沖縄に行った時の話です

2003年 8月18日記
 ここのところずっと梅雨の関係で天気が悪く、折角外岩に復帰したというのに、外に行く機会を失ってしまっている。従って、ここボルダリング紀行にも書くネタが無い。今までずっと書いてきたこの紀行が途絶えるのも勿体無いので、暇に任せて、昔の古いことを思い出しつつでも、かくことにするか。

 1999年5月、家族4人で2泊3日で沖縄旅行に行ったことがある。当時はまだボルダリングを始めて間が無い頃で、本気で沖縄でボルダリングをしようと思ったわけでは無かったのだが、折角沖縄に行くのだからと、雑誌に発表された具志頭ボルダーやインターネットのホームページで紹介されていた沖縄のボルダーの情報を仕入れ、一応靴とチョークを準備して行ってきたものである。

 家族旅行が本旨だから、3日間をボルダリングにのみ専念したわけではないし、本気で岩を登ったわけでもない。従ってボルダリング紀行と言えるかどうか怪しいのではあるが、まぁ、ボルダーの偵察ということで書くことにしよう。

 土曜日の朝早く、何しろ激安チケットなものだから朝がむちゃくちゃ早かったのだが、自動車で家を出発し、予約していた駐車場に行く。まだ、周りは薄暗かった。

 車を預け、駐車場のワゴン車で羽田空港へ。飛行機は確か7時前だった記憶があるのだが。

 そんな訳だから、飛行機の中でうとうとしながら、沖縄の那覇空港には9時過ぎには到着していた。

 この旅行、2泊3日食事なし、レンタカー付きの沖縄フリープランなのである。

 先ずは指定のレンタカー屋に行き、レンタカーを借りる。ところが、4人で1台のレンタカーだから、なんと一番安いクラスではなく、そのひとつ上のクラスで、おまけに、当時まだそんなには出回っていなかったカーナビが付いていたのである。まぁ、4人分のレンタカー代があるわけだから、あと1クラス上でもよい理屈ではあるのだが。

 娘のこの旅行の目的はシュノーケリングだったので、先ずは娘の意見を取り入れ、瀬底島に行くことにする。そこの海岸にはボルダーがあるのだ。

 一応カーナビを使い、名護市を目指す。どうせ急ぐわけでもないし、初めての土地だからと、一般道を走ることにする。ところが、カーナビなんて使ったことが無いから、その使い方が分からない。カーナビは高速に乗る道を表示し、その指示に従わないとピーピー文句を言ってくる。うるさいけど仕方が無い。なおも指示を無視して走り続ける。

 そのうち、あんまり指示の道と離れすぎてしまって、カーナビが諦めたのか、ピーピー言わなくなってしまった。ような気がする。もう大分以前の話だから定かではないが。

 確か、宜野湾市辺りまで走ったのだが、期待していた海辺の景色の見えるところも無く、やたら派手な色のタクシーが目立つのみで、こちらの意図した情景が見えてこない。だんだん飽きてくる。時間も結構かかっている。名護まではまだ先が長い。ということで、計画を変更して高速道路で行くことにし、北中城インターだったかから高速に乗る。

 沖縄の高速道路、これがまた空いている。自動車は殆ど走っていない感じである。

 途中でサービスエリアに寄ってみる。確か伊芸というサービスエリアだったと思うのだが。

 駐車場は空いている。一通りみやげ物を眺めて見る。やっぱり内地とは少し違う感じがする。なんだか黒砂糖がいっぱいあった記憶がある。そこで、なんかのお菓子を買ったはずなのだが、覚えてはいない。

 名護市内で昼だったので、食堂を探す。折角だから沖縄らしいところをと探して見たが、良いところがなかなか見つからない。国道を走っていたから、その国道を外れ、裏道を走って見る。すると、道端の舗装されていない大きな駐車場の奥に、半分消えかかった看板に「そば」と書かれた店を見つける。

 見つけたときは既にその店の前を通り過ぎていたので、Uターンして引き返し、その店に入る。少し薄暗くて、細長い机がいくつもある、だだっ広い店である。まさに大衆食堂である。メニューを見るとソーキそばしかない。ソーキそば専門の店だったようだ。沖縄でそばと言えばソーキそばだったのだ。

