小樽赤岩に行ってきました

2002年 4月22日記
 土日で、小樽の赤岩に行って来た。といっても、ボルダリングのために行った訳ではなく、安いチケットを使って、小樽に住む友達に会いに行く相棒にくっついて行ったついでである。

 土曜日の朝5時半頃に家を出る。何しろ安いチケットだから朝が早いし、おまけに千葉からだから羽田まで時間が掛かる。といっても、近くの駅から羽田までバスがあるので、幾分は楽では有るが。

 北海道の千歳まで1時間ちょっと。9時過ぎにはもう北海道に到着する。すぐに小樽に向かうと言う相棒にちょっと待ってもらって、札幌で途中下車し、秀岳荘と言う山用品屋に向かう。ここで北海道のボルダーのトポ集を手に入れようと言う魂胆である。

 行って見ると、既に売り切れだとか。白石と言う所の支店にはまだ2冊残っているという。白石までどれくらいかかるかたずねると、40分位掛かるという。とっても行っていられない。

 家を出る前にインターネットで調べた情報に、このお店の店員さんの作られた手書きの赤岩海岸のボルダーのトポがあると書いてあったので、その資料があるかどうかたずねたら、その資料を作った方が見せてくれる。たまたま、その方の事を先週小川山で会った山梨の知り会いから聞いていたので、そのことをお話しする。ついでに、若しよければその資料を分けてくれないかと頼むと、わざわざコピーをしてくれた。なんとラッキーな。大いに感謝する。

 そのコピーを待っている間に若しよければ郵送すると先に応対してくれた店員が言ってくれるので、送料を払って郵送してもらう事にした。

 小樽駅に着くと相棒の友達が出迎えていてくれる。そして、相棒を通して伝えて有った通りに赤岩海岸に連れて行ってもらう。運転手付きの自動車で送迎されてボルダーエリアに行くなんて初めての経験である。

 既に12時だったので、そのまま小樽の隣の塩屋海岸の何とかと言うテレビドラマのロケに使われたと言うしゃれたレストランで昼食にする。こんな豪華な昼食も本当に久し振りである。何しろ、最近の昼食は良くて相棒手作りのおにぎり、普通は1個88円のパンが殆どだったのだから。

 相棒とその友達は会うのが久し振りと言う事も有って、また、この友達とはここ20年近く家族ぐるみで付き合って来たと言う事も有って、おしゃべりに花が咲き、なかなか席を立とうとしない。小生にとっては気が気ではない。そうこうするうちに2時になってしまった。頻りと時計を見たりしていると、やっと腰を上げる事になった。もっとも、ここから赤岩は30分もかからないらしいのだが。

 途中オタモイ海岸への入口の前を通って赤岩2丁目から赤岩峠に到着する。

 実は、小樽の赤岩は、もう30年も昔に岩登りに来た事があったのだ。当時は登山靴で、ザイルを直接腰に結び、せいぜい3級程度のルートを登っただけだったから、4級とか5級のルートを登った訳ではないから、その記憶は殆ど残っているはずも無いが、実際、当時の記憶と今回の情景は何の一致点も無かったのだ。まぁ、まったく何にも覚えていなかったと言う事であろう。特に赤岩峠迄の道と赤岩峠は大分変わったとしても、岩は変わっていないはずであるのに。30年も経つとそんなものなんだろう。

 赤岩峠の駐車場には10台以上の車が停まっている。既に満杯状態である。運良く一台の自動車が出たのでそこに入れる。

 丁度戻って来たらしい二人のクライマーがいたので道を聞く。一応トビラあるいは奥リスという言葉は辛うじて覚えていたので、その岩場はどう行くかを聞いて見る。ついでにボルダーの事も聞くと、カニ岩という岩で遊んでいる人がいるが他は知らないと教えてくれる。「日本100岩場」にもカニ岩の場所だけは書かれている。

 この峠の駐車場のトイレの横の少し上の方に、赤岩の岩の場所を書いた大きな看板が有った。見ると、海岸にボルダーAからボルダーEだかFだかのボルダーがあるように書いてある。秀岳荘で頂いたトポには赤岩海岸はたまご岩とくじら岩しか書いてない。山梨の知り合いはボルダーは適当にあると言っていたのはこの岩の事だったのだろうか。

