日曜日に北海道は登別のボルダーに行って来た。社員旅行が小樽、札幌の北海道旅行だったので、日曜日の札幌での自由行動の時間を利用してのボルダリング行である。社員旅行の序だから当然一人である。北海道は登別に行ってきました
2002年11月18日記
土曜日の朝、羽田を出発した飛行機は一路千歳空港を目指す。途中岩手県辺りを飛行中に下を見ると一面の雪である。山だけではなく海岸近くの平地でも真っ白である。ここ何日か札幌でも雪が降っていたから、北海道も真っ白なのだろうかと心配する。
海を抜け、苫小牧の陸地が見え出すと、そこは白くはない。道路は勿論、家の屋根も畑も原野も、白くない。日陰などで一部白い所が有るものの、雪は無いのである。これで、レンタカーが無駄にはならなかった。
その日の夜、宿が札幌だったので、以前訪ねて場所だけは確認していた、クライミングジムを訪れて見る。
そのジムに行く予定はなく、場所とか電話番号とかは確認しては来なかったので、一応やっているかどうか確認しようと、電話帳を調べるが、そのジムの名前では番号は載ってはいない。仕方が無いから記憶を頼りに行って見る事にする。
確か北18条付近だったと、地下鉄で北18条まで行く。
駅の階段を上がると、なんとなく記憶と違う。記憶といってももう何年か前の一回きりだから忘れてしまったのだろうと、少し駅の周りを歩き回って見る。行き合う若者に聞いても見る。しかし、わからない。夜だし、暗いしで諦める。
そこから少し札幌駅の方に行くと何回か行った事のある山用品屋があるので、そこまで歩く事にする。
当然、その山用品屋は開いてはいない。若しやとの期待も有ったのだが、9時近いから当然ではある。そのまま札幌駅まで歩き、翌日利用するレンタカー屋の営業所を確認して宿まで戻る。
後日談として、家に帰ってから場所を確認すると、北18条ではなく、北13条であった。従って北18条の駅では風景が違うのは当然であった訳だ。おまけに西ではなく東だったから、乗った地下鉄も違っていたのかも知れない。いずれにしてもあまり根を詰めて探さなかったことは幸いであった。
翌朝6時頃起きて、6時20分頃に部屋を出る。朝食は6時半からだったので、もし朝食場所のレストランが開いていれば朝食を採ろうと思ったのだが、残念ながらレストランは開いてはいなかった。
丁度予約していた6時半頃にレンタカー屋に着き、千歳空港乗り捨てでレンタカーを借りる。ガソリンの説明が無いのが少し不安だったが、高速の乗り場までの道を聞いて出発する。
レンタカーにはカーナビが付いている。別にカーナビを要求した訳ではない。今の時期は空いているのだろうか。だが、カーナビの電源の入れ方がわからない。もう既に走り出してしまったから、あちこち探す訳にも行かない。でも少しあちこち触ってしまう。
札樽道のインターに入ると400円だという。えぅ、つい、苫小牧はこれでいいんですよねと聞いてしまう。札樽道と道央道は別料金だったのだ。この道は何回か通っているし、来る時も走って来たのだが、自分で運転したことがないから、そんなことは知らなかったのである。
暫く走って、道央道に入っても料金所は現れない。どうなっているのだ。何しろ一人だから少し不安になる。大分走ってからやっと料金所が現れ、やっとほっとする。
今度はパーキングエリアがなかなか現れない。一先ず走り出してしまったので、まだこの車の状況がわからない。勿論カーナビの電源も入っていない。最初のパーキングでゆっくり点検しようと思っているのだが、そういう時に限ってなかなかパーキングが現れない。パーキンソンの法則と言うらしいが、ん?、まいっか、良く言ったものである。
やっとパーキングに入り、貰った書類とか、パンフレットとかを確認する。予約の内容と同じ金額を払ったから間違いはないのだが、ガソリンの事は書類にも明確には書いては無いようだ。やっぱり満タンで返すのだろうが、貰った地図にはガソリンスタンドのマークは何処にも書いてない。
用意して来たパンを食べて、カーナビを調べ始めると、助手席側のもの入れにリモコンが入っている。これだ。もっとわかり易い所に置いておいてくれよなと怒って見ても始まらない。
