先ずはビショップへ

2002年 3月 4日記
 ジムの仲間の一人を団長に、帰ったらすぐにフランスに行くと言うもう一人の仲間と3人で、7泊9日のアメリカのカリフォルニアでのボルダリングツアーに行って来た。先ずはその第一弾の報告である。

 土曜日の昼頃、待合わせの場所を失念し少々焦りはしたが、無事大韓航空機で成田を出発する。

 現地時間7時頃にロスアンゼルス空港に到着。凡そ9時間余の飛行であった。

 入国手続きの時、団長が少し何か言われたらしい。これは後で聞いた話だが、我々の入管への提出書類には、別に予約している訳でもないから、滞在先を単にビショップのモーテルとしか書いていなかった。これを特定しないと入国させないとの事だったらしい。何とか、ウェブ上で公開してくれている先人の報告に有った、モーテルの名を出し、入国を許可されたらしい。団員2名は仲間との事で、団長とともに無事入国する。

 前回のアメリカでは不法就労関係が厳しいと聞かされたが、今回は例の事件、及び多分オリンピックということで、相当に入国審査が厳しかった様だ。いずれにしても、先輩諸氏の報告のお影である。

 少し迷うが、レンタカー屋のバスでレンタカー屋へ行く。

 でかい。なにしろでかい。はたして車は何台置いて有ったのだろうか。そんな中からフォードの小型4ドアセダンを借りる。当然だが左ハンドルである。オートマのノブが右にある。

 これからビショップ迄は凡そ300マイルである。順調に行っても5時間近くかかる計算である。

 ところが、駐車場を出てどちらに行けば良いかわからない。今から思えば駐車場を出て左折左折で踏み切りを渡ったのだと思われるが、その時はどう走ったかははっきりは覚えていない。踏み切りの先でUターンし、広い通りを右折してその広い通りをまっすぐ走っていたらI−405へのインターが出て来たので、I−405に乗る。

 ここからは雑誌で紹介された道筋、I−405からI−5そしてカリフォルニア14からUS395を北上するという道筋を辿る。団長が以前ヨセミテ方面に走ったのはI−10からUS395を北上したらしいが、今回は雑誌の紹介の道を走る。

 片側で4車線とか5車線もあるし、そこを時速120kmから130kmで車が走っている。一応ナビが日本から用意して来た地図を見ながら指示を出すとはいえ、これが殆ど役に立たないナビ、因みにそれは小生であるが、であるから、ドライバーの団長も、経験者とはいえ、相当に緊張したようだ。

 カリフォルニア14に入ると、既にロス市街は抜けているので、大分空いて来る。

 一番左のレーンが黄色線で区切られ、モータープールと書いてある。最初はなんだかわからなかったが、どうやら2人以上乗っている自動車だけが通って良いレーンらしい。わざわざそこを走る程混んではいないからこの時はそのレーンは走らなかった。

 少し田舎に出て来たので、ハイウェイをそれ、コンビニに入る。

 日本から持って来たガムが行方不明だったので、これからの長旅に備えガムを探すが、日本と勝手が違うから見つからない。仕方が無いから、ダイエットペプシの2リットルのボトルを買う。

 ここで運転を小生が代り、隣のハンバーガーショップに行く。右折だがなんか調子が出ない。

 なんかおなかが空いているようないないような。よく考えれば機内食を食べてそんなに時間は経ってはいない。小生はコーヒーだけにする。仲間はハンバーガーを食べる。それを見て、食べれば良かったと少し後悔する。

 フランス青年がさっきのコンビニにガムがあったと教えてくれたので、それを買いに戻る。左折だから勝手が違う。

 ガムを買って再びハイウェーにもどる。右の側道に入らなければならないのだが、ついハイウェーを潜って向こう側の左の側道に入ろうとしてしまう。危ない危ない。

 淡々とハイウェーを走り、途中レストエリアに入る。そこで、モーテルの割引券がいっぱい載っている雑誌を手に入れる。

 結局その雑誌に有ったモーテルへ。

 まだ夕方迄時間が有るので、マウンテンショップで買い物をした後、ハッピーからサッド方面へ偵察に出かける。

 先ずはハッピーへ。これはすぐに入口を発見する。続いてはサッドへ。

 来た道を引き返し、分岐した舗装路に戻って、左折して、その舗装路の先に進む。2本目の脇道に入ればサッドなのだが、その2本目の脇道がわからない。幾つか左に別れるダートの道を入って見るが、どれも行き止まりだったりあまり踏まれていなかったりで、それらしい道が無い。そうこうするうちに地図に書いてある距離を遥かに越える。仕方が無いから引き返す。その際もそれらしい道に入るがどれもだめ。ハッピーへの分岐まで戻った時に、舗装路とハッピーへの道との間にダートの道が1本分岐しているのを発見する。おまけにそのダートがピショップからの舗装路の延長線上にある。我々の入った舗装路は、ハッピーからだと左折では無く直進していたのだ。舗装路は、ビショップからだと、この交差点で右折していたのだ。

 そのダートの道に入ると程なくそれらしい道に出会う。その道に左折で入ると、対向車がやって来る。間違いないらしい。またやって来る。皆が帰る時間のようだ。もう5時をまわっているからなぁ。

 突き当たりが駐車場になっており、まだ何台か自動車が停まっている。谷の方からは一組のクライマーが戻って来る。間違いない。

 車を降りて駐車場の回りの岩をほんのちょっと偵察する。すでに暗くなりかかっているので、そう長い時間いられる訳ではないからほんのちょっとだけ偵察して宿に戻る。

 途中ボンズというスーパーに寄って、電子レンジでチンして食べる食事を買って帰る。

 本日はこれでお終い。途中夜中に目を覚ますと、仲間も目を覚ましたようで、結局2時過ぎまでバターミルクの研究をして寝る。


戻る

作成年月日 平成14年 3月 4日
最終改定日 平成14年 3月13日
作 成 者 本庄 章