多分6mくらいだろう。思った通り難しくは無かった。
上に抜けたら、ピンが打ってあった。多分初心者用なのだろう。
お迎えの約束は公園の駐車場で12時だ。そろそろ11時半だ。あと10分くらい休んだら、そろそろ帰り支度をしようか。それにしても暑い。日陰にいても汗が出てくるから、この日陰が無かったらとてもいられなかったかも知れない。
12時少し前に公園の駐車場に戻った。ここにも日陰があったので、公園の水道で手を洗った後、迎えが来るまでその日陰の石の上に座って待っていた。やっぱりお尻は少し痛かった。
約束の時間よりは少し遅れたが、無事拾ってもらい、岐路についた。
途中、とれとれ市場とか言う所によったら、物凄い人だった。最近はどこに行ってもこういう海産物市場のような場所があり、人が沢山いるようだ。やはり日本人は魚等、海産物が好きなようだ。ここでも、マグロの解体ショウが行われていた。
昼は、娘の希望で、和歌山ラーメンを食べることに決まった。場所は和歌山市内だ。って、既に1時近いのに。市場で買った秋刀魚や鯖の寿司を食べたので、まっいっか。
カーナビで、その和歌山ラーメンの店の名前を検索したら、出てきた。最近のカーナビってすごいんだ。って、出てきたラーメン屋の方がすごかったのかも。
やはり帰りも高速は渋滞していた。来る時に高速の渋滞を避けて一般道に下りたら、一般道も渋滞していて、余計に時間を食ってしまった経験から、帰りはそのまま高速の渋滞に飛び込んだ。結果、それほど時間を食うことなく渋滞が解消したので、正解のようだった。
で結局、3時過ぎに和歌山に着き、目的の井○商店という、和歌山ラーメンでは有名なラーメン屋に行った。
娘の連れ合いは、その店構えを見て、間違えたかと言ったほど店の構えは古びていた。店の中も、狭く、ごちゃごちゃしていた。それでも、駐車場に自動車を停めることが出来、それほど待つことも無くラーメンに入ることが出来た。
まず、娘の旦那とその息子と小生の3人が店に入った。座った場所は畳半畳分位をまた半分にした位の、壁の凹みのスペースだった。多分、普通なら何か置物か花でも飾る位のスペースだ。そこに、これまたかわいらしいテーブルというか、座卓が置かれていた。その棚に横座りの格好で座る訳だ。ここに子供と3人はきつかった。
少し遅れて入って来た女性陣3人が、運よくすぐ近くのカウンターに座ったので、息子はそっちにやることにした。
メニューはもちろんラーメンとのり巻きとゆで卵だ。太巻きののり巻きとゆで卵は既にテーブルに置かれている。欲しい人はそれを食べればよいというシステムだ。
ラーメンは、普通のラーメン、その大盛り、特製ラーメン、その大盛りの4種だ。特製ラーメンとはチャーシューが多いということらしい。それ以外のメニューはない。娘の発案で全員特製ラーメンを注文した。
和歌山ラーメン。ここのラーメンは元祖○出系とか。和歌山ラーメンでも東京で有名な店とは少し系統が違うようだ。とんこつのとろみのあるスープとの情報だったが、実際はそれほどとろみは無く、白濁した、ちょっとコーヒー色がかったというか、まさに鼠色をした、今までに食べたことのないラーメンだった。
帰りの自動車の中で、娘の連れ合いが、ラーメンが熱々ではなかったと言った。確かに、普段ならやけどをすることの多い小生だが、特に気にすることなく普通に食べることが出来た。でいて、ぬるいという感覚でもなかった。なんだか不思議なラーメンだった。
帰り道は、来たときと同じく、天理から名阪国道で亀山まで行き、そこから東名阪道に入った。名阪国道は、一般道路なのだが、まさに高速道路だ。しかし、インターやパーキングエリアからの合流路は一般道路並だ。首都高と同じく、実態とは大分に掛け離れた施設になっている。即ち、結構危ない道路ではある。
その夜は娘のところで厄介になった。