 峠から細い道を降りて行くと、いかにもトビラという岩峰が現れる。こんなに大きな岩だったかなぁ。先にも書いたが。まぁ、それが第一印象である。

 トポによるとその岩の少し下の道の下側にカニ岩はあるらしい。注意して行くと、それらしい岩が現れる。

 カニ岩は海岸まで降りる遊歩道の右下にある2mちょっとの小さな岩だ。ガレた斜面の途中にあるから廻りは大小の岩がごろごろしている。降りて行くと、遊歩道の反対面の下地は岩を奇麗に組んで平らに整地されている。課題もこの面にあるので、遊歩道からは見え難い。

 ここの岩質は何なんだろうか、意外と硬い、そして赤い岩である。なんとなくチャートではないかという気もするが。

 支度を整え、アップも兼ねて取付いて見る。この岩のトポはない。しかし適当にチョークが付いている。真ん中辺のクラックのホールドを使って登ろうとしたら、斜めだから意外と悪い。その上のホールドもあまり良さそうなのが無い。

 左の端のカンテを登って見る。こちらは適当にカンテを使うからやさしい。

 また、真ん中に戻って、再度挑戦する。どこをどうやったのかはっきりとは覚えていないが、適当なホールドを使ってなんとか上に抜ける。難しくはないのだが、易しくもなかった。

 遊歩道を学生らしい男女の一団が通る。海岸から上がって来たらしい。ここはそういう所の様だ。

 まぁ、一応登ったので、峠の看板で見た海岸のボルダーを探しに行く。そこまでは今迄と同じくらい降りなければならないようだ。

 途中、結構歳を召された男性と女性の2人組が登って来る。秀岳荘のトポにはもう一つオタモイ海岸と言う所のボルダーもかかれている。そのボルダーには赤岩海岸側と書かれていたので、その海岸がどれくらい離れているのか聞いて見たら、40〜50分掛かると教えてくれる。そこまで行くのかというから、そんなに掛かるのではと思い、青い岩塔辺りまでだと答える。しかし、その人は小生の履物を見て、なんか言いたそうな顔をしていた。

 海岸に出ると、道は無くなり、人の頭位からそれより2〜3倍大きそうな岩がごろごろしている。まさに石のごろごろしたゴーロ状の浜辺である。遊歩道がずっと続いているとばっかり思っていたら、ゴーロ歩きをしなければならないようだ。これは参った。なにしろ、履物はサンダルなのだから。道理で、さっきの人が何か言いたそうだった訳だ。でも、裸足になれば足が痛いしで、サンダルで歩きだす。

 相棒とその友達はスニーカーだが、このような場所は多分あまり歩いた事はないだろうと思う。なかなか後から付いてこない。仕方が無いから小生だけ少し先にボルダーを探しに行く。といっても、その海岸の多分この事を言っているのであろうと思われるボルダーはすぐに見えて来た。最初の岩に近寄って裏側の面を見ると、高さはまぁまぁで、傾斜も垂直位のなんとか登れそうな岩だ。

 最初は表のスラブ状の易しそうな面を登って見る。といっても、下地はそんなんだから、飛び降りる訳にはいかない。高さも3m近くは有りそうな雰囲気である。傾斜も緩くはない。

 上に残置のハーケンがある。多分初心者の訓練でもやったのであろう。

 相棒が来ないので相棒の所までデジカメを取りに行き、少しボルダーの写真を撮る。

 スラブの裏の最初に見た面を探って見る。僅かに被っているだろうか。カチホールドがそこそこ有りそうだ。そこに遅れて相棒がやって来たので、デジカメを渡す。

 登れそうなラインを、適当にカチを繋いでなんとか登る。その左のカンテも登って見る。こっちの方がやさしい。

 その先に少し行って、他のボルダーも見て見るが、それらは小さかったり傾斜が無かったりで登る意欲は湧いてこなかった。

 相棒と友達の所に戻り、その反対側の先の今回の目的である、そこから10〜15分位いとされるたまご岩とくじら岩を独りで偵察する事にして、デジカメを受け取り、出発する。

