御岳ボルダーその51

2003年12月 5日記
 火曜日の日に相棒と2人で御岳に行ってきた。約二ヶ月振りの御岳である。

 有休が結構余っていたし、仕事もこの時期あまり忙しくは無いので、思い切って一日休みをもらったのである。

 しかし、実は、休みを貰う段階で、ここの所雨が続いたものだから、もしかすると御岳は増水で登れないかもとの懸念があったのである。おまけに、前日の月曜日は、午前中で雨が上がるかと思ったのだが、夜遅くまで雨が残ったしで、休んでしまったは良いけれど、ということで、出発に際し、御岳に行ったものかどうかを悩んでしまったのである。

 御岳が駄目なら他の場所に行くということも考えられたのだが、この日は相棒が都内で用事があり、そのついでの御岳というのが最初の発想だったから、そう簡単には場所を変える訳には行かなかったのである。

 暫く一人で悩んでいたのだが、最初に目論んだ出発時間を過ぎてしまったので、結局は、どうせ途中までは行かなければならないし、序でと言う事で、行くだけ行って見るかと、何時もの様に、家を11時頃に出発した。

 平日のこの時間の道の混雑振りが分からなかったのだが、首都高の環状線で少し渋滞が有ったものの、その他は順調に走り、1時頃には青梅に入ることが出来た。

 寒山寺の駐車場には結構自動車が停まっている。まだまだ紅葉が落ちきっていないからなのか、平日なのに多くの人が来ているようだ。

 途中、忍者返しの岩の上のトンネルの手前の歩道に自動車が停まっている。そこにはあまり釣り師とか一般の人は自動車を停めないから、多分ボルダラーの自動車だと思われるのだが、そこに自動車が停まっているということは、忍者返しの岩は登れるのかも知れないと、少し安心をして先に進む。

 今回はデッドエンドの岩を目的としたので、1時過ぎに発電所脇の駐車場に到着する。

 さすが平日なので、こちらの駐車場は空いている。

 パッドを背負い、出発する。

 途中の、発電所脇の日陰の舗装路が濡れている。やっぱりだめなのかなぁ。林の中の遊歩道に入るとびちゃびちゃである。やっぱりなぁ。不安が過ぎる。

 遊歩道から対岸を見ると、丸こんにゃく岩の下地は出ている。岩は乾いているだろうから、登れそうだということを確認して、また少し安心する。

 遊歩道からデッドエンドの岩を見ると、表面が光っている。やっぱりだめか。

 仕方が無いから、中州ボルダーに行くことにして、先に進む。

 河原の遊歩道に下りて、念のためということで、相棒をその場に残し、デッドエンドの岩を確認に行く。

 真っ白いチョークの跡がいっぱい付いている。あれぇー、乾いてる。この岩って光って見えるんだ。下地は湿っているけど、岩は乾いてるから、登れるではないか。相棒を呼びに戻る。

 下地が湿っているから、岩の下にパッドを敷き、仕度を整える。

 昨夜買った足拭きマット用の人工芝を少し水の溜まった場所に敷いて試してみる。

 今までの人工芝は、裏にラバーをコーティングしたタイプだったのだが、そのラバーの強度が弱かったので、いっぱい穴が開いてしまって、濡れた下地に置くと、下から水が上がってきて芝が濡れてしまうのである。そのために、濡れないマットが無いかと探していて、昨夜、良さそうなものを見つけたのである。少し厚いのだが、そんなに重くは無いし、80円という値段に負けて買ってしまったのである。

 そのマットは、ポリエチレンの枠の上にポリエチレンの芝のマットを載せている感じで隙間がいっぱいあるから、濡れた下地から直接芝のマットに水が上がらないだろうから、濡れないだろうとの目論見で買ってみたのである。

 なんとなく成功したような気はする。

 そのマットをパッドの前において、デッドエンド直上に挑戦する。

 左足を少し高いところに乗せて、その足と、スローパーに置いた右手で遠い左手のポケットを取りに行く。このポケットの持ち具合を試したかったのである。今までと変わらない。やっぱりな。

 ポケットに左手が届かない。もう疲れたのか。いや、まだ一回しかやっていないから、そんなことは無いはずなのだが。スタートのマットの場所が悪いから、ムーブが少しおかしくなってしまったのだろうか。ということで少し考える。

 右手を軸に、左足と左手でポケットを取るのだから、左肩を上げなければならない。そのためには左の腰を上げなければならない。左足を上げれば左の腰も上がるはずだ。足を置く位置は決まっているのだから、そこで足を上げるには爪先立ちにするしかないか。

