茨城県内某所のボルダーその2

2004年 2月27日記
 土曜日の日に相棒と2人で茨城県内の某所に再度行ってきた。

 前夜遅くにここを紹介してくれたジムの仲間から一緒に行かないかとのお誘いを受けたのだが、丁度寝入り鼻で半分寝ぼけていたこともあって、一緒に行くことの約束はしなかった。しかし、翌朝、相棒から行かないのかと聞かれ、行かないと答えると、当然行くものと思っていたと言われたので、それではと、前夜は行かないと言っていた相棒に行こうかと誘ってみたところ、行くとの答えだったので、急遽行くことになったものである。

 多分ジムの仲間は行っているだろうから、8時頃には出発しようとのことだったのだが、やはり何時もの調子で出発は8時半頃になってしまった。

 今回も前回と同じ道で茨城県に入る。ところが、土曜日の朝と言うことも有ってか、利根川を渡る橋の手前で渋滞している。やはり、朝だと時間が少し早いだけでまだ渋滞が残っていたようだ。一応次回の為にカーナビで抜け道を検討する。

 途中でトイレに行きたい欲望に駆られたため、前回は使用しなかった高速道路を利用することにし、前回の道とは少し変えて前回とは反対側から峠まで登ることにする。但し、高速に乗ったのは何時ものインターの一つ先であった。

 カーナビの指示に従い、細い分岐の多い田舎道を進み、作業用に駐車している軽トラをやっと交わしたりして、やっとのことで峠への道に入る。こちらも道は全て舗装されている。

 途中、道の脇の竹林が伐採されていて、その為に道が少し細くなっていたりして、反対側からの道よりは全体的に少し狭い感じはしたが、距離は大分に短い様で、走りにくいと言うことは無かった。

 峠に到着すると、仲間の自動車が停まっている。その横の石のテーブルの所ではハイカーの一団が休息をしている。

 その休息をしているハイカーにぶつかるのではないかと思われるくらいに自動車を進め、峠の狭い駐車スペースに自動車を停める。折角日向ぼっこをしながら休息していたハイカーに申し訳ない感じになってしまい、自動車を降りてから、そのハイカー達にお詫びの一声をかける。

 今回は結構若いハイカーの集団がいる。それも男性だけである。年齢的にも、結構幅がありそうだ。どういう集団なのだろうか。普段の自分達のことは棚に上げて疑問に思ってしまった。

 きつい尾根道をゆっくりと歩く。2度目だから余裕がある。程なく先に出発していた謎の男性集団を追い越す。何しろ、彼らは歩くより休む時間が多そうな感じなのである。

 少し歩くと、また一つの集団を追い越す。やはりこの集団も休んでいる。彼らは我々よりは下のほうから歩いているから、我々よりは疲れているのだろうが、それにしても休む時間が多いようだ。それだけ傾斜がきついとも言えるわけだが。

 相棒が前回よりもゆっくり歩いていると言う。そんなことは無いはずなのだが、やはり2回目と言うことで相棒にも余裕があったようだ。

 40分弱で大きな岩の前に行くと、丁度その岩の前に荷物を広げて仲間が2人食事をしている。聞くと、もう一登りしたようだ。我々も相棒の作ったおにぎりを食べる。

 仲間は我々が前回見たカンテにチョークの付いていた岩を登るというので、その登りを少し見学する。

 最初のカンテのチョークの所からスタートするのかと思ったら、下の岩から、それより上のカンテで離陸している。そうか、最初のチョークの所は前回触ったときにとっても持てないから、こんなのどうやって出るのだろうかと思っていたのだが、やっぱりその上の持てるところからのスタートだったのだ。相変わらず離陸ムーブの読みが浅いなぁ。

 今回が初めての仲間が、そのカンテの左の傾斜の急なスラブを磨き始める。下がハングしているので、その上のリップからのスタートとなるのだが、下地が良くないし、高さもあるから、少し怖そうな課題である。