 ソーキそばにも中の具によって幾つかのバリエーションがあるらしく、幾つかのメニューがある。当然純粋のソーキそばを頼む。

 席に付くと、酢の中に何かが浮いているような調味料のビンが置いてある。なんだろうと、匂いを嗅いで見たり、手のひらに出して舐めて見たりするが、なんだかよく分からない。酢そのものでもない。なんかすごく刺激的な匂いのするものだ。

 運ばれてきたそばを食べる。先ず、ソーキのボリュームがすごい。ソーキとは豚のバラ肉のことらしいのだが、その大きな分厚い塊が3つ位入っている。それだけで丼を覆い隠すくらいの大きさだ。確か骨付きだったような気もするのだが。

 さっきの刺激的な調味料を使うべきか否かしばし考えたが、小生は結局使わないことにした。相棒と娘たちは使ったと思う。

 お茶を注いで見ると、普通のお茶ではない。茶色いのである。大衆食堂風だから、当然焙じ茶だろうと思って飲んで見ると、焙じ茶ではない。無論麦茶でもない。なんとジャスミン茶なのだ。沖縄は普通にジャスミン茶を飲んでいるのだろうか。

 十分満足して店を出る。

 その道を少し走ると大きなスーパーが現れたので、そのスーパーを覗くことにする。

 魚がまるっきり違う。魚の色が違うのだ。赤は勿論、明るい青や鮮やかな緑の魚が売られているのだ。まるで大きな熱帯魚なのだ。

 若い頃、ジャスミン茶に凝ったことがある。そば屋で飲んだジャスミン茶が非常に懐かしかったので、そのスーパーでジャスミン茶を探して見る。

 沖縄では、ジャスミン茶とは言わず、サンピン茶というらしい。相棒に頼んでそのサンピン茶を2袋程買ってもらう。

 サーダーアンダギーとかって書かれた揚げ物が量り売りで売られている。これって何なんだろう。お惣菜なのだろうか、お菓子なのだろうか。ちょうど一口で食べられるくらいの大きさである。一旦はその前を通り過ぎたが、なにか気になって結局買ってもらうことにする。

 あまりゆっくりもしていられないからと先を急ぐ。

 道は細めの道になり、車も空いてくる。

 ホットスパというコンビニが結構目に付く。家の近くでは茨城県で良く見るコンビにである。途中、そのホットスパのひとつに入り、ガリガリ君を購入する。

 結構高いところにかかっている瀬底大橋を渡り瀬底島に渡る。ここの瀬底ビーチが最初の目的地である。

 海水浴場の筈なのだが、行き方がはっきりしない。案内板が見当たらないのだ。島の中央の少し広い目の道を行ったり来たりする。それで、やっと浜への降り口を見つけ、浜に下りてゆく。

 その道の手前に駐車場があるようだが、有料のようだ。行き止まりまで行って見ると、いきなり海の家風の建物の前に出てしまう。車を止める場所は無い。仕方なく先ほどの駐車場まで戻り、車を止める。

 空はなんとなく曇っている。朝、沖縄に着いたときは晴れていたのだが、今はなんとなく暗い感じである。

 浜を右手の方に歩いてゆくと岩が見える。この岩だろうか。近寄って見ると、1m50くらいの高さの1mから2mのルーフが何メートルも続いている。下はきれいで平らな砂浜である。チョーク痕でも在るかと探して見たが、チョークらしい痕跡は無い。もぐって岩を触って見る。確かに淵が刃物のように尖った感じのガバホールドがたくさんある。

 試しにぶら下がって見る。痛い。とても素手ではぶらさがれない。そんなにそそられなかったし、テープを巻いて触って見る気もしなかったので、まぁそんなものかと納得し、時間があったら面白いかもなぁと思っただけで、その場は引き上げる。娘も、なんとなく寒そうな感じだったので、海に入ることを諦めたらしく、いっしょに引き上げることにした。天気のせいかなんとなく寂しげな浜だった。

