三峰ボルダー行ってきました

1999年12月20日記
 昨日の日曜日、三峰に行ってきました。

 朝の2時に千葉を発ち、国道16号を経て、栗橋、加須、熊谷、寄居から秩父に入る。お陰で、三峰には7時頃に着いた。途中、長瀞から寄居への抜け道を抜け道マップ頼りに逆走したので、その分少し余計に時間はかかってしまったが。

 誰も居ない大滝村の道の駅で軽い朝食を済ませ、予定の駐車スペースを偵察。小学校の横の道はどうも駐車には適さない様なので、国道沿のスペースに駐車。で、いざ出発となったのだが、まだ8時前だし、寒いから先ずは偵察と言う事で、靴だけは持ったがその他のマットや食料などは持たずに河原へ降りる。

 朝の8時頃だから当然まだ日は当たらない。当然寒い。岩も大変に冷たい。岩の凹みには氷まで張っている。なんか前日に雨でもあったみたいな感じだ。

 トキオさんのトポを片手に岩や課題の確認を始める。あれが緑岩であれが赤岩だな。とすると、これはこの岩であれはこれか。じゃああの岩はこれかなぁ。でもカッコが違うなぁ。あんな所に課題もありそうに無いし。待てよ、向こうのあの岩にはチョーク跡があるぞ。とすると、あの岩はどの岩だろう。

 やっぱり、初めての場所ではトポとの照合が大変である。今回も行ったり来たり、トポ集の第1図の照合だけでも結構時間がかかってしまった。

 そうこうするうちに、向かいの稜線の上に太陽が昇り始めた。トポ集には第5図まで有る。まだまだ先は長い。どうしよう。こんなことやってたら時間が無くなってしまうし、この先は対岸に渡らなければならない。さりとて、マットを取りに戻るのも、結構時間がかかるし面倒くさいし。ひとまずはこの辺で少し遊んでみるか、と言う事で登り始める。

 相棒にはそこが10級だよと教えて、先ずは6級辺りから。んーんきつい。手が滑って落ちる。手も岩も冷たいから、手が無茶苦茶に痛い。やっぱりホッカイロが必要か。相棒も登れずに居る。やっぱりホッカイロが欲しいと言う。

 再度、トポ集と岩の照合。大分わかってきた。

 やっと、河原に日が射し始めた。やっぱり、日が当たると暖かい。手もだんだん暖かくなってきた。

 その辺の登れそうなところをいくつか試みる。登れたのも有るし、登れないのも有る。登れない5級6級があるし、簡単に登れてしまう2級、3級がある。どうみても取り付けない6級もあった。

 もう大分遊んだつもりなのにまだ10時だ。でも、やっぱり寒いし、手も冷たい。この先のエリアに移動するのもかったるいし、食料も持ってこなかった。予定はもう1泊して明日もここでと言う事であったが、テントで寝るのもなんか気が進まないし、今回は偵察でもあるし、寒いし、ここはこの辺にして何時もの御岳に行くかと言う事に無理矢理してしまう。やっぱり、初中級者が来る季節ではない事を痛感した。

 そうと決まればすぐさま御岳へと言うところなのだが、そうと決まれば決まったで、でもせっかく来たんだからと戻る途中のできそうな課題に、ちょっと待ってこれ登ってみるからと、また店を広げてしまう。結局引き上げたのは11時を回っていた。

 御岳でも結構下地が変動しているが、三峰もやっぱり下地の変化が激しい様だ。下地が1mも上下すれば、登れない6級も出るし、簡単な2級3級もでる。結局トポは、特にそのグレードは目安でしかない様だ。三峰の開拓者が何年か後に再び訪れたときまるで初めて来た様だと言ったとの事だから、もしかすると、大きな岩も動いているのかも知れない。

 下地は比較的良いとの事だったが、やはり初中級者にはきつい。それに結構流木が絡んでいたり、ダム工事の残骸なのだろうか、色々な鉄製品が埋まっている。それもどういう訳か課題の取付き部分に多い様に感じる。木には工事用のビニールシートの破片が絡んでいたり、ジュース類の空缶も散乱している。決して奇麗な渓谷とは言い難い。でも、来年の3月辺りにまた来ようか。

 結局、御岳で5時近くまで遊んで、もう明日は登れないねと言う事で、仮眠の後その日の内に帰宅してしまった。

 ボルダリングで2日続けてはやっぱりきつい。1泊2日の予定であれば、前日は午後から、次の日は午前中だけで昼から帰るというのが無理の無い予定のようだ。年末に2泊3日のボルダリング旅行を予定していたが、この分では1泊2日に短縮した方がよさそうだ。中1日は観光と言う事も考えられるが。


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作成年月日 平成12年 3月19日
最終改定日 平成12年 3月19日
作 成 者 本庄 章