クラッシュパッド、つまりボルダリング用のマットのことなんですが、先に購入してあった物を先日やっと小川山で使用してみました。クラッシュパッドを使ってみました
1999年8月25日記
その時の感想を少し。
やっぱりその威力はすごい。特に、小川山のビクターとか鯨岩などの下地が少し悪いとか高さがあるところでの威力は抜群です。マットのあるなしでリードとトップロープ程の違いが有る様に感じました。
マット否定派の人たちの気持ちも分かりました。ビクターの沢側の課題などは、完全にグレードが下がりますね。マットが無かったら、スポッターだけでは、とても飛ぼうという気が起こりません。
というわけでもないのでしょうが、小川山では殆どの人たちがマットを使っていたようです。我々も2つのマットを並べて使いました。そして、やっぱり、皆さん、有るだけのマットを並べてという使い方をしていたようですね。もう下に石が有ろうが、少々高かろうが気になりません。
で、落ちるとそこそこショックは有りますが、すごく楽です。それに、すごい音がします。これは、林の中のボルダー探しにも抜群です。音のする方に歩いて行けば、そこがボルダーですから。
最初に購入したときには、特にジムのそれと比べると、マットの厚さが少々薄いので少し不安でしたが、あの厚さでも腰があるので必要にして十分という感じですね。
この時、同時に使用した友達のマットは、一般に市販されている、いわゆる硬質ウレタンフォームっていうのかな、灰色のマットを適当なサイズに切ったままのむき出しの自作のマットだったんですけど、十分に使えました。でも、この素材自体、東急ハンズあたりで売っているらしいんですけど、素人が買うと結構高いんですよね。結局経済的にも市販品を買うのが得策かなという気もします。
でも、そんなに高くないスラブチックな岩の課題では、はっきり言って有っても無くてもあんまり変わらない感じですね。すごく安い人工芝あたりを適当に切ったマットを下に敷いておけばそれでも十分な感じです。当然といえば当然ですけど。そういえば、御岳辺りではマットの使用者が少ないみたいですね。小川山に比べると少人数のグループが多いからなんですかね。
威力はすごいことはすごいのですが、やっぱり、少し堅いということから、無理な体勢で落ちると膝や足首を痛めてしまうことが有りそうです。現に小生も少しそんな感じで落ちてしまった時に足首とか膝に結構な負荷がかかりました。それなりの体制で真上から落ちなければ威力は発揮されないようです。何事も過信は禁物と言う事ですね。
最後に、ボルダラーって比較的皆さん若いですね。年寄りは少ないですね。瞬発力が必要だからですかね。でも、持久力に自信のもてない年寄りにはボルダリングが向いていると思うんですけどね。だって、1kmをチンタラ走ってもきついですけど、100mのチンタラ走りなら1kmのチンタラ走りよりは楽ですよね。それに、1kmよりは少しは早く走れそうな気がしますしね。年寄りにはそれなりのボルダリングが最適だと思うんですけどね。ドスラブの1級や初段を目指すってのもいいと思うんですけどね。体の固さにうち勝って。