 というようなことで、そのイメージでやってみたら、左手が余裕で届いた。やっぱり。

 ポケットに中指を入れる。続いて人差し指を入れる。力を加える。持ちきれない。従って次のムーブが起こせない。

 ポケットは逆三角形である。指は2本という人と3本という人がいる。何とか3本入れてみよう。

 中指を入れて、人差し指を入れて、薬指を添えようとして落ちる。薬指は入らない。

 薬指から入れてみる。中指を入れる。薬指の小指側が凄く痛い。ポケットの淵のちょっとした突起に引っかかっているようだ。従って少し効く。しかし、薬指が痛い。今までで一番しっかり持てたが、指が痛い。

 その後、何回か指の入れ方を探ってみたが、これといった成果は無い。だんだんポケットに手が届かなくなり出す。疲れてきたようだ。それに、やっぱりまだ小生のグレードではないようだ。諦めることにする。

 中洲ボルダーをちょっと触る。相変わらず新たなムーブもスタンスもホールドも発見できない。やっぱりまだ無理の様だ。

 この中州は管理釣り場の中にあるのだが、その管理釣り場の様子が少し変わったようだ。途中、2箇所に堰様のものを作り、2面のプールが作られている。そのためというわけでもないが、中州ボルダーの沢側は何時もより水位が上がっている。中洲の高さはそれ程違わないから、ジャンピングフックの下地の高さは変わらないようだが、レインボーハングの下地は少し下がってしまったようだ。

 レインボーハングでも登ってみようかと思ったが、またしても登れなかった。

 先ほど確認した丸コンニャク岩に行く。

 下地は湿っているが、脇から流れてくる水も、岩の基部の途中で砂に染み込んでいて、支障はなさそうだ。

 パッドを広げ、足拭きマットを置いて、「丸コンニャク中央」を触る。

 マットやパッド以外のところに落ちると靴が濡れるかも知れないからと、慎重にスタートする。が、左足のスタンスが見えないので、次に足が上がらない。探っているうちに落ちる。

 地面から左手を探る。上の方の「丸こんにゃく左」で使うホールドに手が届く。よし、このホールドで出てみよう。

 やっぱり伸びきってしまうから、ムーブが続かない。

 スタートホールドをもとにもどし、左足のスタンスの場所の見当をつけてやってみる。体を少し岩から離したりして何回かやってみる。

 だんだんホールドも持てるようになり出し、足の見当もついてくる。体が上がりだす。しかし、その先に動けない。もう少し体が上がれば右足が上がるのだが。

 また左手を1つ高い所のホールドに持っていってやってみる。左足が上がる。体が上がる。もう少しで右足があがる、という所で落ちる。

 だんだん疲れてくる。その後はそれ以上に行かない。諦めるか。

 「丸こんにゃく左」を触ってみる。これは以前に登った課題である。

 左足を左のほうの高い所のポケット状のスタンスに乗せて離陸する。スムースに離陸する。右足を右の丸いカンテにヒールフック見たいに回し、右上のホールドをデッドで取る。留まる。左手をカチに移す。右手をリップのスローパーに飛ばす。左手をリップ直下のガバに飛ばす。そこまで進む。しかし、足が無く、落ちる。

 ここまでのムーブは以前に比べると、比較的楽に出来た。デッドエンド直上では違いは分からなかったが、この課題では今までの自分の進歩をはっきりと自覚する。

 あのガバが取れればおしまいではないか。今回は今まで何も成果がないから、最後にこれでも登ろうか。

 手順を考えて、最後のガバを右手で取ってみる。方向が悪い。やっぱり左手なのだろうか。

 足をばたばたして、力が出なくて、お尻を後ろの岩に押しつけて休む。力さえ残っていればずり上がれるのだが。

 丸っこいカンテにはスタンスになりそうなところはない。足ブラでズリズリ上がったんだっけ。岩の左のほうを見ると、今使っているスタンスの上の方にスタンスになりそうなところがある。それを使うか。でも、そのためには左足を右足に踏み変えなければ。

 何回かして、足を踏み変えて、左足を上げて、やっぱり後ろの岩に寄りかかる。何でだろう。

 少し休んで、もう一度同じようにやったら、スムーズに登れた。できた。

 時間も丁度3時半である。遅くなると相棒の用事に間に合わない。

 一回だけ、また「丸こんにゃく中央」に挑戦して、体が上がらなくて、帰り支度をする。

 発電所からの放水口が開いている所を見ると、水量は、普段よりは少しは多いかもしれないが、何時もとそんなには変わらないようだ。家の方ではあれだけ雨が降ったのに、奥多摩は降らなかったのだろうか。

 帰りは、時間もあまり無いので、中央高速を使って真っ直ぐに帰る。渋滞も無く、十分に相棒の用事の時間に間に合った。

 その内、いつか又、のんびりとした平日のボルダリングをやってみよう。


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作成年月日 平成15年12月 5日
作 成 者 本庄 章