リモコンの電源ボタンを押すとカーナビの電源が入る。しかし、画面は真っ黒で反応が無い。やっぱり正規に借りていないから使えないのかと思ったりして、電源ボタンを切ってまた入れて見たら、画面が出て来た。
少しカーナビで遊んで、またパンを食べて出発する。
カーナビの点線表示が千歳インターで高速を降りている。どうなっているのだろうか。標準で検索したのだが、登別へは高速を使わない方が安くて早いのだろうか。そのまま高速を走りながらまたパーキングエリアに入ってカーナビをいじる。
良く見ると、高速は使わない条件になっている。そこを標準に戻して、音声案内をオンにして設定をし直す。走り出すと、やっぱり転戦は走った所に付いている。そういう表示だったらしい。これから行く道を示している訳ではないらしい。とすれば、札幌から千歳までの転戦は何だったのだろうか。
苫小牧を過ぎ、白老を過ぎると道は少し山の中に入って行く。それと同時に道路脇に雪が出始める。道路情報では、白老から国縫間で道路が凍結している所があると報じている。一応スタッドレスタイヤを履いているはずだが、少しゆっくり目に走る。後続車も心成しかスピードを落としたような気もする。
登別東インターを降りてからは地図が有るので、またまたパーキングに寄ってその地図を用意し、インターを降りる。
最近のカーナビは、インターの細かい道路の表示、また、料金所を出てからの右か左かの車線まで指示してくれる。地図は持っていても、このインターを降りてから主要道路までの道が、知らない所だと迷い易いのである。最近のカーナビはそこまでサポートしてくれるようだ。これは何とか考えなくては。
以前、沖縄でのレンタカーでカーナビを使ってすごい感激したのだが、その時は精度があまり良くなく、交差点を曲がっている最中に交差点を曲がれとの指示が出たり、なんとなくリアルタイムカーナビに不安を持ってしまった。今回のカーナビは高速のあと2kmとの看板の横であと2kmのアナウンスがあるし、あと何百メートルで左折だとか交差点の直前で曲がれと言う指示が出て来るので、位置も非常に正確になっているようである。これは多分民間向けGPSそのものの制度の関係だとは思うのだが、これなら、リアルタイムカーナビである。
国道を横切り登別駅前で左折し、少し行った所で右折して踏み切りを渡りすぐに左折する。すると右斜め前方に登別港が見える。さすが、この辺になると、カーナビよりは地図と目視で運転したが、迷う事無く登別港に到着する。予定通り凡そ9時である。
この港を海に向かって左の方に進んだ先が今回の登別港北エリアである。途中ダートの道に入った先の駐車スペースに車を止め支度をする。
天気はすごく良いのだが風が少し有るので暖かくはない。気温も途中の電光掲示によると2度位らしい。札幌からの途中はずっとマイナス5度とかマイナス2度だったからそれからすると暖かい。
先ずはトポを見ながら偵察する。
ここは、海岸に突き出した岬状の崖の縁に岩が露出している。高さは15mから20m位だろうか、岩の高さは2m位から10m位まで様々である。その下部の岩を登るのである。従って、ほとんどが途中から飛び降りたり、易しい所をクライムダウンしたりするする課題である。トップロープの課題もかなりある。また、クラックをリードする課題も1本ある。その課題にはちゃんと終了点も作られていた。
この壁は港の外れから続いているのだが、ボルダリングの対象とするのはその途中からである。トポはその最初の課題からしか描かれていない。従って、最初の課題を探さなければならないのである。
駐車スペースから砂浜に道が入っている。といっても砂だから一般車は入るのは無理だ。その道の脇のボルダーの基部はゴミが結構捨てられている。草も生えている。
適当な岩に近付くが、太いパイプとか材木とかが有って綺麗ではない。岩の形とトポを見比べながらその岩がどの課題かを確認する。
