王子ヶ岳その2そして美森ボルダーに行ってきました

   山陽道ボルダリングの旅岡山編
2006年 1月16日記
 山口からの帰りに、相棒と二人で王子ヶ岳、そして美森ボルダーに寄ってきた。王子ヶ岳は2回目、美森ボルダーは岡山県の某公園の中に点在するボルダーである。

 山陽道の福山サービスエリアで6時過ぎに目を覚まし、7時半ころ出発する。玉島インターから一般道に下り、430号線で児島まで行く。

 児島で全国区のスーパーが現れたので、そのスーパーに寄ってみる。

 お弁当が安かったので、お昼用にお弁当を買った。

 朝食として、そのスーパーで買ってきた焼きそばをそのスーパーの駐車場で食べる。広い駐車場に自動車は殆どいない。

 10時頃王子ヶ岳の駐車場に到着する。自動車は2〜3台しか停まっておらず、ボルダラーと思しき自動車は見当たらない。

 先ずは、レストハウスの下の道路沿いの駐車場に自動車を移し、西のトイレの下のエリアを見に行って見る。このエリアは、最近は殆ど登られてはいないらしいが、以前から気になっていたエリアである。偵察だから、相棒は自動車に置いて行く。

 案内文には車から降りて30秒で行けるとある。前回も何回かその前を通ったトイレに行き、その周りを偵察して見る。

 トイレの下は、少し広い原っぱになっているが、その周りは潅木対になっている。地面には僅かだが雪も残っている。その原っぱの淵を回って見るが、踏み跡らしいものは見当たらない。トポには道の脇に野鳥保護の看板があるように書かれている。とすれば、そんなに細い踏み跡では無いと思うのだが。

 上のレストハウスまで戻り、そのレストハウスの下の庭様の所からその下の潅木帯の中を窺ってみる。トポには穴のある大岩の図があるのだが、それらしい岩も見当たらない。

 既に道は消えてしまったのだろうか。まぁ、無理して探しに行くエリアでもないからと、再びメインの駐車場に舞い戻る。

 相変わらず散歩だろう熟年夫婦の姿が多い。

 昨夜買い込んだお気に入りの黒のTシャツを着込み、出発する。

 先ずは、入り口のボルダーのスーパーカンテだ。前回、結構打ち込んだが、登れなかった課題である。

 2回目とは言っても、前回からは既に5年もたっている。その場に行けば思い出すのだが、前もってその場を想像する力は既に無い。従って、入り口のボルダーがどの辺だったかはすぐには思い出せない。おまけに、駐車場からは入り口のボルダーは見えないし。

 そういえば、あれだけ印象的に見えていたニコニコ岩が見えない。たしかあの辺だあったと思うのだが、見えないほど遠かったっけ。そんな状態で駐車場から歩き出す。

 園地の遊歩道を少し歩いて、下に降りる階段の道に入って見る。脇の斜面ではおじさん達が刈り払い機で枯れ草を刈っている。我々はまだのんびりと遊んでいるけど、世間では既にお正月は終わっていたのだなぁ。

 その尾根上の道を少し進むと、入り口のボルダーの前の道が前方に見え出す。ニコニコ岩も大きく見えてくる。下のほうには野外ステージのような建物も見えてくる。そうだそうだ、こんな感じだった。

 何となく思い出して来たので、そこから引き返し、入り口のボルダーに行く。

 結構明るい日が照っている。暖かくは無いが、そう寒くも無い。

 ちょっとしたストレッチの後、アップもなしに、取り付いてみる。

 リップのスローパーにはチョークが付いている。リップには辛うじて手が届く。遊歩道の「工事で下地が上がったので、一手目で上に届いてしまった」とあるから、いきなりリップで良いのだろう。

 左手リップのスローパー、右手右のリップのちょっと下のカチ様のホールド、だったと思うのだが。

 少し高い目に右足のスタンスがあるから、いきなりそこに右足を上げて離陸して見る。離陸は出来る。次ぎ、どうしよう。リップの上から奥にかけて、ホールドになりそうはものは見当たらない。両手で体を支えているから、容易には手が離せない。先ず一回目、失敗。