 そのまま、北上して辺戸岬を目指すつもりだったのだが、既に時間も3時を廻っているので、そのまま本日の宿のある那覇に引き返すことにする。

 途中、名護市の手前辺りで、ものすごい夕立に遭う。前も見えないくらいである。そんな中、女子中学生と思しき学校帰りの生徒さんが、傘もささずに平然と自転車に乗っている。当然全身ずぶぬれの筈である。男子中学生と思しき生徒さんも平然と歩いている。やっぱり、慣れっこなんだろうか。

 後は宿で寝るだけだからと、高速は使わず、下道を走る。さすが通勤時間帯には道が混んだが、大渋滞ということも無く、目的のホテルに到着する。

 部屋は少し広めのツインのベッドの部屋だったので、エキストラベッドを2つ入れてもらって、一家4人で一部屋に入る。

 このホテルは、素泊まりだから食事はつかない。というか、本格的なホテル仕様らしい。当然大浴場なんかも無い。沖縄の宿はこれが普通らしい。やっぱり本土とは大分違うようだ。

 夕食は那覇の繁華街でしようということで、国際通りとかいうところまで出かける。やっと路地裏の分かりにくい駐車場に車を入れ、娘が行きたいというTシャツの店を見つけ出し、その店の近くのステーキハウスで夕食にする。

 このステーキハウスが意外と安い。沖縄は以前米国だった関係からか牛肉に補助金が出るのだとか言うことを聞いたことがあるような気がするのだが、そんな関係なのだろうか。

 翌日は娘達のシュノーケリングに付き合うことにする。

 道具を持ってこなかったというので、宿の近くの大型のショッピングセンターのような所によって道具を買う。あるようで探すとなかなか見つからないのが世の常である。そのショッピングセンターも店を探し始めて何軒目かの店であった。

 人のことだから正確な場所は覚えていないのだが、確か玉城村辺りの新原だったか百名だったかのビーチを目指す。具志頭方面の浜であったはずである。

 この日は天気がよく、暑いくらいである。ここも少し迷ったが、畑の中の細い道を走って浜辺まで行き、結構混んでいた駐車場に車を入れる。ここの駐車場は小さなところが点在し、あわせると結構大きな駐車場になるという感じの所である。

 海に出ると、きれいな砂浜が広がり、結構な人出である。上の娘と相棒は水着に着替え海に入る。下の娘と小生はその浜の端っこの方に見える岩を偵察に行く。

 日差しが結構きつい。日に当たっているとじっとしていても汗が滲む感じである。

 ここの岩は、石灰岩というのではなく、砂岩ぽく、傾斜もないのでボルダリングの対象にはまったくならない感じである。それでも、一応靴を履き、チョークバックをぶら下げて、適当に岩に触り適当に登って見る。

 10分も居ただろうか。すぐに飽きてしまう。相棒と上の娘のもとに戻る。

 この海水浴場を良く見ると、東屋のような所を中心に駐車場が整備されているようだ。トイレもきれいなものがある。我々はどうやら、ここには裏ルートらしき所から進入したようだ。

 かれこれ2時間位ものんびりしていただろうか。そろそろ昼近くなってきたので、姫ゆりの塔まで移動することにする。

 具志頭を通ったので、浜に下りる脇道をきょろきょろ探しながら、運転してしまう。

 ひめゆりの塔を見学する。ちょうどバスガイドさんに連れられた一行がきたので、いっしょに説明を聞かせてもらう。

 近くには記念館とかいうのがあったのだが、そこは満場一致でパスする。

 ひめゆりの塔の駐車場の脇の食堂で昼食にする。観光地の食堂だから当然ソーキそばはある。で、昼だからか、ソーキそばを頼む人が多い。しかし、高い。昨日のそば屋に比べると1.5倍は高い。感じの良い店だし、決して高い感じのする店ではないし、絶対額とすれば決して高いわけではないのだが、昨日が安すぎたようだ。我々はチャンプルーを何種類かとってみんなで食べた。