 小生は一人で、仲間から聞いていた、綺麗な左上クラックの岩を探しに行く。

 右下の方だと言われたので、進行方向の左のほうに探しに行ったのだが、それらしい岩陰は見当たらない。相変わらず傾斜は急である。ちょっとした沢型を越えてその先の小尾根を回りこんで見たのだが、やはり岩陰らしいものは見えない。

 戻って、今度は反対方向の前回見つけた矢印のある岩を探しに行く。

 最初は大きな岩の裏側の基部を巻くような感じで進んだのだが、綺麗な左上クラックの岩の前に出てしまう。そうか、これが綺麗な左上クラックなのか。右下とは進行方向ではなく、大きな岩に向かっての右下だったのか。大きな岩にアンダーに刻まれた、確かに綺麗なクラックである。その岩の先は傾斜が急になるっていた。

 少し引き返して、少し左下のほうに降る感じでトラバースすると、傾斜が少しだけ緩くなって、矢印の付けられたカンテが現われる。これだ。

 靴は持ってこなかったので、運動靴で離陸の部分だけ触って見る。

 目の高さ辺りに水平に波を打つようなクラックが入っている。そのクラックのカンテの左のほうが縦のフレーク状になっていて横引きでしっかりと持てるようになっているので、カンテの左の方からその縦ホールドを左手で持ち、その下のカンテ付近のガバスタンスを使うと離陸が出来そうだ。やって見たら、少しきついが何とか離陸が出来た。カンテの上のほうにはガバチックに見えるホールドが2つ3つ見える。これは出来そうだ。靴を取りに戻る。

 戻ると、仲間が、どこに行っていたのかと聞く。左上クラックの岩と矢印の岩を見に行っていたと答えると、何も音が聞こえてこないから心配したと言う。申し訳ない。

 靴を持って、先ほどの矢印の岩まで戻る。今度はそこに行くことを伝えて行く。

 靴を履き替えて取り付くと、意外と簡単に離陸ができる。やっぱり足なんだ。

 今度は右手だ。左上に左に傾いた斜めのホールドがある。それを右手で持ってみる。充分に持てるが、位置と方向が悪い。それより少し上の反対向きのホールドを触る。こちらはあまりよくは無い。でも、一応そこに右手を飛ばして、左手を最初に右手で持ったホールドに送る。その辺の手順を探るのに2〜3回の試技を要する。

 右足をカンテの少し大きなスタンスに乗せ、左手をカンテに送って、体をカンテの右にもってゆきたい。しかし、カンテは縦のあまり良くないホールドだから、体が完全に右に移らないとしっかりとは持てない。その為には右足のスタンスにしっかりと立ち込まなければならない。それが中々出来ない。何しろ下地は自然のままだから、飛び降りるのが少し怖かったのだが、何とか体勢を整え、飛び降りる。

 そうか、カンテの右足のスタンスは右側の方に掻き込むように乗れば、体が右にもって行きやすいかも知れない。

 右足をスタンスの少し右のほうにずらして、手前に掻き込むように乗ってみる。何とか体が右に移動する。カンテを左手でレイバック風に何とか持てるようになってくる、もう少しか。尚もしっかりとスタンスに乗り込んでゆくと、やっと左手が効きだす。

 よし、これで左手でカンテが持てるぞ。そこからはカンテが細く尖ってくるから、持ちやすくなってくる。傾斜も寝てくるから足も置きやすくなる。最初に右手で持ったホールド辺りまで足が上がればもうお終いである。

 何とかカンテを左手で使って体が上がり足が上がる。

 大きな岩の前に戻ると、峠であった男性集団が到着した所のようだ。我々の荷物の周りで休息をしている。あの調子で休みながら登ってきたのだろう。一部の人が仲間が登っているところを見学に行ったようだ。

 持参したブラシを持ち、仲間の元に戻る。そして、仲間と一緒に左上クラックの岩の前に行く。

 仲間がクラックの下のスタンスを磨き出す。結構広い面積だから、大分に苦労しているようだ。

 その仲間がそのクラックを登っていったので、小生も登って見る。

 そのクラックは丁度胸の辺りから始まり、数m斜上し、そこから垂直近い角度で上に伸びて行く。幅は丁度指が全て入るくらいで巨大なフレーク状の形をしているから、全てがアンダーガバとなっている。