ここの壁は一枚岩ではなく、幾つかの岩が重なっていたり、土の壁の途中に岩が露出していたりで、課題が並んでいる訳でもない。でも下部の岩は大体は隙間なく並んでいる。そこから課題を見付けだし、トポと照合するのだが、どの岩もカンテと凹角、そしてクラックがある。どれがどれだか、一見ではわからない。近寄らなければ、ホールドとかポケットとかもわからない。
少し先に行って、トップロープの課題がある高い岩の先の途中岩壁が切れている場所まで行き、やっとトポと現在地を確認する。そこがわかればあとは前後関係で大体わかって来る。いつもの事だが、そこまでが結構時間が掛かるのである。
ここに来る前にトポで考えていた、3級とか4級の課題を確認するが、なんか面白く無さそうだったし、風も抜けるし、あまり綺麗でもないしと、そのまま先の方に向かって偵察を続ける。
途中また少しわからなくなったが、ぽこっと突き出した少し高い岩で再び現在地を確認する。そこからは適当に確認しながら、ホーン岬という岩の一寸した出っ張り迄行く。
ここはこの岩壁の先端の本当の岬ではなく、岩が少し岬状に出っ張った所である。そこを巻き込むと奥の浜と言う少し広い浜になっている。
この奥の浜は風下になるので、岩に風が遮られて、風は来ない。日は当たっているから少し暖かい。おまけにその先は海になってしまって岩は続くが砂浜はない。このエリアの一番奥なのである。ここに荷物を置き、ここから登り始める事にする。なんだかんだで既に10時頃になっていたようだ。
このエリアの一番奥にある唯一のリードルートを確認するが、なかなか見当たらない。この奥の浜にはあまり課題が設定されていないから余計にわかり難い。終了点を探すが見当たらない。関係ないけど、砂浜だから歩き難い。トポと何回か見比べながら、下にあるらしい岩を目印にやっと探し出す。
クラックだから、ピンが無いから、終了点も古ぼけた岩と同じようなロープが少し見えるだけだからなかなか見つからなかったのだ。
その右隣に7aという課題があるらしいのだが、デコボコフェースの良い課題らしいのだが、良くわからなかった。
荷物を置いたホーン岬迄戻り、岬のクラックという6bの課題にいきなり触って見る。
クラックの縁が少しフレーク状になっているのだが、指は入らない。第一関節が掛かるかかからないくらいである。それも4本の指はかからない。離陸してしまえばその上のクラックは十分に持てる。3回目くらいに離陸が出来上に抜ける。やっぱりいきなりの指パワーは出て来なかったようだ。
今回、一人だから三脚を持って来ようと思ったのだが、出がけに思い出したので、結局何処にしまったか忘れてしまったから持って来れなかったのである。しかし、ここは砂浜だから、砂に直接デジカメを斜め上向きに置いて、セルフタイマーを使って小生が壁に取付いている写真を撮って見る。やはり、タイマーの時間が短いから、取り付きでホールドを探っている写真しか撮れない。
その右側の緑のカンテと緑のフェースという6a+と6aの課題を触って見る。フェースの易しい方は、少し高い所の一寸したテラス状の所に乗り込んでリップを取って2回目位に何とか登る。登れたから一応写真を撮る。岩に触ったついでにもう一回登と今度は楽に登れた。
カンテの方は、下が少し被っているから、スタンスが見つからず、カンテも持ち難かったので、色々と試して見たのだが、結局は登れなかった。
この課題のトポと実際の岩の形がどうしても合わない。岬のクラックの方も、クラックの形とか、SDのスタートホールドとかはトポと同じに見えるのだが、その岩の形やその上の岩の状態がトポとは違うように見える。まぁ、トポと違っても大して問題はないからあまり悩む事無いか。
その先の先に偵察したジョーズという奇麗なカンテに行って見る。左右どちらも6c+らしい。ガバからスタートして少し上のガバで終わるらしいのだが。ホールドらしい物はあまり見当たらない。一応スタートホールドと思しきホールドを触って見るが、離陸は出来ない。右側は左側よりは少し傾斜が弱まるのだが、こちらもホールドもスタンスもわかり辛い。こちらはホールドすら触れない。
荷物はそのままにホーン岬の前の浜側の岬のスラブを登って見る。見た目より難しいらしいが、傾斜が僅かに寝ているし、なんとなくガチガチしているから、何とか登る。因みに6aらしい。