 2回目、リップ上のサイドの壁のリップが持てるかもと、右手をサイドのリップに飛ばして見る。一応は持てた。さぁーどう動こうか。サイドの右手を奥に飛ばして見た。なんだか余計に動きにくくなったような。

 次はサイドのリップの持ちやすそうな場所を探り、右の足場を探る。ここは何気に被っているから、足は見えない。おまけに上半身は岩の上に預けるように覆いかぶさっているから、全く見えない。空しく空を蹴るのみである。そして力が尽きた。

 スタートのホールドの辺りが斜めにちょっとしたバンドの様になっている。もしかするとそこに足が架かるかも。多分その辺だろう所を右足で探ると、何となく足が引っかかった。よし、この足に乗り込んで、とは行かなかった。膝が曲がりすぎているし、上体は岩の上にどっぷりと乗り込んでしまっていて、どうにもバランスが悪かったのだ。折角見つけたスタンスなのに。力があったらなぁ。

 少し休む。その前を熟年夫婦が歩いてゆく。奥さんの方、何となくケバイなぁ。

 得意の膝を使うことを思いつき、僅かに右下がりに傾斜しているリップの右端の角辺りの丸っこい場所に膝を掛けて見る。普通はヒールなのだろうが、足が上がってくれないから、ヒールという発想は殆ど湧かないのである。

 角に引っ掛けるように膝を乗せて、その膝に体重を乗せてゆく。

 体重が乗り、左足が離れ、体が上がってゆく。シメタ。右手を奥に送り、尚も膝で這い上がる。気持ちは将に這い上がるなのだが、なぜか体はずり下がってゆく。あれあれっ。必死に膝を使い、もがくのだが、もがけばもがくほど体は下がってゆく。ついにお腹から先が空中にほおり出された状態になってしまう。残念。登れたと思ったのに。

 大いに休み、英気を養った後、満を持して挑戦して見る。結果は全く同じ状態である。岩の上でもがくと体がずり下がって来るのだ。なぜだろう。膝はしっかりと岩に乗っているのに。まてよ、もがいているときに膝が利いている感じが全くなかったなぁ。

 その辺を意識しながらまたやって見る。そうか。寒いから、クライミングパンツの下に股引を穿きこんでいたから、フリクションが全く利いていなかったのだ。膝がパンツの中で滑っていたのだ。

 それに気付いて、股引をそこで脱ぐわけには行かないから、パンツの中でたくし上げ、膝をしっかりと出して挑戦してみた。やったー。

 やっと、岩の上に立つことが出来た。それにしても、股引をたくし上げたら、意外と簡単に這い上がることが出来た。こういう、チョンボチックなムーブをやるには、寒いなんて言っていられないのだなぁ。やっぱり寒中ボルダリングは厳しいや。どっかから、股引履いて迄ボルダリングなんかやるなといういう声が聞こえてくる気もするが。

 永年の懸案が解決したので、って、高々4級の課題ではあるが、とっても嬉しくなって、その奥の国彦さんカンテをまで触ってしまった。

 ここは少し高い。確か下地には岩もあったような。

 スーパーカンテは5.8だが、こちらは5.9+である。つまり、3級なのである。

 上のホールドが遠い。取れなかったら落ちる。下は岩だ。気分で登れる課題でもない。怖いからそこで止めた。

 国彦さんカンテの右側の遊歩道からすごく目に付く安藤君カンテは難しいから登れない。そのほかの易しめの課題は前回に登っている。ということで、東のエリアに戻る。

 戻る途中に二人連れのボルダラーと擦違う。するとその内の一人が小生に、○○さんではと声を掛けてくれる。えっ。確かに見たことのある感じの人ではあるが。一応挨拶を返し、お互いにそれまでの経緯を交わす。しかし、どなただっかが思い出せない。思い切って、どこでお会いしましたっけと聞いてみた。すると、○○です、御岳とか小川山でお会いしましたと言ってくれる。そうか、○○さんか。たしか、以前××ジムで働らかれていた方ですよね、と言って見たら、△△ジムですといわれてしまった。そうかそうか、それで、さるボルダラーにこの方のことを聞いたことが有ったのだっけ。段々思い出してきた。