 クラックと言うよりはフレークのリップをアンダーでもって離陸する。右手をクロスで送ってみる。ややきつい。そうか、何もクロスする必要は無いのだ。素直に手を尺取虫の様に順送りする。ホールドは勿論、スタンスも、スメアだが物凄く効くので快適である。

 クラックが垂直近くなってくると、少しだけバランスが悪くはなるが、特に問題は無い。少し草が生えたモシャモシャのクラックに慎重にホールドを探して、上に抜ける。

 その岩の上は少し広い少し斜めになったテラスになっており、その上にもう一つ4〜5mのスラブが立ち上がっている。しかし、そのスラブは傾斜もきついし、ホールドも乏しいので、簡単には登れない。岩の緩い斜面をトラバースし、草付きに逃げて下に降りる。小生の後に運動靴で登ってきた仲間が、下りに少し苦労していた。

 そのクラックの右側のカンテを仲間が磨き出す。

 少し凹角状になっていて、その凹角から右カンテを回りこんで、傾斜の変るリップに上がるというラインである。

 小生は、クラックの左の方のスラブを触って見る。

 傾斜は無いのだが、苔が生えている。スタンスは見つかるが、ホールドが無い。それより何より、高いのである。何しろ、ボルトラダーがずっと上に続いているのである。

 ブラシを咥えて、一歩岩に取り付いてみたが、直ぐに諦める。

 仲間が、クラックの直ぐ右のカンテ沿いを磨きながら登る。上部はシンクラックが左上に伸びていて、そこを行こうとしたらしいのだが、諦め直上する。

 別の仲間もそこを登ったので、小生も登って見る。

 途中の大きな棚状のスタンスに乗ると後は右側のクラックの方に逃げられる。直上は難しそうだったから、右側のクラックの方に逃げる。

 もう一人の仲間も登ってきて、その上のテラスに3人が集まる。

 仲間は、そのテラスの上の壁を触ってはいるが、テラスは少し傾斜しているし、幅もあまり無いから、もし落ちてよろけたりすると、そのままスラブを転げ落ちてしまうから、本気では触ってはいない。それでも、2歩3歩と登っている。

 その岩の基部から、一段下がった所の、矢印のある岩のカンテを仲間の一人が登っている。その仲間は、小生のやったムーブとは少し違って、水平クラックのカンテの少し右の方の持ちやすいところを持って体を右に出してからカンテを左手で掴み、右足で乗ったスタンスに左足を上げて登って行く。そうすると、甘いカンテでの体の振りが出てこないので、少し易しくなるらしい。小生もその水平クラックのホールドは探って見たのだが、そこよりももう少し右の方に良いホールドが有ったようだ。

 別の仲間が、小生が磨こうとした所の右のスラブを磨きながら、上に上がって行く。途中まで行ったのだが、結局上が抜けられず、一部ボルトを使って降りてくる。

 仲間が前に磨いていたクラックの右の凹角の課題に再度の挑戦が始まる。が、中々ムーブが見出せないようだ。

 小生は、その課題の右側の高さもあまり無い所の丁度手を伸ばした辺りに結構かかる横長のガバホールドのある、丁度良いスタンスもあるところを磨いて見る。しかし、丁度離陸地点辺りの岩の基部に小さなアオキの木のようなものが生えている。邪魔なのだが、切るのも面倒くさいから、そのまま木を掻き分けて離陸することにする。

 その横長のガバホールドは丁度リップの上の淵という感じのところにある。従って、そのホールドでマントルが返せれば後は傾斜の緩くなるスラブなので、そのスラブの中には殆どホールドは無いが何とかなりそうな課題である。

