城ヶ崎でボルダリング

2000年3月31日記
 3月26日の日曜日に静岡県の城ヶ崎海岸でボルダリングをやってみたので報告します。

 結論から言うと、結局ボルダリングは殆どしませんでした。

 土曜日午前10時千葉発。こんな時間に出発するものだから、訳有って途中世田谷を経由したとはいえ、そこら中が渋滞で、伊東着が5時を過ぎてしまった。3時には城ヶ崎でボルダリングとの思惑が大外れ。で、そのまま伊東泊。素泊まり温泉付きである。なにしろ今回は大スポンサー付きだから。

 日曜日10時発。大スポンサー様の為に先ずはファミリークラックへ。

 伊豆高原駅の横から駐車場へ。でも、昔来た駐車場と少し違う。なんかチンケな駐車所である。一瞬躊躇するが、結局そこに車を停める。後で分かった事なのだが、城ヶ崎には吊橋が2つ有ったのだ。ここの吊橋は初めてだったのだ。わかっていれば大スポンサー様共々吊橋を渡っのに、残念。

 磯への降り口まで行ったは良いが、大スポンサー様は降りられないことが判明。何しろ大スポンサー様は齢70を越えておられるのだから。ここは風も当たらず非常に暖かい。おまけに非常に見晴らしも良い。仕方なく大スポンサー様だけをここに残し娘と相棒と供にひとまず岩場へ。実は今回の一行は4人なのである。

 数人のクライマーが南側の課題に取付いている。想像したよりも人が少ない。 上を見ると大スポンサー様が手を振っているのが見える。こちらも一生懸命手を振る。娘、やっぱり心配だと大スポンサー様の所へ戻る。さすが小生の娘である。

 ルートを登っている人達を少し見学した後、独りで南側の多分シスタークラック、ベビークラック辺りの下部を触ってみる。ジャミングってこうやるのかなぁと、少し練習をしてみる。逆手のジャミングはこうやるのか。順手の場合は下に引けば効くみたいだな。よし、鋸山で今度試そう。相棒は相棒で勝手に磯を徘徊している。

 磯の入り口の側壁のトラバース課題を確認する。どこからスタートするんだろうか。この辺からなら出来るだろうけど。ここんとこは手が無いなぁ。でも、やればおもしろそうだなぁ。例によって勝手に想像する。

 先ずはアップと北側の壁のカエルクラックの横のカンテを登ってみる。難しくはないけど。相棒も隣の易しい所を登っている。でも、壁の途中で終了とし、そこから飛び降りてきた。で、少し怖かったと言った。そう言えば今まで相棒が少し高い所から飛び降りたのをあまり見た事が無い。

 やっとさっき偵察した北側のトラバースをやってみる。少し右寄りからスタートする。途中手が乏しくなって少し遠い縦リスを取る所で落ちる。足をもう少し送っておかなければと、再度取付く。そこはクリア。暫くガバが続く。でも、パンプしてくる。やっぱりガバを持って落ちる。手がパンパンである。

 少し休んで、再度のトライ。今度は相棒によるビデオ撮影付きだ。さっきの縦リスの所でもたつく。さっきは結構すんなりいったのになぁ。一度戻って足を送り直してクリア。でも、その直後に落。やっぱり手が張ってしまった。

 かれこれ1時間ちょっと遊んだだろうか、そろそろ引き上げねば。娘が一緒とは言え、スポンサー様がお待ちかねだ。

 昼飯前にもう一個所と、今度は浮山橋を目指す。

 入り口らしい所を左折したら、立ち入り厳禁の立て看板と管理人小屋がある。違ったかなと戻って先に行くが、やっぱりあそこに間違いない。仕方が無い、諦めるか。では、チイサイドロックに行こう。

 八幡野港に向かう。

 臨時の無料駐車場がある。よし車を入れてしまおう。港まで偵察に行く。町内のお祭りをやっている。そうかここでスポンサー様に待っていてもらおう。戻って、車を港まで回し、スポンサー様他を降ろして再度駐車場へ。

 再び独りで漁協の有料駐車場からチーサイドロックへ。なるほど小さいと言えば小さいな。

 被った壁の下部に延々とトラバースのチョーク跡が残っている。もしかして3年前の某ボルダラーのチョーク跡か? そんなことはないな。でも、結構マニアックな人はいるものだ。

 近づいてホールドを確認。悪い。出来そうにない。足は地面で、手だけ追ってみる。こんなんで身体、支えられないなぁ。某有名ボルダラーも1級位って言ってたからなぁ。気が付くとそんな場面を相棒がビデオに収めている。だから素人は困るよな。これはボルダリングでは無いのだから。相棒はいつのまにかやって来て見ていたらしい。

 岩を見ていても仕方が無いから少しホールドにブル下がってみる。2手3手。どうもさっきのパンプから回復していないみたいだ。いやんなるなぁ。だから被った壁は嫌いだ。

 被った壁はもうだめだからと、独立したボルダーを物色。適当なのを見つけたが、下地が悪いし、岩もざらついている。触ってみたが、面白くない。なかなか面白いボルダーはないものだ。もい1時を回っているから帰る事にしよう。

 港に戻って、お祭りのお相伴で無料配布のお餅と味噌汁をごちそうになってしまった。娘などはお餅を3回、味噌汁を2回もごちそうになったらしい。どうやらお祭り会場に行った時間がちょうど良かったようだ。本当にお祭り様々である。

 と言うわけで、今回は観光旅行と言う事にしておこう。


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作成年月日 平成12年 3月31日
作 成 者 本庄 章