御岳ボルダーその26

2001年 8月26日記
 土曜日にジムの仲間と2人で御岳に行った。

 暑いから、早く行ってもしようが無いので、9時に出発。首都高で高島平まで行き、所沢経由で青梅に行く。

 道は混んでいる。中央道は永福から伊勢原まで35kmだかが渋滞しているらしい。中央道で八王子まで行かなくて良かった。

 発電所横の駐車場まで3時間半位かかった。いつもより1時間程余分に時間がかかってしまった。まぁ、月末だからしょうがないが。

 やっと空きスペースを見つけて車を置き、日陰であろうとの予測に基づき、デッドエンドの岩に行く。

 沢は増水している。やっぱり台風の影響か。水が僅かに白濁している。

 デッドエンドの下はまだ完全には乾いてはいない。沢側の岩の下はまだ水溜りになっている。いつもの下降路の下も水溜りである。でも、日は当たらず、涼しいといえば涼しい。

 仲間がアップを始める。しかし、下地が湿っているから、なんとなく気分が乗らない。小生は腹ごしらえに専念する。

 いつまでウダウダしていてもしようが無いから、カンテの7級の課題のあたりでアップする。岩の上に上がってしまうと降りるのが大変だから、リップをとって降りてくる。あるいは降りられるところまでトラバースする。

 仲間がイギリス人のトラバースの上の4級の課題を登る。といっても、上にまでは上がらない。

 この課題は最近はずっと登れないでいる課題である。どうしてもリップの下の右手で取るホールドが取れない。無理に飛びつけば取れるだろうが、できた時は無理に飛びついた訳ではないので、確か静かに取れたはずだから、なんとかスタテイックにとろうと試みる。

 左手は僅かな窪みに指3本ほどを掛け、右手は適当なところに指を掛けて、右足をクラックに入れて立ち上がり、右手をリップ下のホールドまで飛ばす。ここを如何にスタティックに行くかというところだ。

 右足に立ち上がるのだが、右手が出ない。降りる。

 左手の人差し指の腹が痛い。ちょっとした突起に人差し指に親指を掛けて指の腹を強く押し付けているから、指の腹に穴が開きそうな感じですごく痛い。今までもこんなんだったかなぁ。こんなに痛かったかなぁ。

 左手のホールドの持ち方を研究する。

 突起を少し外して、中指に親指を掛けて持ってみる。持てるけど、なんかしっくりしない。突起を外して人差し指に親指を掛けて持ってみる。大して変わらない。

 仲間が、その少し右の小さな突起に親指を掛けていると教えてくれる。そういえばそんな持ち方をしたような。やってみると、確かに一番持ちやすい。こんな持ち方をしていた気もする。

 小さな突起に親指を横から巻き込んで引っ掛けるように持つ、そういう持ち方が一番持てる。このホールドはこの様に持つのがベストのようだ。

 これで体が余計に上がるようになった。そして、次のホールドが持てた。しかし、スタテイックには右手が出せない。デッドになってしまう。

 登れたときは、左手を持って、左足をスタンスに置いた気がする。やってみる。左足が上がることは上がるが、手が出ない。そういえば、右足の置き方にもなんか工夫があったような気がする。

 左足のスタンスは、イギリス人のトラバースのスタートホールドになるところで、少し斜め横に走るクラックの爪先までが入る丸いつるつるのガバになっている。ここの左に乗ったのか右に乗ったのか。確か左だったような気がするのだが。

 このスタンスは、左右で少し段があり、左が少し高くなっている。右端は狭くなっていてフットジャムが効きそうな感じである。

 まず、左にインエッジで乗ってみる。次は右にインエッジ。どっちもだめだ。右にまっすぐ突っ込んで乗ってみる。やっぱりだめだ。そういえば、足を少し捻ったような気もする。立ち上がった後、少しキョン気味に捻ってみる。出た。手が出た。これだ。完全にスタティックではないが。

