夏はやっぱり暑いのだ

2002年8月5日記
 最近は暑くて動く気がしない。夏だから仕様が無いということか。

 この時期、小生の周りの人達の中には、比較的涼しいとされるエリアに出かけて行く人が多い。暑いから涼しい所に行く。至極道理である。しかし、皆がそう考え、皆が大体同じ所に行くから、その比較的涼しい所は人がいっぱい集まって来る。即ち混む。らしい。

 この暑い最中、わざわざ混む所に出かけて行く事も無いと考える人達もいる。どちらかと言うと小生はそのタイプである。

 しからば、涼しくて混まない所を探すか。まぁ、誰もが考える事では有るが、この狭い日本、そんな所はそう簡単には見つからない。

 先ず幾つかの候補を上げて見る。しかし、その殆どは行ったことがない場所である。頭で考えて、北の方に位置しているから、或は標高が高いから、等々の考えられる条件に会いそうな所をピックアップする。そして、その場所の資料を集める。

 これがなかなか集まらない。家の中の何処かにある事は有るのだが、どっかに紛れて何処にあるかはすぐにはわからない。探せば良いのだが、暑いから探す気がしない。そういう資料は大体がすごく暑苦しい所にあるというのが相場である。このくそ暑いのにわざわざ尚更暑苦しい所に行ってわざわざ探す気にはならない。まぁ、それだけ訳のわからない資料を貯め込んでいると言う事ではあるのだが。

 手軽な所で、インターネットで探して見る。しかし、これが意外と見つからない。幾つかの場所は見つかるのだが、場所が特定出来なかったり、ロケーションがはっきりしなかったり、帯に短したすきに長しという感じのものが多いのである。あるいは、涼しいだろうと考えた所が、5月を過ぎると暑くて駄目だとの文章に接したりする。

 この暑い寒いは人に寄って基準が違うから、寒い所の人が暑いと言うのと、暑い所の人が暑いというのは大分に違ったりする。また、ただ遊びに行こうと考える人と、難しいのを登ろうと考える人でも、その基準はものすごく違ってしまう。当然物見遊山に遊びに行こうという小生の許容範囲に有りながら、暑くて駄目だとかかれている所も多くあるだろう。

 先日そんな中から、標高もそこそこ高いし、少しは北だしということで、栃木県の塩原温泉と、川治温泉を選んで行って見た。

 確かに朝夕は少しは涼しいし、夜などもそんなに暑くはない。しかし、日が照りだすと、この辺と変わらない。暑くてしょうがない。幸い両方とも河原だったから風は少しは涼しいが、それでも、小生の住む海沿いとそんなには変わらない。或は、御岳渓谷ともそれ程は変わらない。日陰が、或は夕方が狙える御岳の方が涼しかったりする。

 結局暑い最中のボルダリングとなる。あそこがそんな状態なら他も推して知るべしか。

 山梨県の仲間が涼しい場所を紹介してくれた。彼らは海パンを持ってそこに行くらしい。で、そのエリアを良く知る仲間にそのエリアの事を聞いて見ると、大変な悪路を行かなければならないらしいことがわかる。そう言えば、その紹介してくれた仲間の自動車はジープタイプだった。小生の乗る、ダンパーのへたったセダンでは大分にきつそうである。何しろ、とあるボルダーエリアで見事に前輪をバーストさせ、大枚一万円を叩いたばかりでったのだ。

 結局御岳かということになる。で、御岳でもという事にはるのだが。

 御岳も、朝、夕は確かに涼しい。しかし、そこに行くまで、或は帰りが大変である。朝にしろ夕方にしろどっちか片方は暑い最中の移動となる。電車でも自動車でも冷房が入っているではないかと皆さんはおっしゃるかもしれないが、この冷房と言うのが小生も相棒も余り好きではないのである。だから余り冷房は使わない。雨などが振って、窓が開けられない時に仕方なく使う程度である。

 で、昼の1時頃に、御岳でも行こうかと声をかけて、そうするかと言う事になって、でも、相棒も小生も結局は動かない。結局は2時になり、3時になる。で、行く機会を失ってしまう。まぁ、そんな感じだ。

 やっぱり夏は暑いのだから、暑いときには暑い所でボルダリングをする。それが自然なのかも知れない。でも、やっぱり空いている涼しいところでのんびりとボルダリングをしたいなぁ。

 どっか良いところはないかあぁ。


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作成年月日 平成14年 8月 5日
作 成 者 本庄 章