荷物を持って、ペロマントルの前迄戻る。ここはぺロッとした寝ている凹面にマントルする5c+の課題である。スタートは岩のスロープの上からである。簡単にマントルして、トポには飛び降りると書いてあったが、飛び降りるのがいやだったので、脇のクラックを使って降りたのだが、出だしに握っていたホールドが欠け、180度身体が廻って前向きになって岩のスロープの上に落ちてしまう。前向きだったので、前につんのめってしまったが、前向きだったので、膝をついたくらいで、事無きを得た。
その右隣に4級のチムニーがある。来る前から登る予定であったので、触って見たが、前が開いた、どちらかと言うと凹角状の所である。おまけに右面の岩は日が当たらないのか、なんか湿っていて苔が生えている感じがする。
一応、1.5m位の所から始まるそのチムニーの中まで登って見るが、やっぱりチムニー登りとかステミングは出来そうに無い。なんか滑りそうで恐いのである。左の壁のカンテは持てそうだが、万が一持てなかったら2m位落ちてしまう。下が砂とはいえ、草が生えているからそこそこ硬そうである。クライムダウンして、左の壁のカンテを確認する。
4級だから難しくは無いはずだからと、2回目に、途中からその左の岩の少し遠いカンテを取ってしまって登る。少し高いから、落ちたら3m位は落ちるから少しどきどきする。
今回は、荷物になるからと当然マットは持って来てはいない。半分の幅の薄いマットも持って来てはいない。従って、多分エイハブ船長のリップの上のカンテからマット無しで落ちても何とも無かったから落ちても大丈夫ではあろうが、一人だから落ちたくはない。
マッコウクジラというここ最難の7c+の課題の近く迄移動する。風が強いし、防寒具を着たり脱いだりするし、カメラを出したり入れたりするから、おまけに靴を履き替えたりするから、そんなに広くはないのだが、移動の毎に全荷物も移動する。そして、風の影響の少なそうな所を選んで荷物を置く。
たていたフェースという課題をやって見る。壁の真ん中にいかにも使ってくれと言わんばかりのポケットがある。それを使って、左の上の方のカンテと言うか、縦フレークと言うか、そんな所を使うと5b+,それを使わないと5c+らしい。最初は5bバージョンをやって見る。
細かいホールドでポケットを取りに行く。所が、このスタートがいやらしい。すんなりとポケットを取らせてはくれないのである。足を選んで、デッド気味にポケットを取る。ポケットは指は3本である。縁が尖っているから指が痛い。結局、何回かかかって上に抜ける。
次は右バージョンである。ポケットまでは同じだが、その上のホールドが見当たらないポケットを左手で持っても見たが、左手では持ち難い。なんとか、左で使ったカンテの手前の一寸した凹面に左手を持って行き、右足を上げる。で、リップを取ろうとするのだが、リップに僅かに届かない。
降りて来て、足を探すが、良い足が見つからない。左を登って降りる時に使った右側の凹角に良い足がある。これを使ってしまうか。左手は壁の左端、右足は壁の右端、そんな感じで右足を上げリップを掴む。もしかすると、ポケットを左手で使うのかもしれないが、まぁいいや。
次は右隣の岩のオレンジスラブである。途中に顕著な一寸した外傾バンドがありそれを使って登る、なんか登って見たくなる6bの課題である。外傾バンドまで何回かかかったと思うが、何とか登る。
次はその真ん中の狭いフェースのシャコという6cの課題である。何にも無いフェースである。ホールドもあまり見えない。でも、狭いから、右だったか左だったかのカンテが持ててしまう。そのカンテを使って登る。6cだから多分カンテは限定されているのだろうが、トポにはなにも書いてはいない。限定されていたとしても使ってしまっただろうが。なにせ、あまり休む事無く結構登ってしまっているから。
同じ所を4回も降りる。最初の課題で使ったリップを使うのだが、上が平らなほぼ直角のリップだから、ガバと言う訳ではない。下から持てば持てるが、上から降りる時に使うと出だしだから結構力を使ってしまう。その後もガバが続く訳でもない。降りるだけで結構疲れるのである。