 青い岩塔を越え、もう一つ岬と言うか浜の出っ張りを越えると、少し高い所にたまご岩と思しき岩が見えて来る。道が有れば5分かそこらの所であろう。ガレ沢を登って、たまご岩に近付こうとしたが、足元が悪くて近付き難いので、そこから少し先に見えるくじら岩に先に行く。

 くじら岩は丁度、三峰の先の中津川の満足岩を小さくしたようなそんな形の岩で、その赤岩側の面に4つ程の課題が設定されている。

 近寄って、トポと見比べながら、課題を確認する。このトポはホールドが書き込まれているので、それも参考にしながら課題を探す。しかし、カチと書かれている所にそれらしいホールドが見当たらなかったり、なんとなく、そのホールドがわかり難い。岩から離れて岩の上の形状を確認すると、各課題の上にピンが打って有るのが見える。そのピンの下が課題だろうともう一度確認すると、大体わかって来た。

 その中の真ん中の一番やさしい5C+〜6aという課題を触って見る事にする。少し被っていて、腰から下辺りがハングしている。そのハングの上にスタンスを求めてスタートするらしい。しかし、小生にはそこまで足が上がらない。それに、下地に大きな石が転がっているから飛び降りるのも難しい。一応ゾーンという薄い半サイズのマットを敷いてトライを始める。

 しかし、その石がぐらぐら動くので、やっぱり飛び降りられない。マットを退けて、動く石を動かないように安定させる。大きくて上が平たい石だから、そこに飛び降りれば飛び降りられる。

 手はクラックの左下のカチで出てその右のカチを取るような図になっている。しかし、小生にはその手では出られないから、左手をそれより少し下地の高い陸側にあるカチにしてスタートし、右にトラバースしてトポの右ホールドを取り、その上のクラックのホールドを取ろうとするが、そのホールドを持ちきれないので、仕方なく飛び降りる。

 次は、右足を切って、そのホールドを取るが、その後、足が高く両手が開いてしまって、次に動けない。仕方が無いから、飛び降りて何とか足を送る算段をして見る。

 トポのスタートホールドだと多分使うであろうスタンスに、因みにこの課題にはスタンスの書き込みはないのだが、そのスタンスに何とか左足を乗せたいのだが、それまでの巧いスタンスが無い。

 少し高くなるのだが、斜めに乗れそうなその部分が少し出っ張ったポケット状のスタンスがある。それに乗れないかとやって見る。それに乗れれば、多分上のクラックのホールドが取れるはずだ。

 一回目は失敗するが、2回目に右手をしっかり固めて成功する。そのクラックのホールドはどちらかと言うとガバである。次の両足のスタンスはしっかりしているので幾分楽である。しかし、一段上がってしまったから降りるのは恐い。

 思い切って右手を出して掴んだリップのホールドは何とガバである。助かった。あとは適当にホールドを選んでマントルを返す。やったー。何回目か正確にはわからないが、多分5〜6回目であろう。落ちたらヤバイかなと思いつつ何とか登る事ができた。

 その課題の左の方のランジの課題を触って見る。しかし、ホールドが持てない。スタンスも、この課題にはスタンスが書き込まれているのだが、それが良くない。リップのガチャガチャで中継して6bらしいのだが、とっても出来る気がしない。即諦める。

 ほかの課題も6b以上だから諦めてたまご岩に戻る。さっきはガレ沢沿いに登ったので足場が悪かったが、沢の横の斜面を登ったら登れた。

 この岩には海側の面に6b+と6c〜6c+と6c+の3本の課題が。その左側面にSDの6aの課題が1本あるらしい。

 側面の6aの課題を見ると、少し被っているし、SDだから無理と諦め、その課題をたった状態でのスタートで登って見る。スタートが核心のような課題だから一応一回で登る。で、この岩も登った事にする。

 そろそろ日も傾いて来て、既に5時を廻っている。いくら今日が暖かいといっても北海道の4月である。そろそろ寒くなって来る。少し急いで戻ろうとして足を滑らせ、左足の脛を強打してしまったが、たいしたことにはならず相棒とその友達に合流し、峠まで戻る。