 玉泉洞という鍾乳洞があるらしいので、そこを目指す。再び具志頭を通る。

 玉泉洞はその鍾乳洞を中心として、ちょっとしたテーマパークみたいになっている。鍾乳洞を見学した後、その園内で椰子の実ジュースを飲む。椰子の実のジュースなんて飲んだこと無いからどんな味なのか全くわからないが、他の人が楽しそうに飲んでいたので飲んで見たのである。この椰子の実ジュースだが、椰子の実の頭を割って穴をあけ、その穴から中のジュースを飲むのである。ジュースといっても、透明ななんとなく甘いただの水という感じである。でも、あの実の中いっぱいに入っているから量がすごい。4人で一つの椰子の実を囲んでストローで飲んだが、これがなんとも楽しかった。やっぱり沖縄だ。

 続いて、ハブ園を見学する。ハブとマングースの決闘が売り物らしい。で、それを見物する。

 数十人が座れる位のベンチが中央のステージの三方を取り囲み、そのステージでハブとマングースが決闘するという趣向である。

 そのハブとマングースの決闘の前座として、希望者に、大蛇をその人の首にかけて係りの人が写真をとってくれると言うサービスをしてくれるという。それに娘の一人が応募したのだ。これには少し驚いた。

 いよいよ決闘が始まる。ステージの真中にハブを放し、その後マングースを放す。しかし、共に戦う意思を全く見せない。お互い、寄り付きもしない。係員が一生懸命けしかけるのだが、マングースは逃げ回る。ハブも全く動かない。ショーにならない。

 係員がマングースを捕まえてハブの近くに放すのだが、直ぐに逃げてしまう。

 多分、何回も何回もこんなことをやらされていて、お金もかかるから、当然どちらかが死ぬまでは戦わせないはずだから、お互いが十分にベテランなのだろう。従って、お互いが保身行動に走っているのだろう。まぁ、ショウーなんてそんなものだろう。

 それでも、何回か、ハブが鎌首を上げて、マングースが前足でちょっかいを出して、ショウーは終了した。

 入って直ぐにショーの時間だったので、園内を見学することなくステージの回りに座ったから、次は園内のハブの見学である。

 小さな木の枝にハブが何十匹と集団で固まって動いている。別に噛まれるわけではないが、なんか気持ちが悪い。その後にはハブに噛まれた傷口の写真が有ったりして、この沖縄島にはあんなのがいっぱいいるのかと思うと恐ろしくなってしまう。

 なんだかだで、既に2時を廻ってしまったようだが、せっかく具志頭の近くまできているのだからと、具志頭浜のボルダーを目指す。

 先に偵察済の金物屋の横を入って、養豚場を探したが、見当たらない内になんとか浜辺に出る。その道のドンつまりの浜辺の脇が駐車場になっていたので、そこに車を停め、近くを探って見る。既に4時近かったと思う。

 途中で道を失ってしまったので、自分のいるところが持参したこの浜のトポのどこなのか分からない。多分この辺だろうと検討をつけるのだが、岩の位置がすっきりしない。それでも、大雑把な見当をつけて近くの岩を見て廻る。

 少し海のほうに離れた所にキノコみたいな岩が見える。近づいて見るが、どうも課題があるようには見えない。

 海を見ると、なんだか緑色の泡が表面を覆っていて、先ほど遊んだ浜の水とは全く違う。とっても水に入る気が起こらない状態だ。なんだか汚い感じがしてしまう。

 戻って、結構目立つ、少し大きて上に草が生えている、いかにも兎のいそうな岩に近づいてい見る。多分トポの兎のいる岩だと思う。しかし、その岩の課題がありそうなところが分からない。こんな所に課題があるのだろうか。普段行き着けている場所の岩とは全く違うから、課題そのものも分からない。

