古美山園地ボルダー

2000年1月4日記
 昨年の12月29日、30日と愛知県豊田市郊外の古美山園地のボルダーに行ってきましたので報告します。

 12月29日朝7時頃千葉出発。道は空いている。

 浜名湖サービスエリアの真横で渋滞ストップ。道に落下物が散乱しているとの情報があったので、その影響か。が、路側帯をパトカーが通過。救急車通過。ん?。消防車3台通過。どうした、どうした。結局高速道路のど真ん中で約1時間停車。中央分離帯で遊んでしまいました。因みに事故現場はサービスエリアの出口合流部付近。我々の留まっていた200mか300m位先だったようです。巻き込まれずに済んで良かった良かった。

 午後2時頃古美山園地到着。前もってEメールにて連絡を取らせていただいていた方とお会いし、頼んであった古美山のトポ集を受け取るとともに、幾つかの課題をご案内頂だきました。

 初めてお会いする方とすぐに会うことが出来る、古美山ってそう言う所なんです。つまり、古美山に来る人達は殆ど知り合い?、ということもあるのでしょうが、ボルダーエリアがそんなに広くないのです。でも、ボルダーはいっぱいあるのです。要するに密度が無茶苦茶濃いのです。園地の入り口で相当大きな声で叫べば、多分、みんなに聞こえでしょう。大袈裟ですが。下地はちょっとした山だから少し悪いところも有ったりしますが、総じていいんです。その上、駐車場のすぐ上だから、殆ど歩くことがないんです。

 でも、課題数は優に100を越えているのです。ボルダーだけでなく、10台から12台迄のルートもあるのです。ですから、御岳や小川山のボルダーエリアの様に若者の世界では無いのです。

 いいなぁー名古屋って。だって、この古美山みたいな所が豊田周辺にいっぱいあって、それが多分名古屋からでみんな1時間かそこらでこれるのですから。それに、鳳来も近いんですよね。御在所とかも。多分。

 古美山の岩質は花崗岩です。といって、ドスラブという訳でも有りません。小生の好きなカチ系のホールドも多いんです。フリクションは結構効きます。あまりに効きすぎて指の皮が大分減りました。こんなん初めての経験です。

 グレードはここ独自の体系で、aからe、最近はfも出てきたようです。当然一番易しいのがaです。

 aやbは何とか登れました。でもcはやっぱり簡単には行きませんでした。

 で、その日は終わり。園地のすぐ隣にある宿に行くと、その日から定休とか。仕方ないから山を下って、別の宿へ。でも、ここでも満員とかで泊まれませんでした。クライミングパンツに汚れた羽毛服着てサンダル履きという出で立ちでしたから、それで断られたのかも。

 どうにかなるわいと、市内で食事の後クライミングジム「ピナクル」に行きました。

 この「ピナクル」というジムなんですけど、24時間営業なんです。ホームページに有った地図を頼りに行ったのですが、わからない。それらしいものがその付近にないんです。看板や案内板も無い。地図から検討を付けて細い路地を入るとなんか明かりのついている工場みたいな建物があったので、車を降りて覗きに行くと、有りました有りました、ホームページに写真が載っていた入り口が。写真の感じからてっきりビルの一室と勝手に勘違いしていましたが、広い空き地のある一軒家でした。

 中にはいると、入り口にコタツが。そして、1人の青年が。壁はボルダー壁のみで2面。建物の半分くらいしか使わず、その内の片方にしか壁は有りません。壁の高さは高い方だと思います。

 一応入会手続きをして利用料を払って、壁に触りました。薄かぶりと普通に被った壁。まずは5b位から。

 出来ない。どして?どう見ても5bじゃない。彼の青年が、杉守ちあきさん設定の5bはどうかと紹介してくれるが、やっぱり出来ない。

 相棒は、被った壁なんか触ったこともないから、出来る課題なんかない。

 まっ、登りに来たわけではないからということで、コタツにあたらせていただく。で、なんかの拍子に「モンク」の営業は今日までだという話題になり、彼の青年が、じゃーこれからモンクに行くという。実は昼間、古美山を案内して下さった方が小生が兼ねてから欲しいと思っていたアセントという5.10のクライミングシューズを履いていたので聞くと、モンクで売っていると教えてくれたのでした。でも、この「モンク」というジムは豊明市に有るんです。豊明市って豊田からだと行く道が結構面倒なんですよね。で、諦めていたのですが、この彼の青年の言葉にすぐさま反応して、一緒につれて行っていただく事にしてしまいました。

 そうなんです、この青年はお客さんだったんです。そしてもしこの青年が居なければ、小生達はピナクルに入れなかったんですねぇ。当然モンクにもいけなかったんですねぇ。大変にラッキーでした。

 モンク迄は近道をしましたから豊田から30分位。めでたくアセントをゲットしました。そしたらご主人が、お客さんだから登って行けと言ってくれたので、喜んでモンクの壁を登らせて頂きました。ここのグレードは普通のグレードでした。やっぱりピナクルが辛かったんですね。お陰で、明日のことを考えずにへろへろ寸前まで登ってしまいました。

 古美山まで道に迷いながらも何とか戻り、夜も遅かったので、結局駐車場でテント張って寝てしまいました。寒かったけど。

 ということで、本当に長かった平成11年12月29日は終わりました。

 報告も長くなってしまいました。ですから、30日分は簡略に。

 30日の午前中、又古美山で色々な方にお世話になって、結局cの課題も3つ位登って、その日の内に無事帰葉致しました。順調に。


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作成年月日 平成12年 3月19日
最終改定日 平成12年 3月19日
作 成 者 本庄 章