 既に沢山有った車も我々の他は一台だけであった。

 その日は、何時に無く豪華な夕食をごちそうになり、その夜の宿である札幌のホテルまで、高速バスを使って帰った。

 翌日曜日は午前中だけ時間があると言う友達と、再び落ち合うべく、朝の7時半頃にホテルを出て、昨夜降りたバス停に向かう。本日もすごく暖かい一日になりそうである。

 今日は昨日行きそびれた赤岩海岸の隣のオタモイ海岸にある提灯岩に行く事にする。オタモイは友達の地元と言う事で、今回も全てを任せてのボルダリングである。

 昨日通った道からオタモイ海岸に入る。ここも赤岩と同じく一寸した峠を越えて海岸に降りるようになっている。ただ赤岩海岸と違う所はこちらは海岸まで車で降りられると言う事だ。

 七曲がりと言われる道を海岸の駐車場まで降りる。こちらの駐車場は最初上から見た時は2ヶ所かと思われた位に広い所である。

 オタモイ海岸には戦前オタモイ遊園地と言う相当に大きな施設が有ったらしいのだが、戦後間もなく火事で焼けてしまった所らしい。友達も、ここの海岸は素晴らしいので何回か客を案内して来た事が有ると言っていた。確かに断崖絶壁が続き、その絶壁沿いに作られた遊歩道を歩くと素晴らしい景色が堪能出来そうに思えた。

 駐車場の海側のベンチに座ってさっそく朝食にする。メニューは友達お手製のクリームシチューにオニギリである。傍らには五分咲きほどの桜が咲いている。今日もリッチな朝食である。1週前のテントの中でのインスタントラーメンとはおお違いである。

 トポにはオタモイ海岸から10〜15分としか書いていない。しかし、ここからは塩屋方面と赤岩方面と両方に海岸が有り、どちらに行くのかがわからない。友達のお勧めは塩屋方面である。赤岩方面は行った事が殆ど無いらしい。しかし、トポの岩には赤岩海岸側の面と書いてある。それに、赤岩方面の方がなだらかでなんかボルダーが有りそうな気がする。

 一応塩屋方面を案内したそうな友達に納得してもらって赤岩方面の海岸に降りる。やっぱり塩屋方面の海岸に降りる道は舗装されていて立派だったのに赤岩方面への降り口はザレ場を降りるような単なる踏み跡である。それでも、その方面の海辺には何人かの人影が有り、普段から人が降りているようではあったが。

 案の定海岸には道はなく。赤岩海岸と同じである。また今日もこんな所を歩かせるのも何だと思い、磯遊びをすると言う二人を残して、そこから10〜15分と言う提灯岩を目指す。

 こちらは赤岩より大きな岩が多い。従って少し歩き難い。特にサンダルでは尚更である。しかし、少し大きな高い岩を廻り込むと、赤岩よりも小さな丸い岩に変わって来た。そして、提灯岩らしい岩が見えだす。

 付近にはそんなに大きなボルダーは無い。少し先に見える垂直な平面を持つ岩もたまたま近くにいた釣り人の大きさからするとせいぜい2m位の大きさしか無い様だ。

 すでに、10時頃である。1時間くらいしか遊べない。早速支度をしてトポと岩を見比べる。この岩は結構被っているからその部分のホールドにはチョークがはっきりと残っている。それに、顕著な大穴と太いクラックが走っているので、課題はわかり易い。

 ここには6aから6cの4本の課題が設定されているらしい。大きなポケットがあるくらいだからガチガチしたホールドはソコソコある。しかし、被っているから、悪いホールドが多い様である。

 まぁ、どちらかと言うと小生の芸風ではないが、一応一番やさしい6aの課題をやって見る事にする。その前にアップと言う事で、すごく被った赤岩側の面の左のカンテを登って見る。カンテで傾斜が無いからここはやさしい。

 やってみようという課題は左下の大きな穴を両手でスタートし、その上のクラックの中のカチからその上のリップをマントルすると言う6aの課題である。

 先ず大穴からすぐ目の前辺りのカチを右手で取り、その真上のカチを中継してその斜め上のカチをやはり右手で取る。最初は右の方の足でスタートし途中のカチで中継しながら右足を左に持って来て最終的に右手を飛ばしていたのだが、何回かやっていたらその寄せて来る足に最初から乗って直接右上のカチを取れる事を発見する。