 彼らは入り口のボルダーに行くというので、そこは一旦それで別れ、我々は東のボルダーに下ってゆく。

 役立たずの大岩の辺りに荷物を置き、これもやっぱり前回何回か挑戦して果たせなかったナテハを見に行ってみる。

 そうだそうだ、これだ。でも、下にこんな岩あったっけ。そういえば前回はパッドを使っていたから、下の石の印象が薄かったのかなぁ。少し満足して荷物のもとに戻る。

 さぁどうしよう。スーパーカンテに打ち込んでしまったし、それに何より、既に6日目である。その間、濃い薄いはあったが、連続してボルダーを登っている。疲れていないはずは無いのである。永年の懸案も解決したから、軽く流して帰るか。

 東屋近くの丸いぼこっとした、クラックのある岩が目に付いたから、その岩の、左側の浅く細いクラックの所でも登って見るか。トポを見ると、その岩の顕著なクラックの左には2本のラインがあることになっている。左側が7級で、右側が4級となっている。

 登ろうとしているところはどっちなんだろう。上から見た岩の図に矢印で示されたトポだから、細かい所が分からない。薄いクラックの右だから、4級の「インベーダー」かも。まぁいいや。

 クラックのリップやクラックそのものを使うから難しくは無い。念のため古いトポを確認したら、左手足は凹角、右手足はフリクションが5.7の「ブー」となっている。将に小生の登ったムーブだ。そうか、「ブー」7級だったか。納得。

 ではと、トポから、王子ヶ岳のスラブ登竜門とある「グリコ」4級を選び出す。もしかすると前回登ったかも知れないが、もしそうだとしても、すっきりと登った印象は無い。

 スタンスを探す。結構はっきりとした結晶が適当に見つかる。ちょこっとチョークで印を付け登って見る。

 スタンスはしっかりと利く。2歩3歩と足を上げる。傾斜が緩んでくる。まぁ、こんなものだろう。なんたって靴が良いからなぁ。いや、昨日のスラブといい、少しはスラブに自身が出てきたかも。

 ナテハに行く。

 前回は全く出来なかった、ナテハ型のフレークで離陸し、上の斜めの長いカチを右手で取る。まぁ、2回目か3回目でだが。ナテハ型のフレーク? そう、ハテナマークを裏返したような形のフレークなのである。

 ここは足があまり良くない。足を適当に選び、少し刻んで、その先のカチに右手を飛ばす。それで再び足を上げ、リップにデッドなのだろうが、足が上がらない。従ってリップはまだまだ遠い。パッドがあれば飛んで見るのだが、下には岩が出ている。その岩を避けながら飛ぶのはちとしんどい。そのまま岩を避け飛び降りる。やっぱり3回くらい同じことをやってしまったかなぁ。

 手、足が良くは無いから、結構疲れる。既に12時になっている。そろそろ昼食にしよう。

 自動車に戻り、自動車の中で、目の前に広がる瀬戸内海から対岸の四国の山並みを見ながらお弁当を食べる。

 なんだかだと、1時間近くもゆっくりしてしまっただろうか。もうすぐ1時という時間になったので、そろそろ出発する。

 先ほどのナテハに戻ると、先ほどの二人連れのお一人がナテハに取り付いている。小生も混ぜてもらって、ナテハを登ることにする。

 その方は、女性なのだが、前回小生がやっていた、右側の上のほうのガバで離陸し、小生が先ほどは右手で取ったカチを左手で取りリップを窺うというラインをやっている。

 ナテハのフレークからは、もう出来そうに無かったし、丁度、その右側のラインの下にパッドが敷かれていたから、小生もその方のムーブでそっちを登って見る。

 1回目は上のカチから次の足が分からず、リップに手が出なかった。

 先ほどお話したその女性の連れがやってきて、リップはあの辺などと、いろいろと助言をくれる。

 2回目はその助言や女性のスタンスを参考にやってみたら、左手がリップに留まった。

 意外と持てる。こんなに利いたんだ。何とか上に抜ける。やっぱり5年が経っていたのだ。

 女性をその場に残し、下に下って見る。

 歩きながら、そういえばと、前回登れなかった5.9の課題を思い出す。段級で言えば4級らしい、カエルフェースという課題である。同じ4級の先ほどのグリコが5.8だから、それよりは少しは難しいのかも知れない。それに、前回は5.9は登れなかったのである。