 ガバホールドを磨き、下のスタンスを適当に探して見る。しかし、最初のガバスタンス以外は顕著なスタンスは無い。苔を落として岩の表面を観察する。

 幾つかの大きな結晶を見つけ、チョークで印を付ける。

 離陸をして、先ず左足を大きな結晶に上げ、続いて右足を小さな結晶が幾つか集まったような所に上げる。そのまま手を反して手の所に足が上がればよいのだが、それが上手く出来ない。次のホールドが欲しい。

 探して見たら、左上のほうに薄い小さなフレークが見つかったので、それを磨く。

 離陸して、足を上げて左手をその薄いフレークに持ってゆくと、思った以上にかかってくれる。と言って、そのホールドで体までは上がらない。そのホールドで体を支え、右手を返してみる。窮屈だが何とか半分位い返ったので、思い切ってその手に体重を預け、左足を上げて見たが、半分しか返っていない右手には体重を充分に乗せることが出来ず足も上がらない。

 下地が僅かに傾斜しているし、潅木も茂っているから、手を反した状態で飛び降りるのは結構怖いのだが、何とか着地する。

 右足のスタンスを探す。今使ったスタンスの右にももう少し良さそうなスタンスを見つける。

 やってみる。あまり変らない。もう少し右のほうにもっと良いスタンスを見つける。使って見る。あまり右過ぎるから、左手のホールドが使えなくなる。スタートホールドに両手を添えやって見る。やはり足が右過ぎて乗り込めない。使えると思ったのだが。

 仲間がまねをして登ってくれる。やはりマントルが悪いらしい。それでも、2回目か3回目で登る。小生とほぼ同じムーブである。別の仲間が登る。この仲間はスタートホールドに両手を添え、そのままマントルを返す。そういうのもあるんだ。

 仲間のムーブを見て、新しい足を探すことを諦め、最初のムーブに専念する。仲間がスポットに入ってくれたので、飛び降りるのも少し気が楽である。

 右足をあまり上げずに、左手のホールドに頼りながら右手を反す。その右手に体重をかけ、左足を上げる。最初に試みたムーブである。

 前回上がりきらなかったその左足がやはり上がらない。あと少しなのだが。左手を放し、左足の下に潜り込ませる。その手で左足の足首を掴む。掴んだ足首をじわじわと持ち上げる。靴の爪先がホールドの淵に僅かにかかる。あと少しだ。が、あと少しが上がらない。足首を掴んでいる左手を放し、指の先を靴の踵に掛ける。僅かにかかった指で靴をスタンスに押し込む。徐々に靴がずれて行く。

 結構長い時間が流れたような気がするが、一応左足が何とかスタートホールドに乗った。あとはその足で立ち込めばよい。しかし、足が伸びない。左手のホールドを再び探る。先に持っていたホールドは既に低くなってしまったから、そのホールドでは力が入らない。目の前のスラブ面を撫でまわす。無い。やっぱりホールドになるものは無い。仕方なく最初のホールドに手を戻す。左足に渾身の力を込める。何とか踵の上に体重が移る。徐々に立ち上がって行く。左手を左のカンテ状に移す。持てる訳ではないが、それだけで大分楽になる。

 完全に二本足で立ち上がる。あとはそのカンテ状を使って傾斜の緩くなった斜面を登ればよい。少し休む。

 上から、先に登った仲間が、その上はまだモシャモシャが残っているから気を付けろと声を掛けてくれる。で、慎重に上に登る。

 その後、仲間は凹角の課題にトライしていたが、結局は諦めた様だ。

 大きな岩の前に戻り、その岩の前の大きな沢の中の岩を見に行く。何とかという課題が設定されているらしい。

 瓦礫の重なった沢床を降りてゆくと、沢の真中に5m位のほぼ垂直の壁を持った岩が現われる。他の面には厚い苔がびっしり生えているのだが、この垂直の面にはあまり苔は無い。そこには僅かにクラックが走っていて、そのクラックを使って登るのが一つの課題らしい。前回見たときには、それ以外の手がかりがあまり無かったし、下地は大きめな岩がごろごろしていたから、小生の課題ではないと見過ごしていた所である。

