三峰ボルダーその2

2000年3月13日記
 昨日の土曜日に11人で三峰のボルダーに行ってきました。昔のウイングの人達と、現船橋ロッキーの人達です。そして、何と女性が4人も。今回は電車だったので何時もの相棒は参加しなかったと言うのに。

 出る前は曇りとの事で寒いのではないかと懸念していましたが、そんなに寒くも無く、非常に楽しいボルダリングが出来ました。

 西部池袋駅に集合し、秩父鉄道三峰口までの直通電車で出発。

 三峰口に到着し、バス停へ。既に超満員状態。いっぱい並んでいるのに、止まっているバスは既にもう乗る余裕は無い。ドアも閉まらない。仕方ないから歩き始めたら臨時バスが来たので慌ててバス停に戻るも、そのバスも満員で我々が乗るスペースはやっぱり無い。

 そのバスの運転手が次のバスがもうじき来ると言ったので、しばし待ってすごく空いたバスに乗車、しようとしたのだが、なんとそのバスは我々の行く方向とは反対の方向に行くんだとか、我々の乗るバスは道路の反対のバス停に来る西武バスだとか。そういえば、道路の反対にさっきから何人かの人達が並んでいる。我々が乗ろうとしていたバスは両神村営バスだった。それにしても、今の季節にあんないっぱいの人を集める所ってどんな所なんだろうか。みんなロープウエイ方面に行くのだと思っていたのに。

 先ずは街道から河原に降りた所に荷物をデポ。思い思いに準備をし、ウォーミングアップをする。小さな岩でトラバースする人、つるつるの岩にてこずる人。11人も居るから皆それぞれである。

 上級者が地面からランジの課題をやっている。小生はその横のカンテを登る。そこには課題は設定されてはいない。そこで、**カンテと命名。そんな事をしなくても課題はそこら中に有るのだが、反対に有りすぎて無いに等しい感じである。別の人の**スラブも出現した。

 ベルロック正面3級をやっている人が居る。小生もトライ。出来ない。これで3級か。ホールドが細かすぎる。

 2時間もその辺で遊んだだろうか、そろそろ移動しようと言う事で、石伝いに徒渉し、シルクハットやどくろ岩横のスペースに落ち着く。そして、皆でひもを見に行く。ひもって被ってるんだというのが第一印象であった。

 実は、ここで大変な事が発覚した。ひもの岩の上の方にあった小さな花を付ける小さな木が切られていたのである。登るのに何にも邪魔にはならないのにと、何回かここに来ている人が憤慨していた。確かに鋭利な刃物で切り取られた跡が残っていた。ひもを登ろうとするような人はそう多くはないはずだが。

 シルクハットの池田カンテや一輪車を登った人が降りてくる凹状ルートを触る。8級だが、なんで登れないの? で、無謀にも池田カンテ1級にトライしてしまった。カンテの右には回り込んだんだけどなぁ。

 ここでも袋小路など2つ3つの5級にトライするも、ホールドが細かくてなかなか登れない。

 上級者2人がやっていたのと、名前に引かれて涼しいマントルに挑戦。無謀にも3級である。

 この課題、名前通り本当に涼しい。ムーブとしては5級も無いと思った。石の上に乗ってルーフの上のガバに飛びつき、そのままルーフをマントルと言う課題。そのスタートとなる石が少し高い。そして、その後ろには大きな岩が迫っているという、石と石との隙間に有る課題である。だから、日陰で涼しい、というのが名前の由来か。そして、落ちれば? だから6級とか5級でも3級。当然他の人はこんな課題はやりもしない。そして、これはなんと1撃だったのだ。少しもがいたけど。だって落ちたら本当にやばいのだから。

 ここは、シルクハット、どくろ岩、無名峰、ビッグボルダーと大きな岩が多い。そのうちの一つ、どくろ岩の7級の課題に取付く。ガバガバだが高い。一応登って、降りようとしたら、降りられない。隣の岩に飛び降りれば降りられるのだが、岩に飛び降りるのはいやだ。次に同じ課題を登ってきた人に先に降りてもらう。その人も降りるのを止める。困った。小生の前に登った人は簡単に降りてきたのに。結局2人して岩の上から助けを求め、降り方を教わる。なんともみっともない。

 そろそろ夕方になってきた。ペタシを登りたいと言う人について草餅岩へ。結局みんな集まってきた。上級者は草餅岩でペタシ初段やベロンチョ凹状1級、その他の人達は隣の岩の上級者への登竜門5級にトライ。小生当然その他の人達である。甘いホールドで足を上げなければならないのだが。やっぱりホールドが持てない。なんで5級が出来ないんだ。三峰はグレードが辛いと嘆いたら、またまた慣れてないからだと言われてしまった。でも、それだけかなぁ。

 そろそろ疲れてきた。当然だ、もう5時に近い。最後にひもを登る人をその他大勢で見学する。挑戦者も少し疲れていると言いながら、3回目には登ってしまった。ビデオのムーブの通りだった。感激。

 まともに5級も登れなかったが、3級1つ登ったし、ひもの生ライブも見学出来たし、非常に有意義な一日では有った。寒くもなかったしね。

 でも三峰って往復8時間もかかるんですよね。


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作成年月日 平成12年 3月19日
最終改定日 平成12年 3月19日
作 成 者 本庄 章