 これで多分また登れる。少し休む。

 デッドエンドに挑戦する。

 アンダーから右手カチを取って、左手をスローパーの上のポチを摘んで、が出来ない。左足が決まらない。

 スローパーの上のポチから右手クロスで甘い縦カチを取る。が、もうひとつ縦カチが持てない。

 縦カチが少し持てる。だんだん慣れてくる。以前の記憶が蘇る。

 縦カチを持って、左手をその少し離れたところのスローパーに持ってくる。足が見える。右足をその上のスタンスに上げるが、場所がわからない。右手が耐えられずに落ちる。

 右足を上げて、左手を伸ばす。ホールドを触る。が落ちる。若しやと、落ちてから見直すと、さっき触ったホールドは目的のホールドではなかった。目的のホールドはもっと上だ。残念。

 仲間が、最初のカチで左足を上げれば次のホールドに届くのではと言う。確かに最初のカチのほうが持てるし、それで彼には届く。

 棒を使って測ってみる。リーチ的には届く。お尻を押してもらってやってみる。確かに届きそうな気がするが、手が低いから小生には無理そうな気がするが。

 ついでに、使う予定のスタンスから目的のホールドまでの距離も測ってみる。が、その結果、どうも届きそうに無いようだ。背伸びして、肩を上げて目いっぱい伸びてみる。それでやっと届くか届かないかだ。そんな。今までやっていたムーブじゃだめではないか。せっかく出来るかもという気になっていたのに。

 右手スローパーでその斜め下のスローパーに乗り込むムーブしかないのか。無茶苦茶リーチ課題ではないか。そんなー。でも仕方が無い。今度からはそのムーブを探ることにしよう。

 3時半を過ぎている。そろそろ忍者返しの岩に行くことにするか。

 駐車場に戻り、車で移動する。

 玉堂美術館の上の駐車場を見ると1台分の空きがある。これは有難い。

 忍者返しの岩に行くと常連さんが2人いる。何時もの水際が2m程上がっている。おまけに下地がまた少し上がっている。忍者返しのスタートの次のホールドがリーチのある人にはいきなり持てる高さである。

 また昼飯の残りを食べながら休む。仲間も休んでいる。玄関岩、白狐岩の下流の岩は下地が水没している。白狐岩も下地は乾いてはいない。まともには登れない感じだ。

 少し休んで、忍者返しを触ってみる。

 なんだか指が痛い。指の腹が痛い。今までは気がつかなかったが、指の皮がまだ十分には回復していなかったようだ。だから、デッドエンドの課題で指が痛かったのか。

 1手目を掴む。スローパーまで手を伸ばす。が持てずに落ちる。なんとなくやる気が起こらない。力が出ない。

 先客は上流に移動するという。2人だけになる。

 しばらく休む。もう少し休む。あとちょっと休む。そして、忍者返しのスタートへ。

 やっぱり指が痛い。やる気が起こらない。仲間も、少し早めに帰っても良いと言う。時間は5時だ。もう帰るか。

 帰りは何時もの通り甲州街道を使って、ビックリドンキーに寄って帰ることにする。

 何時もより少し早いから、吉野街道が混んでいる。裏道を使って梅ヶ谷峠への道に入る。

 睦橋通りから新奥多摩街道に入るところで、何時も手前を右折する車があるところで、今回も右折をする車があったので、そこを右折しついて行く。

 右折してすぐに左折すると、その先はすれ違いが出来ないくらいに細い道を進み、旧奥多摩街道に出る。この旧奥多摩街道は空いている。地図がないから、少し不安ではあったが、そのままこの道を進む。先行車はどんどん左折や右折し、ほとんどいなくなってしまった。まぁ、そのうちいつも通る新奥多摩街道にぶつかるだろうとそのまま進む。

 しばらく走った後、やっと新奥多摩街道と交差する。すかさず右折する。でも新奥多摩街道は混んでいた。その後もずっと混んでいた。

 ビックリドンキーは少し早かったから空いていたが、結局今回は道はずっと混んでいた。


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作成年月日 平成13年 8月26日
作 成 者 本庄 章