 その面の左の手を伸ばした辺りに水平に走るクラックの一番左端からスタートし、1mくらいトラバースしてから上に登る課題を仲間が登る。もう一人の仲間もそこを登る。小生はそれを写真に収める。相棒も相棒の写真機で撮影する。

 仲間はその課題の右側のその壁の真中辺りにトライを始める。しかし、途中でホールドがなくなるような感じである。下地は岩が有るから、飛び降りるのも結構怖い。

 仲間の一人が、蚊がいて痒いという。2月なのにもう蚊がいるらしい。本当かなぁ。

 その仲間が立っていたところに行くと、確かに蚊がいる。どうやら、そこだけにいたようだ。それにしても、暖かいと言えば暖かだったのだが、蚊が出るほどではないと思ったのだが。ここも笠間と同じで冬の岩場のようだ。

 小生もなんとなくその壁が登りたくなってきたので、先ずは運動靴のまま仲間が最初に登った課題の離陸を試みる。離陸はできる。よし、やってみるか。

 意を決して、そこを登ることにする。グレードはどれくらいかは分からない。ホールドは悪くは無いらしい。

 僅かに伸びて左手で水平クラックのガバホールドを掴み、左足ガバスタンスで離陸し、右手を水平クラックのややガバホールドに持ってゆく。その先2手位を水平クラックで送って、右足を上げ右手で少し遠い真上の水平カチを取る。

 このホールド、下からではその掛かり具合が見えないのだが、持ってみると意外とかかる。幅もあるから両手で持ってみる。充分に持てる。

 左足を探す。やはり無い。水平クラックの左のほうに少し丸く孔が開いたようなところがあるので、そこに足を伸ばして見る。しかし、苔が落ちきっていないのか滑って使えない。暫くもがいて見たが諦めて降りる。

 その孔を磨く。序にその孔までの途中の壁を磨いて見たら、薄い脆そうなフレーク状のスタンスが出現する。欠けそうな所は落とし、大事に磨き出す。

 その磨き出したスタンスを右足で使い、その上の孔を左足で使って、少し遠目のリップを取る。

 このリップ、縦に2本のクラックが入っているのだが、そのクラックはV字に切れ込んでいて、今にもその縦の三角柱が剥がれ落ちそうなのである。それが、足を上げ、体が上がって将にマントルをしようという時にやっと気付くのである。凄く怖いのである。

 仲間がやっていたその右側の課題も、結局は左からトラバースしていって上に抜けると言うラインで解決されたが、これも、最後に飛びつくフレークが叩くと凄く良く響く音がするのである。こちらももう登らないと言っていた。

 仲間の一人が用事が有るとかで、4時頃には下山を開始する。

 仲間は高速を使うと言うので、峠で別れ、我々は前回と同じ道を下る。やっぱりこっちのほうがいくらか走りやすい感じがした。

 途中、何時も看板が気になっていたトンカツ屋に入ろうと言う話になったのだが、その店の大分手前で渋滞が始まってしまい、脇道にそれてしまったので、その店は素通りとなってしまった。

 その先、食べ物やが暫くなくなってしまう。仕方が無いから千葉に入ってからにするかと、真っ暗な道を走っていたら、これも大分以前から少しだけ気になっていた、川魚屋の大きな明るい看板が見えてくる。今日もまた記念日だし、少し贅沢な夕飯にするかと提案すると、それもよいということになり、急遽その川魚料理屋に入る。

 真っ暗な田んぼの真中の川の辺にあるその川魚料理屋は土曜の夜ということなのか、客はいない。でも感じの良い椅子席に座り、メニューを見る。

 意外と安い。なんとなく安心。

 なまずのから揚げにも大いに興味があったのだが、結局は値段に釣られて2人で焼き魚定食を頼んでしまった。因みに鮎とのこと、秋刀魚や鯵でなくてよかった。

 今回も、トライ回数は少ないものの、久し振りに楽しい課題を登ることが出来た。やっぱりボルダリングはグレードでは無いことを実感することも出来た。本当に充実したボルダリングであった。

 やっぱり量でもないんだなぁ。


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作成年月日 平成16年 2月27日
作 成 者 本庄 章