一番最初にちょこっと触ったぬりかべという課題のあるノペッとした岩の並ぶ所に移動する。
先ずぬりかべ側面という課題を触って見る。5cらしい。多分登ったと思うのだが。次はその隣のディンプルという少し寝た浅いポケットが幾つかある壁である。
取付いて見たが、ホールドが無く敗退する。しかし、一応取付いている所を写真に撮る。そして、再度壁を丹念に探して見ると、右の方に浅いポケットが幾つか見える。トポにもそのポケットが書いてある。それを使うのか。しかし、それを使うと、右の方のすごく良いスタンスが使えてしまう。そんなんで、良いのだろうか少し考えたが、まぁいいやとそのスタンスを使って上に抜ける。自分としては壁のド真ん中を行きたかったのだが。
その右にスケソートラバースという、そんなに高くはないノペッとした壁がある。そこにはポケットが幾つかある。それを繋いでトラバースして来るのがスケソートラバースなのだが、既に力を大分使ってしまっている。6b+らしいから小生には易しくはない。最後の一つ穴と二つ穴を使って上に抜ける所だけをやって見たが、ポケットが浅くて、身体は上がらなかった。
既に12時である。そろそろ帰らなければならない。最後にクロイダーという7bとそのSDバージョンであるなまらクロイダーという7cの課題のある入口のボルダーの写真を撮って帰ろうとしたのだが、正面の大レッジにマントルして立ち込んで行く子供マントライザーという課題が気になってしまい、そこの写真を撮ろうとデジカメをセットして岩に触る。
そのまま帰る積もりだったのだが、左足を上げてのマントルが出来なかったので、今度は右足で右の斜めに下がるレッジでマントルしたらマントルが返った。これは上に抜けねばなるまいと、リップのホールドを探って再び垂壁をマントルする。上は砂利が乗っている平らな所だから、ホールドも顕著な物はないから、簡単ではなかったが、6aだから何とか上に抜ける。
そんなことをしてしまったから、それにカーナビのセット等、支度に少し時間がかかってしまったから、実際に出発したのは既に1時近かった。
集合は空港に2時である。これから約1時間で千歳のレンタカー屋迄もどり空港まで行かなければならない。カーナビの営業所到着予定は1時48分となっている。途中のパーキングで手を洗ってと思っていたのだがその時間も無い。途中でパトカーにでも捕まったらもともこも無いから、なるべく110km付近のスピードで高速を走る。お影で5分くらい予定時間を短縮出来た。といっても余裕が出来た訳ではない。
インターを降りてカーナビと地図を頼りに営業所を目指す。途中ガソリンスタンドによらなければとキョロキョロしながら走るが、結局営業所までスタンドはない。戻ってスタンドを探す訳にも行かないから、そのまま、出迎えてくれた係りの人にガソリンを入れていないと言うと、あそこで入れるから大丈夫だと言う。営業所の中にスタンドが有ったのだ。だったら最初からそう言ってくれていれば良かったのに。
スタンドに向かって走り出すと後ろで呼ぶ声がする。止まって見ると、掛かりの人が入れるから事務所で待てとのことである。だったらはっきりとそう言えば良いのに。こっちはすごく急いでいるのだから。
集合時間は2時なのだが、飛行機の時間が2時半なのである。せいぜい10分位しか遅れられないのである。集合時間までもう15分も無いのである。やきもきしながら待っていると、やっと名前を呼ばれたのでガソリン代を払い、送迎バスに乗り込む。こういう時に限って、その送迎バスもなかなか出発しない。もうあと5分位しかない。仕方が無いから携帯電話で幹事さんに遅れる旨連絡する。
結局、空港内でも少し迷ってしまったが5分遅れ位で合流出来た。
やっぱり少し慌ただしいボルダリング行ではあったようだ。家に帰ってから写真を整理したりトポを見直していて、このエリア最難のマッコウクジラ7c+を見て来るのを忘れた事を思い出してしまった。当然写真も無い。やっぱりトポに印を付けておくのだった。少し残念。