 昼間はハングの下で昼寝をしている小父さんがいると言う岩も探して見る。しかし、ハング下にごみが沢山捨てられている岩は見つけたが昼寝の出来そうな岩は見当たらない。

 今度は反対のほうの少し岩の沢山なる、下地に少し草の生えた所に行ってみる。やっぱり同じである。当然チョーク痕など全く無い。

 浜の一番奥に当たる、少し段差のあるところにある岩に近づいて見る。横に少し長い壁を形成している岩である。

 どうやらチョーク痕らしきものが見える。位置からしてたぶんユンタク岩だと思うのだが、定かではない。その岩に近づくには少し深い草叢を歩いてゆかなければならない。ところが、小生の履物はサンダルである。当然素足である。先ほどのハブ園の光景が浮かぶ。持参したトポにも何かが出るようなことが書いてある。ここまでの草叢も踏み痕を恐る恐る歩いてきたのである。それより草竹が高くなるその岩のほうには怖くて歩けない。そのまま引き返す。

 兎のいそうな岩の前を通って、その先の方に行ってみる。トポでは、パイン岩やチョックストーンアタックの岩があるはずなのだ。

 こちらは砂浜だから一応怖くは無い。が、途中で浜辺がなくなってしまって、浜沿いには進めなくなってしまう。

 既に夕方だし、テーピンググルグルで登る気も起きないから、無理にその先に進むことはせずに引き返す。

 駐車場の上を浜に平行に新しく作られたらしい道路が通っているが、その道路の入り口には通行止めの柵があり、歩けば行けたのだろうが、散策することなく、自動車に戻る。

 具志頭浜の雰囲気は少しは分かったので、日も蔭っているし、風も少し出てきたようなので、引き返すことにする。

 娘が、帰る途中に通る那覇市内の瀬長島というところが、夜の那覇の観光スポットだと言うので、そこに寄ってみることにする。

 この瀬長島は、那覇空港のまん前に存在し、空港を発進した飛行機が低空で、その島にまっすぐ向かってくるという所らしく、那覇空港の明かりとともに、その迫力がなんともいえない所らしい。ところが、風向きのせいか、その日は飛行機は別の航路を使っており、空港から、その瀬長島の我々に向かって真正面から飛んでくるという迫力のあるシーンは目にすることが出来なかった。

 どこかで夕食にする予定だったのだが、なんとなく疲れてしまったので、途中に在ったコンビニで適当に買出しをして帰ることにする。

 娘がタコライスを見つける。小生は知らなかったが、沖縄といえばタコライスらしい。その他にも、お弁当とか、オリオンビールとかなんだかだと買出しをする。

 三日目は少しゆっくり目に起き、那覇の観光に出発する。なんたって、今回の旅行の目的は観光なのだから。

 月並みに首里城を見学する。

 浜比嘉島と言う所にボルダーがあるとの情報を得ていたので、その浜比嘉島にいってみることにする。この浜比嘉島は太平洋側の勝連町という所の先の幾つかの島を繋いだ海中道路の近くなのだ。

 非常に長い海中の道を走って、3つ位の島を渡って、一番先の伊計島という所まで一応走って見る。島の中に入るとなんだかよく分からないところを走るだけで、あんまり展望は無い。で、伊計島までは行ったが、多分途中で適当に引き返したような気がする。

 浜比嘉島は一番手前の平安座島と言う所から橋がかかっている。

 島内を一周して見たが、浜が見えない。比嘉漁港の近くに車を止めて、少し歩いて見たがやっぱり分からない。仕方が無いから引き上げる。

 途中、勝連城址というのがあったので寄ってみる。しかし、やっぱりハブの塊が頭の隅を離れない。あんなとこ行かなきゃ良かった。後の祭りである。

 途中、沖縄市だかどこかの街道沿いの食堂で昼食にする。初日のスーパーで見たわけの分からない魚だろうなんだかよく分からない定食が幾つかあったので、適当にその中から4つ選んで注文する。その店には近くだろう人たちの宴会の団体がいた。

 公園のトイレに寄ったりとかしながら空港を目指す。ところが、計算通りに車が動いてくれない。飛行機の時間が迫ってくる。やきもきしながら、なんとか間に合い、車をレンタカー屋に返して、無事飛行機に乗り込む。

 最後は少しひやひやしてしまったし、これといった岩を登ったわけではないかったが、それはそれで、結構楽しむことが出来た。余裕が出来たらまた行きたい所である。


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作成年月日 平成15年 8月18日
作 成 者 本庄 章