 その右手のカチからクラックの中のカチが少し遠く傾斜もあるから、キョンで取りに行くのだが、伸びると右手のカチが効かなくなり上まで手が届かない。一応マットを敷いているのだが、一度右手のカチがすっぽ抜け下の砂利の所にいきなり落ちる。しかし、ここの下地はそんなに大きな石はなく、みな丸っこい石なので、その上に落ちても下の石を押し分けいくらか足が沈んでくれる。実際、その玉砂利状の石がショックを吸収してくれるのである。拝島の日光橋ボルダーの下地がもう少し石が小さいが、ここのように砂利敷き状態にしているのである。そして、それが自然のマット状態になっているのである。まさにそれと同じだったのである。

 少し安心して少し大胆にキョンから伸びて見ると、上のカチが取れた。トポにはカチと書いてあるが、実際はガバチックである。後は足を上げてリップの上のガバに見えるノブを取れば登れると思ったのだが、足が良いのが無く、ガバチックといってもガバではないので相当強く引付けると抜けてしまうのである。下地はマット状態だとは言っても、大きな石も交じっているし、無制限に落ちる訳には行かない。

 キョンを解除し次に上げるスタンスを探すが、これが良いのが無い。これが有れば易しくなってしまうのだが、6aだからやはり無い。そんな中から幾つか選んで試して見るが、やっぱり思い切って落ちる訳には行かない。

 身体を振って見たりしたが、良いムーブが見つからない。そんな中、左足を少し高く上げて正対で身体を固めたら、身体を振るよりは自由が効く。それに次の右手のポケットのサイドが効かせ易くなりそうだ。その体勢でクラックのカチから右手のポケットを取ってクラックの上の方のホールドを探る。すると、クラックに挟まった小石を掴んでしまう。

 ここ迄で既に11時近くなってしまっている。そろそろ帰る時間になってしまった。最後に岩に登っている写真が欲しいとセルフタイマーによる写真撮影を試みて見る。

 カメラを近くの岩の上に置いて、タイマーと書かれたボタンを押して登って見る。カメラを確認すると写真は撮れていない。タイマーのボタンを押してシャッターも押さなければならなかった事に気付く。今度はシャッターを押して登る。確認するとやっぱり撮れていない。シャッターを押す力が弱かったのか。しっかりシャッターを押してまたまた登る。戻ると写真は撮れている。が、思った以上にシャッターの切れる迄の時間が短かったようだ。しかし、既に11時を廻ってしまった。戻らなければならない。急いで支度をして相棒の所まで戻る。相棒と友達は暑くて岩の上に座ってボーッとしていたようだ。

 駐車場まで戻ると、桜がさっきより余計に咲いている様だった。それだけ暑かったのだろう。道理で手がぬめった訳だ。

 昼からは友達の用事に付き合って、6時半頃の電車で千歳空港まで移動する。

 8時50分頃千歳を出発する飛行機だったのだが、エンジンがかからないとかで、9時頃に修理工場に移動するとのアナウンスがある。半分眠っていたから、まいっかとそのまままたうとうとする。これから部品を交換するとのアナウンスがまた入る。マジかよである。結局10時過ぎにやっと飛ぶ。そして、羽田着11時過ぎ。12時丁度発の京急の最終電車にやっと間に合うがその先の電車の保証はない。飛行機を降りる時に一人当り5千円をくれたから二人で1万円をもらったがそんなもので千葉までタクシーで返れる訳も無い。顰蹙覚悟で、山の手線の最終で新宿まで行き、そこからタクシーに乗って都内の親戚の家を訪れる。もう1時を過ぎている。まぁ、お土産を買ってあったから少しは良かったが、親戚にすれば迷惑な話だ。おまけに5時に起きて帰ったと言うのだから。

 それにしても、手荷物を預けた人達は京急の終電車に乗れなかったと思うのだが、その人達はどうしたのだろう。一度経験しておくべきだったかもと少し悔やまれる。


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作成年月日 平成14年 4月22日
作 成 者 本庄 章