小川山その1

2000年8月9日記
 8月5日土曜日に富士五湖の西湖で山の仲間とカヌーで遊ぶ予定があったので、ついでと言う事で、翌日曜日は早川に行き、月曜日は出来れば小川山に行くつもりで、土曜日の午前1時頃に相棒といっしょに家を出る。

 さすがこの時間では渋滞はない。当然約束の9時には早く着き過ぎるので、鳴沢の道の駅で少し仮眠する。

 午後3時頃すごい風と雷雨が来るも、何とか1時間位で収まった。

 午後5時頃身延に向け出発。身延は本栖湖の裏と言う感じで、西湖からはそんなに時間はかからない。

 中富で食事の後早川へ。早川町の役場を過ぎて少し行った所辺りですごい雷雨に会う。一応栃の木橋の袂の幕営予定地に着くも、これじゃぁテントで寝るのも辛い。しばらく様子を見ていたが、場所もあまり幕営地としては良くないしということで、少し下がる事にする。

 案の定役場辺りまで下ると雨は降っていない。そこら辺で適当に場所を見つけて幕営する事にした。結局朝まで雨はなかった。

 朝6時頃、テントをたたんでボルダーエリアに行く。雨は上がっている。川も増水はしていないが、水は濁っている。それに、昨夜の雨はまだ乾いてはいないようで、なんか湿っぽい。おまけにまだ朝の7時にもなっていない。乾くまで待っているのもなんか手持ちぶさただし、まだ朝も早いしということで、早川は諦め、そのまま小川山に行く事にする。

 10時頃に小川山到着。受付でネットの仲間に会う。やっぱり小川山も昨日雨が降ったそうだ。天場を決めて、兼ねてからの計画通り、水晶スラブ下ボルダーから雨月岩、石の魂、分岐岩方面を偵察。やっぱりまだ濡れていたり、湿っていた。

 林のボルダーも偵察する。鯨岩とドンキーに人がいたが、やっぱり状態は悪いようだ。結局殆ど登る事なく天場に戻り、テントを設営する。

 軽い昼食の後ビクターへ。途中汚い大岩で靴も履かずにちょっと遊ぶ。

 ビクターの前はすごい人。ドンキーで会った人達もきていた。知った顔も何人かいる。裏に回って見るともっと人がいた。いったいどれくらいの人がいたのだろうか。

 普段は殆ど触られないであろう側壁の4級の課題を知り会いがトライしていた。この課題、小生も以前に触った事があったが、本当に4級なのだろうか。その知り合いもてこずっている。1級や初段は間違いなく登る人のはずなのだが。

 あまりに人が多かったのでただただ眺めていたら、すごい雨が降り出したので、急いで帰る。お影でズボンまでびしょ濡れになってしまった。夕方には上がったが、結局本日は殆ど登らなかった。

 月曜日、朝、日が照っている。9時頃からビクターへ。天気がいいから誰もいない。やっぱりボルダラーはそんなに多いわけでは無い様だ。

 サブウェイに取り付く。真ん中辺の核心部手前で落ちる。1年前と変わらない。核心部だけを何回かトライするも、突破ならず。

 裏に回ってコンケーブに挑戦。2手目が持てない。足も上がらない。幾つかのムーブを試すも全て駄目。仕方が無いから奥のカンテよりの易しい所をやる。戯れにモファットトラバースをさわる。遠い所がやっぱり足がなく取れない。当然と言えば当然だが。面白いから3回くらい挑戦してしまった。

 表に昨日会った人達が来たのでそっちの方にゆく。サブウェイをやっていたので交ぜてもらう。さっきより少し進む。でもあの遠いホールドが取れない。何回となく同じ事を繰り返す。

 昼近くにまた空が怪しくなって来た。雨が来ない内にテントをたたまないとと帰る事にする。

 間一髪、テントをたたみ終えた所に雨が来た。間に合った。でも小雨なので、そのまま昼食をする。段々強くなって来たので、適当に切り上げて帰る事にする。

 ゲートを越えたくらいに本格的に降り始めたようだ。

 役場近くまで降りると雨は殆ど降っていなかった。

 ナナーズで買い物をしていたら雨が降り出した。結構本格的に降って来た。

 信州峠を越えて須玉から韮崎に出るのだが、信州峠ではものすごい雨。前が見えない。霧で前が見えない事は何回か経験したが、雨で前が見えないのはそんなに経験が無い。この前の御岳の帰りよりもすごかったかも知れない。多分廻り目平もものすごい雨だったのだろう。今週末はずっと雨だったらしい。

 月曜日だしそんなに渋滞は無いとは思ったが、時間も有ったので、下の道を大月方面に行き、大月の手前から抜け道に入り相模湖で再び国道20号線に合流、永福から首都高速に乗って家に帰った。道に迷ったり飯だなんだで都合9時間位かかってしまった。

 東京も雷雨だった。お影で屋根に積んでいたカヌーに水がたっぷりと入ってしまったようだ。


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作成年月日 平成12年 8月 9日
作 成 者 本庄 章