 その岩に行って見たら、先ほど助言をくれた方がいらっしゃった。

 小生はカエルフェース、その方はファイブトエルブ岩崎を触る。ファイブの方は5.10b、即ち初段である。そう、10bで初段なのである。王子ヶ岳独自のグレードなのである。因みに10dの上は10eなのである。

 こちらはスタートのホールドの方向が良くないから、少し剥がされそうになってしまったが、何とか登ることが出来た。

 なんだか雪がちらつき出したような。そんなことを以前お会いした方とお話をしていたら、お連れの方も降りてきた。その方とまた少しお話をしていたら、雪が大きくなってきた。ありゃー、なんていっている間に、どんどん降り出してくる。以前お会いした方が敷いていたパッドが濡れ出してしまう。あわててパッドを片付けたが、ますますひどくなってくる。地面が既に濡れ出している。岩も濡れ始めた様だ。もう駄目だ。前回も雪で退散したから2回続けての雪だ。今回は山陽道が通行止めになる前に逃げ出さなければ。

 早々に自動車に戻る。

 以前お会いした方々は、ここは初めてということで、少し離れた駐車場に自動車を停めたらしい。雪がひどいから、本来ならばお送りする所だが、何しろ寝具やら何やらで、自動車には余計に人を乗せるスペースは無い。申し訳ないがお送りすることが出来ず、そこでお別れした。

 2時頃に駐車場を出発し、山を下って行くと、雪は止んでくる。日も照っている。雪はあの山一帯だけだったのだろうか。

 何時ものように、国道2号線を走っていたら、なんだか最近見たような地名が目に付く。そうか、あるHPにあった公園のボルダーがある場所だ。

 まだ3時である。一応そのエリアの資料も持ってきているし、そんなに広いエリアでもないはずだから、ちょっと覘いて行くか。HPから落としてきたその公園の案内図に従い脇道に入る。途中、その地図が分かりにくかったので、カーナビにセットし直したりして、少しうろちょろして、その公園の駐車場に3時半頃に到着する。

 その公園の入り口には門があり、スライド式の柵がある。ここは時間制限があるのだろうか。

 支度を整え、管理事務所の周りを回って見る。別に開放時間の掲示は無い。

 公園内の遊歩道で小高い丘に登ってゆく。途中、大きな岩が幾つか見えたが、帰りに寄ろうと、そのまま展望台方向に登って行く。

 まむし注意との看板の近くに岩が見える。踏み跡も入っている。行ってみたら、何となく登れそうな岩があった。

 その岩の下地は綺麗に刈り込まれている。多分、この岩を登るための刈り払いだろう。それにしては岩の上が掃除されていない。まぁいいや。

 一番高いガチガチした面に取り付いてみる。HPの写真にあった二段の課題だろうか。そんな気もするし、違う気もするし。

 ガチガチしてはいるのだが、外傾していたりするから、なかなか上に行けない。やっぱり二段なのだろうか。二段だったら登れないのは当然だからと適当に飛び降りる。

 その右横の岩の右のカンテは掃除はされていないが、何となく登れそうに見える。

 ガバガバと登って、上の木にしがみついて上に抜けた。まぁ、一応これでノルマは達成である。

 刈り払いは奥まで入っているから、一段下がって、奥まで行ってみる。

 そこには、比較的すっきりした3m弱のちょっとの壁が現れる。真中にクラックがあり、適当にカチホールドがあるから、リップまで行ってみる。しかし、リップの上は全く掃除されていない。藪に突っ込むのも憚られたので、そのまま降りてきた。

