北山公園行ってきました

1999年7月29日記
 金曜日のOCSに続き、土曜日中1日おいて日曜日には六甲の北山公園に行って来ました。

 OCSでは完全に打ちのめされてしまったので、すでに覚悟はできていましたが、やっぱり10代の課題はきつかった。というより、触ったとたんにもう諦めました。

 10時過ぎだったか、阪急甲陽園駅から夙川短大の案内板に導かれて北山公園の入り口へ。

 ここは少しわかりにくいです。夙川短大の少し先の左に入る道の反対側のちょっとした空き地を入ると夙川の堰堤に出ますが、ここは立ち入り禁止の看板が。でも、その横に巻き道があって、縄で柵がしてあります。そこを行けば良いようですが、友達に聞いたとおり、柵を乗り越えて堰堤を渡ってしまいました。だって、きちっと歩けるように堰堤に降りる階段が作ってあるし、友達も堰堤を渡るって言ったんですもの。

 池の周りのボルダーだから、そんなに傾斜はないのではないかと考えていたのですが、結構な傾斜。というか、完全な山です。甲陽園駅からもずっと上りです。

 この日もすごく天気が良かったので、大汗を流しながら、ショウギ岩へ。

 うっ、下が悪い。落ちたら藪の結構急な斜面を転げ落ちる。まじかよっって感じです。ここは11ですから、当然パス。さわりもしませんでした。(ここのグレードもデシマルです。)

 そこから少し上ると池の畔へ。で、少し右に入ると初級スラブやエレファントノーズの岩があります。

 おっ、人が居ました。おじゃましまーす。で、結局この方に以後ご案内いただきました。ありがとうございました。

 初級スラブは、5.8とか。でも一撃ならず。次はエレファントノーズのムーブを教わってトライ。うっ、足が上がらない。3回くらいトライしたが諦める。因みに10c+とか。さもありなんという感じでした。

 それにしても暑い。7月25日のカンカン照りの日中ですから。

 木下フェース、ボルダータワー、バーカーヘッド、シャークトラバース、アドレナリンカンテ、火の用心岩、等々、見に行ったけど暑くて登る気が出ない。多分フェースのプロブレム10bにかろうじてトライ。が、足が無く、飛びついてみたが、あきらめる。情けないが暑い。

 ところで、「火の用心岩」の看板のある岩は火の用心岩ではない。火の用心岩はその先の少し高いところの岩でした。紛らわしいですね。

 このくそ暑いのにモンベルのスクールをやっていた。聞けば保塁岩がガスっていたので仕方なくこちらに転進してきたとか。ご苦労様です。

 最後はテーブルロックに行ってスラブ、多分シングルグレード、を登る。何だかこのルートって限定が有りそう。でも、気にしないもんね、暑いから。

 暑かったけど、北山公園、いいとこですね。案内してくださった方は普段自転車でいらっしゃるとか。うらやましいぃ。

 岩質は目の粗い花崗岩とのことで笠間のイメージを持ってしまいましたが、超ローカルで申し訳ありません、長野の物見の岩みたいな岩です。全体に黄色くてその中に白い石英みたいなぶつぶつが混じっている感じです。同じ花崗岩でも笠間のあのサンドペーパーとはだいぶん違うようです。(あれは目の細かい、か。)でも、下地は笠間と大差なし。落ちたら岩の上とか藪の急斜面とかがいっぱいです。なんかトップロープで挑戦が初心者には定番かも知れません。昔のここの書き込みにそんなのありませんでしたっけ。

 最後に、北山公園のトポって意外と無いようですね。震災前の岩雪の紹介記事とその少し後に出た紹介マップか既に絶版となった関西の岩場くらいとか。震災でバーカーヘッドやテーブルロック、あるいは火の用心岩などは動いたり、ひっくり返ったり、一部が崩れたりで、テーブルロックなんかは課題がまったく変わってしまったそうですが、その辺の情報は活字ではほとんど無いんだそうです。

 それにしても暑かった。


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作成年月日 平成12年 3月19日
最終改定日 平成12年 3月19日
作 成 者 本庄 章