 遊歩道まで戻り、その先に進んで見る。

 途中、遊歩道のすぐ脇に斜めに倒れ掛かった様な岩が現れる。登れそうな感じはしたが、易しそうだったので、そのまま先に進む。

 その後も、道路わきに幾つか岩が現れ、その度に藪をこいだりして見に行ってみたが、ボルダリングの対象になりそうな岩は見当たらなかった。

 展望台に到着すると、ちょっとした広場になっており、真中にベンチのような東屋のような変な建物が建っていた。

 引き返してくるときに、先ほど登れそうだと思った岩に取り付いてみる。

 斜めになった面の斜めのカンテを使って少し登り、上まで登ると降りるのが面倒そうだったので、そのままカンテにマントルをし、降りてきた。

 最初に目に付いた大きな岩に行ってみた。

 チョークがいっぱい付いている。写真の二段の課題の岩もある。メインはここだったのだ。一番目に付くから、反対に敬遠していたかと思ったのだが、一番目に付く所がメインだったのだ。確かに一番ボルダーらしいボルダーのある場所ではあった。

 一先ずは二段の課題を触る。当然すぐに降りる。

 その少し下の、四角い平らな面を持った岩を触ってみる。ホールドが細かいから、これも途中で降りる。

 一番最初に目に付いた岩は結構高いから登れそうに無い。仕方がないから、傍にある2mくらいの小さな岩を触る。

 先ずは少し寝た面、次はその右側の薄被りの面、そして、そこから少し離れた、少し寝た面。それらのうち、少し被った面のマントルは出来なかったが、残りの2つは易しかったから登ることが出来た。

 5時になったのか、下から放送が聞こえてくる。そろそろ寒くもなってきたから帰ることにしよう。それに、もし門を閉められてしまってもしょうが無いし。

 トイレに寄って手を洗い、自動車に戻ると、管理事務所の人だろう方が通りかかり、声を掛けてくれる。一応お礼を言っておく。

 門は閉められてはいなかった。

 5時ちょっとすぎに出発し、2号線に戻って、ガソリンスタンド、食堂を探しながら走る。しかし、共になかなか出てこない。

 1時間ほど走って、やっと相生でガソリンスタンドを見つけ給油する。

 さらに20分くらい走るとドライブインが現れる。またそのドライブインに入ってしまった。

 そのドライブインは昨夜のドライブインに比べると幾らか高めである。やっぱり都会に近づくと物価も高くなってくるのだろうか。

 そんな中に、かに玉丼という少し安めのどんぶりのチラシが張ってある。これが目玉なのだろうか。確かに安かったから、そのかに玉丼を頼んでしまった。意外とおいしかったし、満足をした。

 その先は姫路から神戸に入ってゆく。2号線も山陽道から離れ出す。ガソリンも食事も終わっている。今夜の目的地である名古屋も遠いし、そろそろ高速に乗ることにしよう。

 カーナビを高速使用モードに設定しなおし、瀧野インターから高速に乗った。

 途中、三木のサービスエリアで買い物をし、順調に中国道から名阪道を走る。

 来るときには通らなかった京滋バイパスに入る。しかし、前後には全く自動車がいない。対向車も殆ど来ない。途中の掲示板にはチェーンの字も見えた。えっ、雪なのか。心配しながら走っていったのだが、何事も無かった。多分、名阪が空いていれば殆どの人はこのバイパスを使わないのだろう。

 多賀を過ぎると、雪が舞い出す。その先は低速作業車が入って速度規制が行われているらしい。暫く走ると、雪がすごくなり、融雪剤を撒くための低速作業車が2台並んで先頭を走り出す。でも、道路に雪は無いから、不安は無い。

 彦根を過ぎるとその規制は解除された。

 関が原に差し掛かる。雪は降ってはいない。道路わきに雪は残るが道路に雪は無い。心配した関が原での雪の影響は無かった。

 養老サービスエリアで少し休養をし、尾張一ノ宮パーキングに12時少し前に到着する。これで雪は一先ず安心である。そのままそのーキングで仮眠をした。


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作成年月日 平成18年 1月16日
作 成 者 本庄 章